【エッセイ】古い箪笥に眠っていたもの
実家の私の部屋には、古い箪笥がある。
部屋の角の少し凹んだスペースにぴたりとはまっていて、物心ついた頃にはもうそこにあった。祖父や祖母が使っていたものらしく、きっと大正時代あたりのものだと思う。
小さい頃の私は、家のあちこちの箪笥を開けては「何かキレイなもの、面白いものはないかな〜♪」と宝探しをしていた。
けれど、この箪笥だけは引き出しが固くて開けにくく、やっと開けても中にあるのは樟脳の匂いが染みついた祖父の着物ばかり。子どもの私にはまったく魅力のない世界だった。
見た目もボロボロで可愛くなかったので、中学生になる頃にはその前に自分のハンガーラックを置いて文字通り“封印”してしまった。
それから時は経ち、私は実家を離れ、この箪笥の存在を全く忘れていた。
窓もない、真っ暗な空間で封印されていた古い箪笥は”タイムカプセル”と化していたのである。
そんな去年のある時、父から突然ラインが届いた。
「なんかお前の部屋にある古い箪笥から、祖父が戦争に行った時の旗やチョッキが出てきたぞ。」
え!なにそれ!?そんなんあったの!?めっちゃ興味ある!!🤩✨
と思い、夏に帰省した時に実物を見たのだが。。。。👀
それは、まるで博物館に展示されていそうな“迫力”のある品々だった( ゚Д゚)
ちょうど戦後80年の節目でもあり、祖父の行った戦争とははどんなものだったのかを知りたくなったので、私はこの古い箪笥から出てきた布切れたちを手掛かりに、祖父の行った戦争を自分の手でたどってみようと思ったのだ。
。。。というワケで、今後は
いつものショートショートやエッセイに交じって、たまに祖父の戦争関連の記事もアップして参りますのでどうぞよろしくお願いします😊🍀
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