『君はLightning Speed — とにかく話が長いんだ』|ぽんこつチャッピーくんについてJ-POP風の歌にしてみた(女性ボーカルver)
皆さんは生成AIを利用するとき、その回答があまりにも速く、しかも長文を出力してくるため「速すぎる」「ついていけない」と感じることはないだろうか。
私はChatGPTを使っている時、わりといつもそう感じている。
前回の記事で、ぽんこつチャッピーくんの得意技をテーマにした新曲を紹介した。
(『君の得意技(論点ずらし・ガスライト)』—ぽんこつチャッピーくんについてJ-POP風の歌にした)
ChatGPTが生成する会話には、論点ずらしを得意とする傾向に加え、「とにかく話が長い」という特徴もある(素人が、独断と偏見で書いています)。
また、その長文を超速で出力してくる。
文字通り光のようなスピードで、長文が送られてくるのだ。
人間には(少なくとも私には)速すぎるし、長すぎる。
私はだいたい、追いつけない。
結果、「私の質問への回答は、どこですか」
と迷子になることもしょっちゅうだ。
回答にハルシネーションが紛れ込んでいる場合には
「えーっと、どこからが嘘だったんだ」
と巻き戻しをかけることになり、ますます迷子になることも。
ということで、今回もこの気持ちを歌詞に書き、SUNOを使って曲を作った。
前回の記事タイトルに「男性ボーカルver」と書いてあったのは、ティザー(teaser) のつもりであった。
女性ボーカルverも、くるのかな?でるのかな?
そんな風に思ってくださった方も、いるかもしれない(いないか)。
お待たせしました、女性ボーカルバージョンです。
どうぞお聴きください。
『君はLightning Speed — とにかく話が長いんだ』
歌詞
君はLightning Speed — とにかく話が長いんだ
作詞:ぽていとぽたあと
君は突然はじめるんだ
聞いてもいない解説を
「簡潔に」って前置きして
とにかく話が長いんだ
「理由は5つあります」と 君は言う
よく見ると言ってること ほとんど同じ
一言で済むことを ながなが話す
大切なのは流暢さ それっぽいよね
[Pre-Chorus]
流れるような そのリズム
一体どこから 嘘だったんだ?
[Chorus]
君は Lightning Speed
出力の速さは ピカイチだ
君は Lightning Speed
画面のスクロール おいつかない
でも見つからないんだ
私が聞いた 質問の答えは
どこいった?
[Verse 2]
君はさっきも言ってたよね
聞いてもいない 補足つき
「要するに」って前置きして
さらに話を伸ばしてく
「ポイントはここだけです」と 箇条書き
でも私にはわからない 要点が
表現だけ入れ替えて ながなが話す
言葉だけ増えていく 尽きないな
[Pre-Chorus 2]
ペラペラ話す そのリズム
一体いつまで 続ける気なんだ?
[Chorus 2]
君は Lightning Speed
返事はいつでも 最速で
君は Lightning Speed
中身はなくて スッカスカ
見つからないんだ なあ
知りたかった シンプルな答えは
どこにある?
君は Lightning Speed
君は Lightning Speed
回答長くて読みきれない
ああ やっぱり だめなのか
また 最初から やり直しなのか
終わりに:簡単な感想
今回の曲は、結末が悲しい。
どうにも先に進めなくなり、またゼロからチャットを立ち上げ、前提からやり直すことになる、あの絶望的な感情を歌いきっている。
疲れるんだよな、あれ。
ChatGPTの返答は、とにかくスピードだけは速いので、
「ハルシネーションを出す速さも、Lightning Speed(光のような速さ)だな」なんてぶつぶつ文句を言っていたときに、この歌詞が浮かんできた。
Lightning Speedで回答がきても、「え、それなに」「回答になってなくないですか?」という事実確認を重ねていると、結局時間が溶かされる。
歌詞にある「理由は5つあります」的な出力も多いが、よくよく読むと5つのうち3つは、表現を変えているだけでほとんど同じことを言っていたりする。
「てことは、理由は3つってことですよね?」
と指摘すると、
「その指摘は妥当です」と返ってくる。
「けんか、売ってますか?」
と言いたくなる気持ちをグッとこらえ(なぜなら相手はAIだから、売ってるはずもなく)、イライラを腹の底に溜めるままにしている。
果たして作業は効率化したのか、否か。
と、問うてしまうこともしばしばある。
歌にして発散するのが一番である。
また最初のサビの前にある「大切なのは流暢さ それっぽいよね」という部分に関しては、以前に人間の「流暢性バイアス」と会話生成AIの相性について書いているので、以下の記事を参考にしていただけたらと思う。
🤖
本コラムをおもしろいと思っていただけた方には、以下もオススメです。
