ラブラドライト|内側に眠るオーロラ~アーヤの天然石物語~
こんにちは。
『天然石とことばのクリエイター』アーヤです。
天然石アクセサリー作家としてこれまでたくさんの石に触れてきました。
透明な石。深い色の石。やわらかく光る石。
そのどれにもそれぞれの魅力があります。
けれど、「一番好きな石は?」と聞かれたら、迷わずラブラドライトと答えます。
今回は、そのラブラドライトについてお話しします。
なぜ好きなのか?
それは、初めてこの石に触れたとき、宇宙とつながるような感覚があったから。
大げさに聞こえるかもしれない。
けれど、ラブラドライトの奥に浮かぶ青や緑の光を見たとき、綺麗!と思っただけではなかった。
どこか遠くの世界と自分の内側がつながるような不思議な感覚があった。
ラブラドライトは、カナダのラブラドール地方に由来する名前を持つ天然石。
見る角度によって、青や緑、金色の光が浮かび上がる。
その光は「ラブラドレッセンス」と呼ばれる。
石の中にオーロラが眠っているようにも見える。
天然石の世界では、直感、変容、潜在能力、魂の道しるべの石として語られることが多い。
たしかに、ラブラドライトには「道しるべ」のような雰囲気がある。
強く背中を押すのではない。
派手に主張するのでもない。
ただ、必要なときに静かに光る。
ぱっと見たときには、静かなグレーに見えることもある。
でも、少し角度が変わった瞬間、石の奥から光が現れる。
その光は外側から足された輝きではない。
もともと石の内側にあったものが、ある角度でふっと見えるような光。
私はその感じがたまらなく好きなのだと思う。

Coherenceの石
ラブラドライトには、coherence と言うことばが合うと思う。
coherence。
日本語にすると、整合性、一貫性、調和。
けれど、私にとってはもっと体感に近い言葉。
頭で考えていること。
心で感じていること。
身体が知っていること。
それらがばらばらではなく、すっと同じ方向を向いている感覚。
無理に力を出そうとしなくても、自然に動ける状態。
私はそれを coherence に近いものとして感じている。
たとえば、頭では「こうした方がいい」と思っているのに心がついてこないときがある。
動いた方がいい気はしているのに、身体がついてこないときもある。
そんなとき、無理に動こうとしても、どこかでつまずいてしまう。
けれど、頭と心と身体が同じ方向を向いているとき、物事は不思議なくらい自然に進む。
自分を説得する必要も、奮い立たせる必要もない。
内側に抵抗がないから、自然に流れに乗っている。
頑張って押したわけではないのに、道が開く。
ラブラドライトの光を見ていると、その感覚を思い出す。
内側に眠る光
この石はいつも全力で光っているわけではない。
正面から見ると何も語らない静かな石に見えることもある。
けれど、角度が合った瞬間、内側に眠っていた光が現れる。
その光は作ろうとして生まれたものではない。
もともとそこにあった光が見える位置に入っただけ。
私はその姿に自分自身を重ねているのだと思う。
頑張って輝こうとしているときよりも、自分の内側がすっと揃ったときの方が人は自然に光る。
ラブラドライトはそんなことを静かに教えてくれる。
石の中にオーロラが眠っているように、私たちの中にも眠っている光がある。
その光は外から足すものではない。
自分の内側の角度が合ったとき、ふっと現れるもの。
だから私はラブラドライトが好きなのだと思う。
静かなのに、深い。
控えめなのに、忘れられない。
光っていない時間さえ、美しい。
私もそんな在り方でいたい。
~ARYA~
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