息子と東京へ
息子と旅ができるなんて!
しかも、息子とふたりだけの一泊旅行は初めてのこと。
舞い上がりすぎた私が、冷静な息子に引率してもらったような、母的には幸せ過ぎる旅になりました。
旅の一部を、書き留めています。
よろしかったらお付き合いくださいね。
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先月、ある式典に参加するため、東京へ行く機会がありました。
東京には夕方到着し、式典が行われるホテルに前泊する予定でした。
花の都大東京にひとりで泊まるなんて、考えただけでビビります。
以前なら長女にお供を頼んでいたのですが、彼女は、まだ小さな子どものお世話で今は大変!
夫には、介護が必要な次女のお世話をお願いするため、旅の同行は頼めません。
なので今回はダメ元で、21歳の息子に付き添いを懇願しました。
「仕事を午前で切り上げて、付き合うよ!」と、息子は快諾してくれました。
一緒に宿泊し、翌日の式典にも、その後のほんの少しの東京観光にも付き添ってくれることになりました。
出発の何日も前から、嬉しすぎる私の頭の中は東京一色。毎日、スキップするような気分でした。
観光はどこへ行こうか、何を食べようか、息子は何が食べたいかな、あれこれ調べながら想像を膨らませていました。
スマホの小さな画面では、いまいち位置関係や雰囲気がイメージできない昭和脳の私は、やっぱり王道の本を購入。

行きたいところのページの角をせっせと折りながらガイドブックを熟読し、行った気分になるくらい、東京に詳しくなりました。
待ちに待った旅行1日目の夜。
まずは、息子と一緒に夕飯を食べに行きました。

美味しい匂いと一緒にホテルへ戻ります。
順番でお風呂に入り、コンビニで買ったヨーグルトを息子と食べて、それぞれのベッドに転がりました。
同じ空間で、息子と一緒に眠るのは何年ぶりでしょう。
たしか、小学生になったくらいから彼は「ひとりで寝る」って言い出して、自分の部屋で寝ていたような気がします。
息子が家にいる間は、ソファでうたた寝している彼を当たり前に見ていましたが、息子が家を出て一人暮らしをするようになってからは、彼が寝ている姿を見ることもなくなり。
息子と並んで同じ空間で横になっていることが、しみじみ嬉しくなりました。
私がはしゃいで一方的におしゃべりしているうちに、息子はスーッと寝ちゃって。
仕事帰りだったから疲れているのかな
この子はいびきをかかないんだな
相変わらず、布団に顔半分埋もれて寝るんだな
でっかくなったな
などなど、しばらくじわじわ思っていたら、私も知らぬ間に寝ていました。
2日目。
式典が無事に終わり、帰りの新幹線までの約4時間をどう過ごすのか、東京駅で荷物をコインロッカーに入れながら息子に相談すると、彼はスマホでサクッと検索し、ニカっと笑って行きたいところを見せてきたので、そこへ行ってみることになりました。
事前に詰め込んだ私の東京観光の知識は全く無駄になりましたが、私も憧れていたおしゃれエリアだったし、しかもなかなか興味深い催しだったので、大賛成でそこへ向かいました。
ゴミうんち展
※残念ながら、こちらの展示は終了しています
ちびっこが好きそうなネーミングです。
おそらく息子はネーミングだけで決めていますが、私もまぁまぁ同類です。
きっと、いろいろ深いんじゃないかな、と思ったのです。

21_21 DESIGN SIGHT

館内に展示された作品たちに圧倒され、基本的に薄い知識や浅い意識しかない私たちは「へぇー」の連発でした。
例えば、犬のフンでできた真っ黒な実物大の犬のオブジェとか
鹿のフンでできた鹿のオブジェとか

めちゃくちゃ深い。
もちろん、無臭です。
他にも





「この世には、ゴミもうんちも存在しない」
うん、わかりみが深くて好き!

「捨てるものはなくて、すべてが循環する」という観点から作られたデザインやアートを通じて、環境危機や資源枯渇の問題など、世界が取り組むべき課題をあらためて考えさせられました。
2人ともわかったような気持ちになりながら、何がわかったのかがわからない、みたいな複雑な気持ちを胸に、施設を出ました。
六本木は快晴。
東京まで来て、なんで「ゴミうんち展」だったんだろう、浅草とか、スカイツリーとか、豊洲だってあるんだけどな、とか思いつつ。
出し切ったというか、やりきったような気持ちで、それぞれ帰路につきました。
泊を伴う旅行にずっと無縁だった私が、息子と一泊旅行できて、しかもこんな楽しい時間を過ごせるなんて。
毎日を地味に頑張っていたら、たまには神様もご褒美をくれるんだなと思いました。
もちろん、次女に付きっきりで二日間頑張ってくれた夫にも、元気にお留守番してくれた次女にも、感謝しかないです。
長女との初めての一泊旅行から2年。
このエッセイの最後に、「次は息子とも、2人で一泊旅行に行きたいなぁ。」と書いたのですが、思いがけず、その夢が叶いました。
次の夢は、ひとりで宿泊することかな。
いつか、外国へも行ってみたい。
旅の「初めて」をトライする夢は、まだまだ膨らんでいきそうです。
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こちらの企画に参加させていただきます。
