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第1話「あなたにとって健康って何ですか?」

健康と向き合う。

Series

第1話

あなたにとって健康って何ですか?

前回の第0話では、

「健康は本当に目的なのだろうか。」

という問いを投げかけました。

もしまだお読みでない方は、ぜひこちらからご覧ください。

今回は、その問いをもう一歩深めてみたいと思います。


「健康って何ですか?」

そう聞かれたら、あなたは何と答えるでしょう。

病気ではないこと。

痛みがないこと。

健康診断の結果が良いこと。

体重が標準であること。

きっと、人それぞれ答えは違うと思います。

もちろん、どれも健康を考えるうえで大切な指標です。

でも、それらは本当に「健康そのもの」なのでしょうか。


例えば、健康診断には基準値があります。

血圧、血糖値、コレステロール、体重…。

その基準を知ることは、とても大切です。

しかし、それはあくまでも身体の状態を知るための一つの目安です。

体重も、単なる「重さ」の数字。

同じ60kgでも、

体脂肪率10%の人と体脂肪率50%の人では身体の状態は大きく異なります。

つまり、数字だけでは本当の健康は見えてきません。


私は20年近く理学療法士として、アスリートとしても多くの方の身体と向き合ってきました。

その中で感じるのは、

健康の基準は、人それぞれ違う。

ということです。

朝スッキリ起きられること。

仕事を終えても疲れを引きずらないこと。

趣味を思い切り楽しめること。

痛みを気にせず歩けること。

あなたにとって、「今日は調子がいいな」と感じられる状態。

それもまた、大切な健康の基準です。


年齢を重ねると、身体は少しずつ変化します。

筋力も。

柔軟性も。

反応速度も。

それは誰にでも起こる自然な変化です。

それなのに、私たちはつい、10年前、20年前の自分と比べてしまいます。

その代表的な例が、運動会の保護者参加のかけっこで転倒するお父さんですです。

本人は、昔と同じように走れるつもりでいます。

でも実際には、身体は少しずつ変化しています。

脳が思い描く動きと、今の身体との間にズレが生まれているのです。

だから転ぶのは、「運動神経が悪くなったから」ではありません。

今の身体を知らずに、昔の身体の感覚で動こうとしてしまったからです。

大切なのは、若い頃の自分に戻ることではありません。

今の自分の身体を知り、今の身体に合った使い方をすること。

それが、年齢を重ねても健康でいるための第一歩だと私は考えています。


私がこれまで出会ってきた一流のアスリートや舞台俳優の方々には、一つの共通点がありました。

それは、

自分にとって最高のコンディションを知っていること。

そして、その状態をつくるために、

食事も、

睡眠も、

運動も、

身体のケアも、

特別に頑張っているわけではありません。

「最高の自分でいるために必要だから。」

その感覚で、自然と生活の中に取り入れています。


だから私は、健康とは

「必要な時に、必要なパフォーマンスを発揮できる状態」

なのではないかと考えています。

その状態は、人それぞれ違います。

だからこそ、世間の基準だけではなく、

あなた自身の健康の基準を持つことが大切なのです。


今日の問い

あなたは、どんな健康の基準を持っていますか⁇

朝起きた時の身体の軽さ⁇

階段を上がる時の脚の感覚⁇

腰の痛み⁇

前屈した時の柔軟性⁉️

また、どんな時にハイパフォーマンスを出したいですか⁇

仕事をしている時でしょうか⁇

むしろ休日でしょうか⁇笑

趣味を楽しんでいる時でしょうか⁇

家族と過ごしている時でしょうか⁇

ぜひ一度、

あなた自身の健康の基準をコメントに書き出してみてください。


次回予告

第2話

「治すなんて、烏滸がましい。」

理学療法士として歩んできた中で、私が最も大きく変わった価値観があります。

「治す」のではなく、「本来の状態へ還る」。

その考えに至った理由をお話ししたいと思います。

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