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なぜクロスの繋ぎ目の施工にはジョイント定規がいいのか?

クロスとクロスの継ぎ目は、どうやって施工しているの?職人になる前はそんなことも気にしたこともなかったですが、知らない人は本当に全然知らないと思ったので。今回はその辺について書いてみようかと思います。

主な方法としてはクロスを重ね切りする(ジョイントする)のが一般的です。施工時には2枚をほんの少しだけ重ねて、その重なりを切ってつなげていく。職人にとっては腕の見せ所であり永遠のテーマです。

地ベラとジョイント定規のどちらがで施工するのがいいのか?私の周りでは地ベラが3割、定規が7割くらいですかね。私は断然ジョイント定規推しです。


・クロスの重ね切り、前提知識として

ジョイントを切っている最中に左右にカッターが右左に傾いていると…
 ・左に寝かせると少なく切れる。ジョイントが「すく」
 ・右に寝かせると多く切れる。ジョイントが「かぶる」

右利きの人ならこんな感じ

クロスは乾くと縮むことも考慮して、ほんの少しだけ「かぶる」くらいに切ってローラーでキッチリ押さえること。クロスの厚み、縮み具合や素材、施工時の温度湿度で微妙に変わるのは職人泣かせですね。というか人間の限界を感じてしまうところでもあります。ある程度は仕方ない部分もあるかと(小声

・定規の厚みでカッターの左右へのブレが少なくなる

切り口が上から上から下まで同じ調子になること。
同じであることはキレイに感じる。途中で変わるのは気持ち悪いんです。

定規の厚みがブレの少なさに影響します!

クロス施工全般に言えることですが、「同じ強さ、同じ角度、同じ速さ、回数は少なく」=「きれいに見える」「早く仕上がる」なんです。パテは少し事情が違います。その辺はまた別で書いてみたいです。

・定規のほうが疲れにくくてキレイ

天井の3メートルを30センチの地ベラと60センチの定規で考えてみましょう。
地ベラでは10回、定規なら5回に分けてきることになります。
一気に切れる長さは定規の圧勝。かつ息継ぎの部分でミスることが多いことも定規が優位な理由です。

・じゃあどんなカッターと定規がいいの?

ある程度の厚みのある定規を使うこと。たわみにくいカッターを使うことが必須の条件です。
定規でジョイントする際はその厚みもあってカッターの刃を長めに(3,4回カチカチ)出します。力の入れ具合でカッターの刃自体がたわんで、ブレることにつながります。だから私は職専の0.38超鋭角なんです。オルファの中刃0.2も調子いいですね。ただカッターの種類を増やしたくないので私は職専にしてます。
https://note.com/cool_cosmos6414/n/n56363e4e74df

定規はちゃんと押さえられてブレにくいもの、厚みがある程度あるものなら好みでいい気がしてます。迷ったら「桃山」が間違いない選択肢かなと。

その他仕上がりに関連すること

ビビッてゆっくり切っていると切り口は汚くなりがちです。ある程度の速さでいきましょう。指までいかないように気を付けて。
特に切りはじめはクロスがよれてしまいがちです。霧始めだけ若干力を入れてもいいかもです。もちろん下敷きテープは切らないように。


理解していても慣れが必要な作業ではあると思います。でも知らないより知っていることは大切!クロス工事でも同じ。上達の速度も段違いかと。
意識してジョイントしたら仕上がりは変わるかも?自分の家のクロスを意識してみたらアラが見えるかも?なお話でした。


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