自信を失った息子が選んだ太陽と月の石~ 天然石物語~
こんにちは、ARYAアーヤです。
天然石アクセサリー作家として活動する中で、印象に残る出来事がいくつもあります。
ひとつひとつの出会いには、その人の歩みや想いが映し出されていて、まるで物語を見ているよう。
今日お話しするのは、私にとって特別なお客様。
息子の物語です。
5月。久しぶりに帰省した息子。
「パワーストーンリーディングをしてみてよ」と声をかけた。
ビーズアーヤのパワーストーンリーディングは、約30種類の天然石の中から直感で石を6つ選んでもらい、そこから最終的に、1つの石へと絞られていきます。
具体的な手法はここでは書きませんが、選んだ石が今の心の状態や必要なメッセージを教えてくれるというもの。
今回の息子の場合、最初に手に取ったのは
サンストーン。
そして最後に残ったのが、
ホワイトムーンストーン。
太陽と月。
息子には天然石の知識はまったくない。
「その石を選んだの、意外!」
サンストーンは赤系の石。
ホワイトムーンは優しい乳白色。
どちらも女性がよく選ぶ石。
「サンストーンはね、自信を思い出させてくれる石。
そしてこのホワイトムーンストーンは、心をやわらげてくれる石なんだよ。」
息子は少し笑ってから、ぽつりと言った。
「さすがに一年がんばってきたプロジェクトがダメになったのは、へこむし。ちょっと、自信なくしてるかも。」
その言葉に、胸の奥が少し痛んだ。
仕事がうまくいかなかったとは聞いていたけれど、こんなに深く落ち込んでいたなんて知らなかった。
あぁ、だから帰ってきたんだ。
休むために。

1週間の滞在。
料理が得意な夫は腕をふるい、家族3人で囲む食卓には、久しぶりに笑い声が戻っていた。
息子は、散歩に出かけたり、猫と遊んだり、庭を眺めたり。
のんびりと時間を過ごしていた。
帰る日の前夜。
荷造りをしている息子の背中が、どこか穏やかに見えた。
「少しはリラックスできた?」と声をかけると、
「うん、だいぶ。やっぱ家、いいな」と笑った。
「これ使ってね。癒しの石だから」
ホワイトムーンストーンのチャームを渡した。
「嬉しい。ありがとう」
石をしっかりと握りしめていた。
数ヶ月後、
電話の向こうから聞こえたのは、あの日よりもずっと明るい声だった。
「新しいプロジェクト、動き始めたよ。」
元気をくれたのは、石そのものではなく、
その石を通して自分を見つめ直したこと、
そして帰れる場所でゆっくり休めた時間だったのだと思う。
~天然石の意味・伝承~
サンストーン
太陽の光を宿すような明るさを持ち、
自信・行動・喜びを象徴する石。
古代ギリシャでは太陽神の加護を授ける石とされ、北欧では航海の方位を導いたと伝えられています。
落ち込んだ心に再び光を灯す
そんなエネルギーを持つといわれます。
ホワイトムーンストーン
月の光のように静かで優しい輝きを放ち、
癒し・直感・穏やかさをもたらす石。
古代ローマでは「月の光が固まった石」と呼ばれ、旅人や女性を守るお守りとして大切にされました。
心を整え、静かに自分を取り戻すサポートをしてくれます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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