誰かのブループリントでは生きられない|創造者のコード集 #017
オーディオブック The Creator Code を繰り返し聴いている。
その中で語られる「ブループリント(設計図)」という言葉に、心が動いた。
『The Creator Code』では、ブループリントは「あなたの人生の結果を決めている設計図」だと説明されている。
特に印象に残ったのは、次のようなメッセージ。
ブループリントは、過去にインストールされたプログラム。
これは、あなたが意識して選んだものではなく、子どもの頃の経験や繰り返しの感情によって、無意識のうちに書き込まれた「潜在意識のOS」のようなものです。
だから、本当に望む人生を生きたいなら、この古いOSを最高の自分の設定にアップデートしなければなりません。
新しい設定を上書きしよう。つまり、自分の潜在意識を意識的に再プログラムしようということ。

この説明はとてもわかりやすい。
けれど、私の中には「魂にはそれぞれデフォルトのキャラクターがある」という考えがある。
人はみな、最初からそれぞれ固有の設計図を持って生まれてくる。
ただ、生きていくうちに、その上にいろんなものが塗り重ねられていく。
「〜すべき」「これが正解」「みんなこうしている」
そういう余計なものを、少しずつ削ぎ落としていく。
その先に、本来の自分の設計図が現れる。
私にとってブループリントとは、書き換えるものではなく、思い出すもの。
この考えは、noteでの発信にも通じていると思う。
noteを開くと、「こうすれば伸びる」「成功するには〇〇」というHow toがあふれている。
いろんなことを分析し、数字を伸ばす方法を教えてくれる人も多い。
私にも、noteの師匠がいる。
数字が増えると嬉しい気持ちになるし、読んでもらえるチャンスが広がる。
届けたい人に届くための技術は確かに必要。
初心者にとっては、そうした道しるべがあると助かる。
方向が見えない時期に、誰かのブループリントを参考にするのは自然なことだと思う。
けれど、ずっと誰かの設計図をなぞっていくのは違うなと思う。
自分の言葉やリズムを取り戻していく過程こそ、私にとっての「ブループリントを生きる」ということ。

英語教育の現場でも同じことを感じてきた。
私はかつて、「〇〇式」「△△メソッド」といった正解のようなものを探していた。
けれど気づいた「この子には合うけど、この子には合わない」
一人ひとりのブループリントに合わせて伝えるほうが、ずっと深く届く。
この伝えるという視点は、文章にも通じている。
届けたい人に届くように、構成を整え、言葉を磨く。
技術を身につけるというのは、感性を抑えることではなく、感性をちゃんと形にして伝えるための力だと思う。
私は、日々見つめている世界や気づきを言葉にする。
その中に、誰かが自分の感覚と響き合う瞬間があれば、それが何よりの喜びであり、私が書く理由。
アクセサリーを作っていると、考えるより先に手が動いている瞬間がある。
気づけば、素材同士が自然に調和して、意図を超えた美しさが現れてくる。
そのとき私は「創っている」というより、「創造が私を通して起きている」と感じる。
自分のブループリントとひとつになっている感覚。

How toも、思想も、哲学も、宗教も、すべては誰かのブループリントにすぎない。
けれど、それらに触れることで、自分の中の設計図が反応し、「私はどう感じ、どう生きたいのか」が少しずつ見えてくる。
学ぶとは、思い出すこと。
そして、思い出した自分の設計図を生きること。
それが、私のブループリント。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
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