[海外就職]#10 海外就職で実際に使った4つの応募ルート

前回の記事では、大手とスタートアップの比較について書きました。

ここまでの記事では、海外テック企業の求人票の見方や、求人票から会社の状態を読み取る方法、そして応募先を選ぶときの考え方について紹介してきました。

今回は、その次のステップとして、実際にどのような方法で企業へ応募していたのか、自分が利用していた応募チャネルと、それぞれの特徴について紹介します。

まず簡単に自己紹介すると、自分は日本の大学を卒業した後、ヨーロッパのとある大学院に進学し、そのまま現地でソフトウェアエンジニアとして就職しました。 現在もヨーロッパに住んでおり、アメリカ発の企業でソフトウェアエンジニアとして働いています。この note では、海外大学院や海外就職を考えている方や関連する情報を集めている方に役立つ情報を発信しています。この記事がいいなと思ったら他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

LinkedInは「応募サイト」よりも「企業を探す場所」

海外就職を考えたとき、最初に利用するサービスの一つがLinkedInだと思います。自分も海外就活ではLinkedInをよく使っていました。

ただし、自分にとってLinkedInは、直接応募するためのサイトというよりも、企業や求人を探すためのツールでした。

勤務地、職種、経験年数などで条件を絞り込めるため、自分に合いそうな求人を効率よく探せます。気になる企業を見つけたら一度リストに入れておき、その会社や求人について調べてから応募していました。

LinkedInには、プロフィールやCVを使って簡単に応募できる「Easy Apply」という機能もあります。ボタン一つで応募できるのは便利ですが、自分の場合、数十社に応募しても一度も返事が来ませんでした。

知名度のある企業の求人には、公開後すぐに数百件の応募が集まることもあります。そのすべてを一件ずつ同じように確認しているとは考えにくく、Easy Applyだけではほかの応募者に埋もれてしまう可能性が高いと感じました。

もちろん、企業や求人によって事情は異なります。それでも、自分はEasy Applyだけに期待して就職活動を進めることはしませんでした。

LinkedIn経由で選考につなげたいのであれば、Easy Applyを押して終わるよりも、求人を投稿しているリクルーターを探し、直接メッセージを送る方が効果的だと思います。

少し図々しく感じるかもしれませんが、返信がなければそれまでです。応募して何も起きないのであれば、直接連絡してみても失うものはあまりありません。

企業サイトから直接応募する

自分が最もよく使っていたのは、企業の採用ページから直接応募する方法でした。

LinkedInで求人を見つけても、その場では応募せず、企業の採用ページに移動して、同じポジションが掲載されているか確認していました。掲載されていれば、基本的には企業サイトから応募していました。

こちらも、決して高い確率で返事が来るわけではありません。

それでも自分の場合、LinkedInのEasy Applyでは一度も返事が来なかった一方で、企業サイトから直接応募した求人では、実際に選考へ進んだことがありました。

企業サイトから応募すれば必ず有利になる、とまでは言えません。LinkedInから応募しても企業サイトから応募しても、最終的には同じ採用管理システムに登録される場合もあると思います。

それでも、応募方法を選べるのであれば、自分は企業サイトから直接応募する方を選んでいました。少なくとも、自分の経験では、こちらの方が可能性を感じられたからです。

リクルーターから連絡が来ることもある

海外就活では、自分から応募するだけでなく、リクルーターから直接メッセージが届くこともあります。

リクルーターはLinkedIn上で、勤務地、職歴、スキル、現在の勤務先などをもとに候補者を探しています。

そのため、すでに知名度のある企業や海外テック企業で働いている人、求人が出ている国や地域に住んでいる人は、連絡を受けやすくなります。

自分が最初の就職先を探していたときも、二社のリクルーターから連絡をもらいました。その二社の面接を同時に進め、最終的にはどちらからも内定をもらいました。

就職してからも、リクルーターからのメッセージは継続的に届いています。その中には、世界的に知られているテック企業からの連絡もありました。

もちろん、連絡が来たからといって、選考に通ることが約束されるわけではありませんが、自分で応募して返事を待つよりも選考へ進みやすい経路だと断言できます。

海外就活では、「自分から応募する」ことだけでなく、「企業から見つけてもらう」ことも重要です。

リファラルも有効な選択肢

もう一つ、海外就活でよく使われる方法がリファラルです。

リファラルとは、その企業で働いている社員から紹介してもらい、応募する方法です。

自分自身は、就職活動をしていた当時、リファラルを積極的には利用しませんでした。

ただ、現在は自分がリファラルを依頼される立場になり、LinkedInを通じて紹介をお願いされることがあります。

多くの企業では、紹介した人が採用されると、紹介した社員にもインセンティブが支払われる制度があります。そのため、面識があまりない相手であっても、プロフィールや経歴を見た上で協力してくれる人はいます。

もちろん、知らない人にいきなり紹介を依頼すれば、必ず応じてもらえるわけではありません。社員側も、自分の名前を使って候補者を紹介することになるため、誰でも無条件に紹介できるわけではないからです。

それでも、応募先に知人がいる場合や、自分と近い経歴を持つ社員と接点を作れた場合には、有効な選択肢になると思います。

応募するだけでなく、見つけてもらう準備をする

海外就活では、「どの企業に応募するか」と同じくらい、「どの経路から企業と接点を作るか」も重要です。

自分の場合は、LinkedInで求人を探し、気になる企業をリストに入れ、企業サイトから直接応募していました。それと並行して、リクルーターに見つけてもらえるようにLinkedInのプロフィールも整えていました。

結果として、企業サイトから応募して選考へ進んだこともありましたが、実際に最初の就職先につながったのは、リクルーターからのメッセージでした。

この経験から、海外就活では応募数を増やすだけではなく、企業やリクルーターから見つけてもらえる状態を作っておくことも大切です。

次回は、海外就活でLinkedInがなぜ重要なのか、そしてリクルーターから見つけてもらうためにプロフィールのどこを整えるべきなのかについて書いてみたいと思います。

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