見出し画像

50代未経験がハロワ職業訓練でWebデザインとマーケティングを6か月学んだ結果(ーハロワ手続き→職業訓練校面接→Webマーケティング分野の学習編)

割引あり

50代半ばの女性が失業し「経験なし」のWebデザインとWebマーケティングの職業訓練校に通い得たもの、「実務経験なし」からのWeb系職種への転職活動と再就職の軌跡をお話しします。


1.ハロワでのできごと 
  ー「あなた50代だから無理」と告げられる

長らく派遣で働いていた私は、その時、医療機器メーカーで輸出の仕事に就いていました。2年経ったある日、仕事量が爆増し夜10時まで残業しても終わらない日々が続き、1か月ほど経った頃、座っていられないほどの激痛に襲われ、椎間板ヘルニアを発症しました。1カ月ほど安静にしていましたが回復することはなく、そのまま契約終了となりました。

失業認定日にハロワを訪れた際、入口にあった棚に『WebデザインもWebマーケティングも学べる』という職業訓練校の案内パンフレットを見つけました。6か月コース。来月開始。

以前、プロジェクト付き秘書をしていた時に、マーケターという職種の人を初めてみて衝撃が走り、マーケティングって面白いな、ちゃんと学びたいなと思っていたり、また、派遣のパワーポイント講習会に通って資料作成ができるようになり嬉しかった経験がありデザインにも興味がありました。

すぐに、担当職員につないでもらい相談したのですが、そこで中年女性が放った言葉が「あなた、50代なのよ!」でした。相談中もそのワードが繰り返されました。「デザインは20代のものであって50代のものではない」とまで。

その日から2週間、わたしはショックで寝込んでしまいました。ようやく見えた未来への道筋、そこへのチケットを手に入れることができなかった。これからどうすればいいのかな。また、派遣に戻ってやるしかないな、でも、きっとまた、同じことの繰り返し、業務量が増えて身体を壊して強制終了。

翌月、満を持して、担当職員を変えてほしい旨、受付で相談すると、すんなりOKがでました。女性は、50代未経験からWeb系への転職は、20代に比べて非常に厳しいとおっしゃり、
・それでもやるかどうか
・やる場合はどういった経緯でそれを望んでいるのか
・今後どう生かしていこうとしているのか
・応募可能な求人広告をいくつか探してもってくるように言われました。

秘書をしていたときにマーケティングを垣間見て興味があったこと、パワポ資料をつくることが好きなことを挙げました。年齢不問、経験不問のデザイン職で応募可能な求人広告を印字して提出しました。

ここでようやく、職業訓練校の入校テストを受ける手続きをしてもらうことができました。ここまで1カ月かかりました。

いよいよ、訓練校でのWeb面接のとなりました。形式的に質問され、無表情で内容を記録しているような面接でした。結果は不合格。

失業保険の給付が切れるまであと1カ月。あとは自費で行くしかないかなと、大手のそれ系の学校を探しましたが、基礎講座が70万ほど、応用になるとさらに追加費用が。合計100万越え。

「応用まで学ばないと仕事にはつながりにくく、納品レベルにはならない」というニュアンスの説明でした。早期契約したら何割引きかになるとかで、10万円引きだったかな。割引期間終了が間もなくですとカウントダウンの連絡が入り、思わず契約しそうになりました。

ラストチャンスで、もう一度、ハロワで申請し同校を受験しました。2回目の面接官は表情豊かで、質問にも頷きながら聞いてくださる方でした。
面接時間は30分ほど。

前回の面接で聞かれた質問をもとに、「今回はこのあたりを聞かれるかもしれない」と想定して、あらかじめ回答を準備していました。

そのおかげもあって、緊張はしましたが、なんとか落ち着いて受け答えすることができました。

質問されたのは、主に次のような内容だったと思います。

・なぜこの職業訓練を受けたいのか
・失業する前はどんな仕事をしていたのか
・これまでのパソコン経験
・Web系の経験や知識
・訓練修了後のキャリアプラン
・転職活動をどのように進めていくつもりか
・オンライン学習が必要になった場合、自宅で学習できる環境が整っているか

特に「なぜ数あるWebデザイン系の職業訓練から、この学校を選んだのか」「訓練を受けたあと、どうしたいのか」は、自分の中でも整理しておいたほうがいい質問だと思いました。

私は、それまでの仕事の経験を踏まえて、これからはWebの仕事に挑戦したいこと、そのために体系的に学び直したいことを話しました。

Webデザインだけを学ぶのではなく、Webマーケティングについても学ぶことで、デザインを「作る」だけではなく、「誰に、何を、どう届けるのか」という視点も身につけたいと思ったからです。

また、訓練を受けること自体が目的ではなく、訓練修了後は実際に就職につなげたいという意思も伝えました。

30分という時間は、思っていたより長かったです。

「これで終わりかな」と思っても、そこからまた質問が続く。

でも、面接官の方が頷きながら聞いてくださったので、途中から少しずつ緊張もほぐれていきました。

そして、最後には「ここで学びたい」という気持ちが、より強くなっていました。

結果は合格。オンライン講座なので自宅で6か月、WebデザインとWebマーケティグを学ぶことができるようになりました。やった~!


