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【医師コラム】㉘  空の旅の途中の体調不良はどのくらい起きている?

一時期はコロナ禍で大きく減ってしまった、長距離フライトや国際便での旅客数ですが、コロナが落ち着いてくるに従い、その数はどんどん増え、2025年には約50億人の乗客が搭乗しています。そして、飛んでいる飛行機の中で健康的な問題が生じる「機内医療事象」が世界中で起きています。

飛行機の客室は医療設備が十分でなく、狭く、飛んでいるため病院などの医療機関にアクセスすることも困難であり、提供できる医療は限られています。そのため、急な旅客の体調不良に対してはどのように対応すべきなのかは重要な課題となっています。これまで、機内医療事象がどのくらいの頻度で起こっているのか、それぞれの現場で旅客の体調不良に対してどのように対応されているのかと言った実態は十分な研究がない状態でした。そんな状態を改善するための研究を今回はご紹介いたします。

■飛行機が離陸してから着陸するまでの間におけるいわゆる機内医療事象

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