[海外就職]#2 海外大学院に行く前、日本で就職する選択肢も本気で考えていた
前回の記事では、海外キャリアを作るまでに自分がやってきたことについて書きました。
今回は海外大学院に行く前に考えていた日本就職について書いていきます。
まず簡単に自己紹介すると、自分は日本の大学を卒業した後、ヨーロッパのとある大学院に進学し、そのまま現地でソフトウェアエンジニアとして就職しました。 現在もヨーロッパに住んでおり、アメリカ発の企業でソフトウェアエンジニアとして働いています。この note では、海外大学院や海外就職を考えている方や関連する情報を集めている方に役立つ情報を発信しています。この記事がいいなと思ったら他の記事も読んでもらえると嬉しいです。
海外でソフトウェアエンジニアとして働くとことを目標としてから、海外大学院を考える前も、合格をもらった後も、日本で就職して経験を積んでから海外に出る選択肢を何度も考えていました。
今回は、そのとき自分が何に迷っていたのかを書いてみようと思います。
最初は、地元の会社に入りかけていた
一番最初に就職先として考えていたのは、地元にある小さな受託開発の会社でした。
卒業前からアルバイトとして働いていて、そのまま入社する流れもかなり現実的にありました。
その会社には海外とのやり取りもあり、将来的に海外で働ける可能性もゼロではありませんでした。
そのため、当時の自分にとっては、「海外を諦める選択肢」というよりも、「日本で働きながら、少しずつ海外に近づく選択肢」のように見えていました。
まずは地元で働き、実務経験を積みながら、将来的に海外と関わる仕事ができればいいのではないか。そんなふうに考えていました。
今振り返っても、その考え方自体はおかしくなかったと思います。
実際に仕事としてコードを書く経験ができましたし、小さい会社だからこそ、開発だけでなく、会社や案件の動きが見えやすい部分もありました。
ただ、友人から「他の選択肢も考えてみたら」と言われたことで、少しずつ別の選択肢にも目を向けるようになりました。
そこから、メガベンチャー系の企業、そして海外大学院という選択肢が、自分の中で少しずつ現実味を持ち始めました。
大学院に受かった後も、就職する選択肢は残っていた
その後、ある大学院の入試を受けて、海外大学院から合格をもらいました。
ただ、合格したからといって、すぐに進学を決められたわけではありません。大きかったのは、留学した後に就職できる保証がないという不安と、奨学金の結果がまだ出ていなかったためです。
今すぐ海外大学院に行くべきか。
それとも、日本で数年経験を積んでから海外に出るべきか。
これは、海外キャリアを考える人の多くが一度は悩むポイントではないかと思います。
特にソフトウェアエンジニアの場合、実務経験はかなり重要です。
海外大学院に行けば自動的に海外就職できるわけではありません。
学位があっても、開発経験が少なければ就職活動で苦戦する可能性はあります。
一方で、日本で数年働いてから海外に出る場合は、実務経験を積める反面、海外に出るタイミングが後ろにずれます。
どちらが正解というより、自分の状況に合わせて判断する必要があると思います。
当時迷っていたポイント
今振り返ると、自分が迷っていたポイントは大きく三つありました。
一つ目は、実務経験です。
前回の記事でも書いたように、海外就活では「何を学んだか」だけでなく、「何を作ってきたか」も見られます。
どんなプロダクトに関わったのか。
チームで開発した経験があるのか。
自分の担当範囲を持って実装したことがあるのか。
こうした経験は、LinkedIn や CV、面接で自分を説明するときに重要になります。
自分の場合、学生時代に長期インターンやアルバイト、業務委託のような形で開発経験を積んでいました。それでも、日本で正社員として数年働いた経験があるわけではなかったため、「この状態で海外に行って大丈夫なのか」という不安はありました。
二つ目は、お金です。
海外大学院は、学費や生活費の負担が大きいです。
自分の場合、最終的には現地国の公的奨学金を受けられることになりましたが、それが決まるまではかなり現実的に悩んでいました。
奨学金が取れなかった場合にどうするのか。
自己資金で行くのか。
一度働いてから行くのか。
ここは、気持ちだけでは決められない部分でした。
三つ目は、卒業後の就職です。
海外大学院に行ったとしても、その後に現地で就職できる保証はありません。
特に外国人として就職活動をする場合、実力だけでなく、ビザや就労許可、企業側の採用方針など、自分ではコントロールしきれない要素もあります。
その意味では、「まず日本で経験を積んでから海外に出る」という考え方にもかなり納得感がありました。
それでも海外大学院を選んだ理由
最終的に自分が海外大学院への進学を選んだ大きな理由の一つは、奨学金を受けられることが決まったからです。
これによって、経済的なハードルが大きく下がりました。
もう一つ考えていたのは、海外大学院に行ったとしても、日本で働く可能性が完全になくなるわけではないということです。
留学中に日本企業の面接を受けることもできますし、進学したあとに進路を考え直すこともできます。
もちろん簡単ではありませんが、「海外大学院に行く=日本の選択肢がすべて消える」というわけではないと思いました。
一方で、その時点で海外大学院を見送った場合、自分は数年後にも同じように迷っているかもしれないとも感じていました。
日本で経験を積むことは大事です。
ただ、自分の場合は、すでにある程度の開発経験はありました。
完璧ではないけれど、まったくの未経験でもない。
その状態で奨学金をもらえるなら、一度海外大学院に進んでみるのも現実的な選択肢だと思い、留学することを決意しました。
今振り返って思うこと
今でも、メガベンチャーやベンチャーで2〜3年働いてから海外大学院に行く選択肢は、悪くなかったと思っています。
むしろ人によっては、その方が合っている場合もあると思います。
特に、開発経験がほとんどない状態で海外就職を目指す場合は、まず日本で実務経験を積むことが大きな武器になるはずですし、AIツールが発展した現在において、全く実務経験のない外国人を必要とするとは考えにくいです。
一方で、ある程度の経験があり、奨学金や進学先などの条件が整っているなら、早めに海外に出てしまうことをお勧めします。
海外キャリアは、必ずしも一直線に進むものではないと思います。
日本で経験を積んでから海外に出る人もいれば、海外大学院を経由する人もいます。最初から海外企業に挑戦する人もいると思います。
自分の場合は何度か迷いながら、最終的に海外大学院という道を選びました。
今現在留学をするかどうか悩んでいる人は、自分が留学の先に何を見据えるているのかと、自分の現在地をしっかり整理できると良いと思います。
今回は以上です。
次回は、自分が海外大学院を選ぶときに見ていたポイントについて書いてみようと思います。
