書籍化に感謝💐”無条件の愛”をそっと教えてくれた、大好きなおばあちゃんへ
いつだって、私のことをまるで宝物のように大事に大事に扱ってくれるおばあちゃん。
家に行くと、「こころちゃん、寒くないかい?これ、掛けてなさい」とひざ掛けをかけてくれるよね。
何を話しても、最終的には
「身体が1番だからね」っていつも言ってくれるおばあちゃん。
私がまだ3歳くらいの頃、引越し先で大好きなアンパンマンが観れなくなったとき、録画してビデオを送ってくれていたんだってね。
小学校3年生の頃かな、夏休みにはじめておばあちゃんに浴衣を着せてもらって近所にある公園の盆踊りへ行ったこともあったね。
踊りが得意なおばあちゃんが先頭になって、私もすぐ後ろを見よう見まねで踊ったっけ。
そしたら周りにいた子も踊りだしたよね。
おばあちゃん家の2階にある鏡張りの部屋で、日本舞踊を教えてくれたこともあったよね。
いまでもびっくりするほど身体が柔らかくて、年齢を感じさせない若々しさと、美しさ。
自分で着付けできるところもカッコイイよね。
人見知りで口下手だった私にとって、社交的なおばあちゃんはいつもまぶしかったよ。
「お母さんも、子供の頃はこころちゃんみたいだったんだよ」って2人だけのときにこっそり教えてくれたよね。
手先も器用で、売りもののような手作りのものが家にたくさんあるよね。
私の送ったささやかなメッセージカードを玄関前の壁に飾ってくれているのを見つけたときも、心がじんわりあたたかくなったよ。
おばあちゃん、ありがとうね。
おじいちゃんが1年前に亡くなるまでの間、ずっとおばあちゃんが超老老介護していて、きっと大変なこともたくさんあったよね。
おばあちゃんがいつもそばにいてくれたから、おじいちゃんも本当に幸せだったと思う。
とうとう私がだれなのかを忘れちゃったおじいちゃんと、最後に交わした会話をふと思い出したよ。
天気が良くて、ぽかぽかなベッドに横になっているおじいちゃんのところへ、私がお母さんと一緒に顔を出したとき。
私が、
「お母さんの娘!」って自己紹介してみたら
おじいちゃんが、
「お、おぉ~そうかぁぁ。元気でなぁ~」って
嬉しそうに笑顔で言ってくれて。
そのとき台所にいたおばあちゃんは、
「おじいちゃんが元気でいないと~(笑)」って言ったよね。
私はあのとき、もう涙をこぼしそうだったからそれ以上、何も言えなかったよ。
そして、おじいちゃんが亡くなった日。
ちょうどその日は、家族全員で父方の祖母に会いに行くために2泊3日で旅行を計画していた日……。
私も含めてみんな実家に帰ってきてたから、おばあちゃん家にもすぐに駆けつけることができたんだよね。
このタイミングは、きっと偶然じゃない……。
あのとき、私はそう感じたよ。
「おじいちゃん、まだ生きてるみたいだね~」
おじいちゃんの顔を見ながら手を握って、いつものように話しかけていたよね。
四十九日には、
「おじいちゃん、1回も夢に出てきてくれない」
「1回くらい夢に出てきてくれたらいいのに」
そう、さびしそうにつぶやいてたね。
一周忌のときは、
叔母さんから”会話相手”としてプレゼントでもらった、しゃべる犬のぬいぐるみを子供のように可愛がっている姿を見て……なんだか泣きそうになったよ。
いつだって、だれにだって、ぬいぐるみにだって、やさしく話しかけて愛をそそぐその生き方がまぶしてくて、美しくて…………。
おばあちゃんは、人として生きていくうえで、大切なことをやさしく教えてくれた憧れの人です。
私もおばあちゃんみたいな人になるから、遠くからそっと見守っていてね。
私のおばあちゃんになってくれて本当にありがとう。
心から感謝しています。
ずっとずっと大好きだよ、おばあちゃん。
まだまだ、元気でいてね。
お読みいただいた文章は「心の中のカタチ」プロジェクトのために執筆したものです。
今回、これまで祖母と交わした何気ない会話やできごとなどをふり返ることで、人としての在り方や生き方を見つめ直す素晴らしい機会となりました。
このような愛にあふれるプロジェクトに参加できて光栄です。
書きながら何度も何度も涙があふれ、祖母への愛と感謝の気持ちで胸いっぱいになりました。
祖母は、私にそっと【本物の愛】を教えてくれていたことに、やっと気づくことができました。
ずっと祖母のことが大好きで憧れてはいましたが、こんなにも身近にいまの自分の理想となるような人がいたなんて……。
前田泰章さん、このたびは執筆のご依頼をいただき本当にありがとうございました。
ただただ、感謝しかありません。
「いま、あなたの心の支えになっている大切な人はだれですか?」
いつも、すぐそばにいてくれる人でしょうか。
それとも、なかなか気軽には会えない人ですか。
もしかしたら、もう2度と会って話すことのできない人かもしれません……。
どうか、3分だけでもいいのでいま目を閉じて、その人のことをじっくり思い浮かべてみてください。
きっと、あなたの心をつつみ込むようにあたためてくれることでしょう。
あなたが今日も笑顔で、おだやかな1日を過ごせますように。
私はこれからも、愛ある言葉や筆文字で世界中の人に笑顔と勇気を届けていきます。
この文章を読んだあなたの心が、ほんの少しでもあたたかくなったなら、私はとてもうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