2.やっと入校できた!
 ーけれど、現実は甘くはなかった

学校からいただいた学習スケジュールをみると、オンライン講座ということで、いつでもどこででも、自由に自分のペースでできるということで、6か月休みの日が設けておらず、1週間ごとに学ぶ範囲が設けられており、最初の2か月半がWebマーケティング領域の動画視聴と週末の先生への「学んだことをまとめた資料作りとプレゼンおよび質問」をオンラインミーティングで行うといったものでした。

その次の1カ月はマーケティング分野の集大成として仮想クライアント向けコンペで「〇〇(商品名)」のマーケティングについてGoogle スプレッドシートで10~15枚程度作成し10分発表します。その資料を現役マーケターに見ていただき資料完成に充てます。

後半の2か月半が、Webデザイン領域で、AdobeのIllustrator, Photoshop, ノーコードツールのFigma, STUDIOを1週間づつオンラインで操作を学び、次の1週間でデザインを1つ制作し提出するといった流れでした。

ここでわたしを悩ませたのが生徒3人ランダムにチームになり、1週間で学んだことを資料作成して、先生含め、オンラインで5分発表するといったものでした。5分は分からなかったところを質問する時間に充てられていました。この資料制作は楽しく、パワポで作成していました。

ですが、発表が大の苦手で、入校して一番の悩みはこれでした。資料をただ読むみたいなプレゼンをしていました。

あとから生徒さんたちにCanvaで資料を作ると簡単でデザイン性があるしいいよ、と教えてもらい、それ以降は使用していました。この頃から慣れてきて発表も練習すれば緊張しないでお話しできるようになっていました。

30名いる生徒さんはSlackというチャットツールでつながっており、学校や先生からの連絡もそれを使用していました。生徒さんは30代が多い印象でした。恐らく私が50代半ば、最高齢かなと思いました。50代男性も1人ほどいらっしゃいました。

パソコンを使用した仕事に就いたことがない方、販売職、工場勤務の方がいらっしゃることに驚きましたが、事務職、工場勤務、地域の町おこしの非常勤職、イベント開催サポート、など業種も職種も様々でした。お1人だけ、前職でWebデザインやってみないということで1年ほど携わった方もいらっしゃいました。

最初とまどったのが教材に使われていた動画が2014年のものが含まれており最新版に更新されていなかったことです。ですが、マーケティングの基礎となる部分はしっかり学ぶことができました。

GoogleやYahooディスプレイ広告の操作を実際に行う場合は、動画の画面共有が、古くて場所が違っていたりタブの位置が違っていて、現行使われているものではなかったため、混乱し、できないことが多く発生してしまいました。

マーケターとしてGoogle広告やSNS広告などの分析を行う職種への応募は無理かもしれないな、と感じました。

オンラインでの動画視聴って簡単なイメージでいましたが、動画を見て、再生したり一時停止したりしてノートにまとめたり、1回視聴しただけでは理解ができずもう1回視聴したりと、思った以上に時間をとられることに気づきました。

週末の発表の資料作りをして、その練習まですると、ほぼ毎日8時間、ときには10時間ほどかかる日もあり、休日はなく、ついていくのがやっとだなといった印象でした。

発表資料は手打ちの文字だけにするとか、発表練習しないで臨むとかでもできますし、動画視聴は、再生すれば時間がカウントされますので、授業時間自体はクリアになります。

ですが、わたしは、どういった内容なのか、どこに行きつくのか分からず、必死に全分野、全方位やってみたといった感じでした。あれこれ手を出して無駄に覚えてしまったかもしれませんが、要領が悪いわたしなので仕方なかったと思っています。

ここまでがマーケティング分野の記録です。
下段にプレゼン資料も載せています。


続編では、
*デザイン分野の内容
*転職活動の記録
*面接で起きたこと
*スクール生さんたちのご様子
*スクール卒業によせて
*再就職先での出来事
*失敗からの学び
をつづっています。生身の人間が体験した、ちょっとレアでちょっとコミカルな内容も含まれますので、でぜひ読み進んでいただけると嬉しいです。



今回公開するのは、職業訓練の集大成として取り組んだ、仮想クライアント向けのマーケティング・コンペ資料です。
 ― 50代未経験者が6か月の職業訓練で、実際にどこまでマーケティングを学んだのか。その成果物を公開します。

「マーケティングを勉強している人」
「Webマーケターを目指している人」
「職業訓練で何を学ぶのか知りたい人」
「50代からのキャリアチェンジを考えている人」
そんな方の参考になるかもしれません。

3C、4P、SWOT、ペルソナ、カスタマージャーニー、SNS、Google検索、Yahoo!ディスプレイ広告などを使い、広告戦略を考え、4P分析では、実際に青汁を約20社から取り寄せて比較し、3社を競合に据えました。

   商品   : FANCL 青汁
   ターゲット: 40〜50代を中心に獲得。
         将来的には若年層への拡大も視野に入れる
   課題   : SNSなどを活用した新たな顧客獲得方法の検討
   目標   : 目標CPA以下での獲得、初回購入の最大化、LTV向上

Googleスライドシート 計19枚(表紙1枚+目次2枚を含む)

※この資料は、実際にマーケターとして活躍されている方のご指導のもと完成させています。

ここから先は

0字

よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!