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伝える科学技術コミュニケーション

伝える科学技術コミュニケーションには、科学と技術を正確に、中立的に、もしくは包括的に伝えるための活動が含まれます。そのための心得を5つにまとめました。(2025年8月31日時点の心得です。)
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価値観を認め合う対話 

伝える前に自分の立場を認識し、相手の立場や価値観を尊重し、互いに対話し歩みよります。

【背景】
伝える活動が一方通行的にならないように、双方向の観点から伝える活動をとらえていくという思いが込められています。

策定会議中に出た意見

  • 「歩みよる」という表現が危険だと思う。歩みよってはいけない場面もあるのではないか。

「伝える」から「共感・共有」へ  

経験や技術の蓄積をもとに、覚悟と信念と勇気をもって、知識の一方的な伝達を超えて、共感し、分かち合う関係を探り続けます。

【背景】
伝える責任を「覚悟と信念と勇気」という言葉に込め、伝えることによる広がりを「共感し分かち合う関係」という部分に込めました。また伝える活動が伝えることだけで終わらないことを「探り続ける」という文末で伝えています。

策定会議中に出た意見

  • 「覚悟と信念と勇気」とまで言うと仰々しい。もっと軽やかなコミュニケーションがあってもいいのではないか。

  • 共感までは言い過ぎではないか。共有まででとどめておくべきだ。

  • 対話には伝えあうだけでなく、相手への共感や寄り添いの意味も含まれる。そのため、共感という表現は重要だと思う。

科学と社会をなめらかにつなぐ

みんなが笑顔になれる社会に向けて、科学の正確さとわかりやすさのバランスをはかり、「伝わる」と「伝える」の間にあるギャップを意識しながら、探究し続けます。 

【背景】
伝えるの目的を一人一人の納得感、幸福感につなげるという意味で、「みんなが笑顔になれる」という表現にまとめました。また伝える際の正確だがわかりやすくという理念を「正確さとわかりやすさのバランス」と据え、「『伝わる』と『伝える』の間にあるギャップ」という部分で、伝える活動と伝わることの違いに対する自覚が記されています。

策定会議中に出た意見

  • カテゴリーの「なめらか」にという表現に違和感がある。ごつごつしててもいいのではないか?

  • 「なめらかに」というよりも「段階的に」、また科学と社会とのつなぎ方も一様ではないということを表現したかった。

  • 「伝わる」と「伝える」の間にギャップがあるということを表現しているのはいいと思う。

納得をともにつくる

答えが一つではない多様な社会において、立場の違いを前提としながら、科学技術の選択や判断において、だれもが納得できる道を探ります。

【背景】
この社会の多様性を「答えが一つではない」としたうえで、伝える活動の活動は「立場の違いを前提」とすること、そして最終的に科学技術に関する判断において「納得できる道」に導く活動であることをまとめています。


人間だからできる信頼と共感

情報だけでなく、大義や雰囲気、場をともに育み、まつりのように人々を巻き込みながら、共感の輪を広げていきます。 

【背景】
伝えることが情報だけに限らないこと、そして伝えることによってコミュニケーションの輪が広がることを「まつりのように」と表現しました。

策定会議中に出た意見

  • 大義という言葉は違和感がある。多様な意見ではなく、国家的な道徳のような印象がある。*辞書的には「人がふみ行うべき最高の道義。特に、国家・君主に対してつくすべき道。」

  • まつりのようにという表現はここだけ浮いている。

  • まつりのようにという表現が、文化的なものを含んだ表現になっているので、このままでいいと思う。

ご意見について

ご意見募集期間は終わりました。


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