英会話初心者ー最初に覚えたいのは、単語じゃなく“音”
こんにちは。ARYAアーヤです。
前回の "英会話講師のノート" では、
『英会話初心者が最初にやるべき3つのこと』
“度胸と勢い” について書きました。
今回は、私の英語人生の中で一番大きな転機となったテーマ「発音」についてお話しします。
出会い
英会話初級レベルの頃の私は、“度胸と勢い”で話していました。
旅行先で「milk」と注文しても通じず、
思わず「cow」と言いながら乳しぼりのジェスチャーをしたこともあります。
そんな私に「発音の基礎」を一から教えてくれたのが、トオル先生でした。
初回のレッスンで、先生は私の英語を聞いて静かに言いました。
「あなたに必要なのは、文法でも単語でもなく、“音” を変えることです。」
そこから始まったのは、
water, wolf, woman, world の4語だけをひたすら練習する、まるで筋トレのような時間。
ウォーター、ウルフ、ウーマン、ワールド
カタカナ発音だった単語を一気に矯正してくれました。
「もう一回。はい、そこ。舌が奥すぎる。」「今の“w”は惜しい、もう少し唇を丸く。」
そんなふうに、60分があっという間に過ぎていく。正直、くたくたでした。
でも、終わる頃には「自分の口で英語を出せた」という実感がありました。
トオル先生とのレッスンでは、英語の音、一つ一つの出し方を徹底的に学びました。
口の形、動かし方、舌の位置、喉の使い方
トレーニングすべきことが本当にたくさんありました。
あの時間が、私の英語を根本から変えました。

あの時間が私の英語を根本から変えました。
もし、これを読んでいるあなたが
英語の発音を学びたいと思っているなら、
発音を“ちゃんと”指導してくれる先生を見つけましょう。
ここでいう「ちゃんと」とは、生徒の今の状態をよく観察して、
「舌の位置」「口の形」「喉の響き」など、
細かい動きを一緒にトレーニングしてくれる先生のこと。
そんな先生に出会えたら、英語の音は確実に変わります。
良い先生を探すために
発音を本気で変えたいなら、信頼できる指導者と出会うことが一番の近道です。
どこで探す?
発音専門の英会話スクール
個人レッスン・オンライン英語コーチ
SNSやYouTubeで発音を教えている講師
体験レッスンで確認してみよう
「thの発音ってどう出すんですか?」と質問したとき、
“舌を歯に軽く挟んで息を出す”と具体的に教えてくれるか?「rとlの違い」を口の形や舌の位置で説明してくれるか?
あなたの発音を聞いて、「今の音は近い」「もう少し前で」と感覚的なフィードバックをくれるか?
良い先生が見つかるまでの間に
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サマー先生と英会話!
アメリカ出身のサマー先生が、日本語で分かりやすく口の形・母音・発音のコツを丁寧に教えてくれます。
正しい発音を“見て・真似して・声に出す”。
それが、最初の一歩です。
カナダでの撃沈
カナダに住んでいた時期があります。
トオル先生の特訓のおかげで、発音には自信がありました。現地の人からも何度も「発音いいね」と言われました。
ところがある日、クリニックの予約を取ったときのこと。
Saturday(⼟曜) のつもりが、Thursday(木曜) に入っていました。
私の「Saturday」が、相手には「Thursday」に聞こえていたのです。
それ以来、音が似ている単語は特に注意して発音し、予定を伝えるときには必ず日付も一緒に言うようにしました。
“Thursday, the 12th.”
“Saturday, the 14th.”
生徒さんにも必ずこのエピソードを話します。
そして、
“Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday.”
の発音特訓をします。
「Hawaii」も「Italy」も聞こえなかった生徒さん
社会人の生徒さんの一人。
2年前に通い始めた頃は、Hawaii も Italy も聞こえませんでした。
脳の中には「ハワイ」「イタリア」という日本語の音が強く刻まれていたからです。
でも、先日のリスニング課題。彼女は
world tour を聞き取ることができました。
意味は分からないけれど、「こう聞こえた」と自分の口で発音してくれたのです。
その瞬間、私は思わず「やったー!」「おめでとう」と声を上げました。
「それね、カタカナで言うと“ワールドツアー”だよ」と言うと、
彼女は「えっ〜!」と驚き、他の生徒さんたちは「すごーい、私、分からなかった〜!」と声をあげ、盛り上がりました。
毎回のレッスンで続けてきた発音練習が、聞こえる力に変わった瞬間でした。

英語教育の現場で感じること
英語を教えていると、カタカナ発音が定着してしまっていることをよく感じます。
たとえば bath(お風呂)を「バス」、they を「ゼイ」と書いてしまっている教材を見かけます。
これらは、間違いです。
thの音は日本語には存在しません。
th の発音は舌を軽く歯に挟んでだす音。
練習すれば誰でも出せる音なのに、 カタカナで覚えてしまうことで、通じない英語になってしまっているのです。
これは、外国人の友達に 「机 」を「チュキュエ」と教えるような
本人は一生懸命覚えても、通じない。
正しい音を知ることは、発音を良くするためだけではなく、相手に届く英語を話すため。
大人になってからの発音は筋トレ
生徒さんとは、繰り返しの発音練習を大切にしています。
発音は、感覚だけでなく筋トレのようなもの。
口や舌の動きを意識しながら、何度も繰り返すことで、少しずつ体が“正しい位置”を覚えていきます。
発音できる音は、脳がその音を知っていると認識します。
言語学の世界では、「自分が出せる音ほど聞き取りやすい」ことが研究で明らかになっています
発音の練習とは、耳と脳に音の地図を刻むこと。
地図ができれば、次からはその音を迷わず見つけられるようになります。
一度出せるようになった音は、自然と聞き取れるようになるのです。
AIが発達し、翻訳・通訳アプリの精度が驚くスピードで上がっています。
けれど、自分の声で伝える喜びは、どんな技術にも代えがたいと私は思います。
最後に
正しい発音を身につけることは、
単に「英語が上手くなる」ことではありません。
自分の声で世界とつながる力を手に入れること。
発音が変わると、英語が変わり、
英語が変わると、あなたの世界が変わります。
Change your sound, and a new door opens.
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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