noteの約19万件はどこへ?答えはAI時代の選別【流入3倍の分岐点】(2025年11月9日追記)
「noteで書けば、とりあえず検索に引っかかるから安心だ」
これまで、この認識は間違っていませんでした。
noteのドメインパワーは実際に強く、多くの記事が検索エンジンにインデックスされ、読者に届いています。
しかし、2025年10月。
私がラッコキーワードで観測したデータは、その「安心」を揺るがすものでした。
たった1ヶ月で、noteの記事が約19万件もインデックスから減少していたのです。
多方面で「noteはドメインパワーが強いから検索されやすい」という話がされています。実際に先日note公式から公開された【ヴァリューズ×note 共同調査】の中にも
note というドメインそのものが Google から高く評価されているであろう
と書かれており、多くの方がnoteというプラットフォームの力を信じて、記事を公開していると思います。
さらに、note公式は「生成AI経由の流入が3倍に増えた」という明るいニュースも発表しています。
私が観測したデータと、note公式が発表したデータは対比するようにもみえます。いったい、この現象が意味するものは何か?
観測されたデータをもとに、AI時代のnoteで起きている変化について、私たちがこれから何を意識すべきか、その変化について私なりの仮説を立ててみました。
【2025年11月9日追記】
note公式とデータが示す「低品質を許さない」という現実
この記事を書いた人

渡邉こみつ
2018年からWebライティング・SEOライティングに携わり、2024年9月から個人ブログを運営。
「検索されるnote研究会」というコミュニティで、noteにおけるSEOの考え方や実践方法を研究・発信しています。
今回観測したデータは、日々noteのインデックス状況を追っている中で偶然気づいたものです。
「この変化を多くの人に知ってもらいたい」という思いから、この記事を書きました。
【データ分析】noteで何が起きているのか?ラッコキーワードが示す衝撃の現象
ラッコキーワードでnoteのインデックス数を定期的に確認していたところ、気になる変化が観測されました。
【画像1】2025年10月3日のラッコキーワードのデータ

【画像2】2025年10月28日のラッコキーワードのデータ

【画像3】2025年11月1日のラッコキーワードのデータ

数値をまとめると、以下のような注目すべき大きな変化が見られました。
インデックス数(ページ数)の推移

10月3日から10月28日にかけて、約19万ページのインデックスが減少しているように観測されました。
ランクインキーワード数の推移

加えて、注目してほしいのは、ランクインキーワード数です。
これは、noteの記事が「Google検索で100位以内に表示されているキーワードの総数」を示したものです。
100万件以上ものランクインキーワード数が、同時に減っているという事実は、単なるページ数の減少以上に、検索からの集客力が広範囲で落ち込んでいることを意味します。
検索流入ゼロの記事が半数以上
そして、この減少の裏側には、検索流入がゼロの記事が全体の54-56%を占めているという事実があります。

インデックスされているのに、検索から一度も訪問されていない記事が半数以上あることが明らかになっています。
もしかすると、あなたの記事もインデックスはされているが検索されていない、検索流入がない状態かもしれません。
ですが、同時に「大きなチャンス」が広がっていることも見えてきました。
【希望】note公式は「AI経由の流入が3倍に増えた」と発表
先日、note株式会社と株式会社ヴァリューズが共同で調査した結果が公開されました。
その中で明らかになったのは、noteへの生成AI経由の流入が5ヶ月で約3倍に増加したという事実です。
note株式会社と株式会社ヴァリューズの共同調査で分かった重要なポイント
💡2025年3月から8月にかけて、AI経由の流入が約3倍に
💡ChatGPTからの流入が特に大きく伸びた(約4倍)
💡noteは検索流入から期待されるAI流入の約4倍を獲得
※詳しいデータは【ヴァリューズ×note共同調査レポート】の 「4-1. AI経由のアクセス、5か月で約3倍に」をご覧ください。(記事内PDF)
この数字だけを見ると、「noteはAI時代にも強い!」という希望が湧いてきます。
実際、その通りだと思います。 noteには大きなチャンスが広がっていると考えて間違いないでしょう。
しかし、です。
先ほど紹介したインデックス減少のデータと合わせて考えると、何が見えてくるでしょうか?
ここには、「読まれる記事」と「読まれない記事」を分ける大きな分岐点があるように見えてきました。
【分岐点】なぜ見過ごされる記事と、読まれる記事に分かれるのか?
ヴァリューズ×note共同調査では、AI経由で流入が多い記事の特徴も明らかになっています。
AI流入が多い記事の5つの特徴

1.平均6,000文字の深掘り記事
→note全体の平均を大きく上回る文字数 →表面的ではなく、深い洞察がある
2.書き手の経験や専門性に基づいた内容
→ここでしか読めない一次情報がある →E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が明確
3.見出しの利用率89%
→全体平均より明らかに高い →AIが内容を理解しやすい構造
4.目次の利用率48%
→同時期に投稿された記事全体と比べても高い水準 →読者が全体像を把握しやすい
5.構造が明確
→段落ごとに情報が整理されている →論理的な流れが明確 →AIも人間も読みやすい
ここで気付いた方もいるでしょう。
「見出しをつける」
「目次を作る」
「段落を整える」
「読みやすくする」
実は、これらはSEOライティングの基礎・基本です。
難しい技術ではありません。 専門的な知識も必要ありません。
読者が読みやすいように、構造を整える。とてもシンプルなことです。
SEOライティングの本質は「構造を整えること」
「SEOライティング」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。
キーワードを詰め込む?
検索順位を上げるテクニック?
専門的なツールが必要?
違います。
SEOライティングの本質は、「読者が読みやすい構造を作ること」です。
【AIにとって構造が重要な理由】
✅構造化された情報は理解しやすい
✅見出しから記事の内容を把握できる
✅適切に引用・要約できる
【人間にとって構造が重要な理由】
✅目次で全体像が分かる
✅見出しで必要な情報を見つけやすい
✅読み進めやすい
つまり、構造を整えることは、AIと人間の両方に気を配ることなんです。
ヴァリューズ×note共同調査でも、このことが明確に示されています。
記事構造を整備することは、長い文章でも読者が必要な情報を見つけやすくするだけでなく、AIが記事の内容を正確に理解し、適切に引用する助けにもなっています。
noteはエディタ(投稿機能)の改善を重ねており、誰でも「見出し」や「目次」を簡単に設定できます。
この読者へのやさしさや思いやり、配慮が、結果として、AIにとっても「理解しやすい文書構造」を生み出していると考えられます。
noteのエディタは、構造を整えやすい設計になっていて、誰でも簡単に使えることはみなさんご存じの通りです。
つまり「noteで書くこと自体が、SEOライティングの第一歩になり得る」ということなんですよ。
【こみつの意見】ドメインパワーに頼っただけの記事は、読者に届きづらくなる
ここで、私がラッコキーワードで観測したデータが何を示すのか、noteに何が起きているのかをしっかり把握しないといけません。
冒頭でお見せした、インデックス減少と流入ゼロのデータ。
これは何を意味しているのでしょうか?
【こみつの仮説】Googleによる「読者の役に立たない記事」の見直し
あくまで私の推測であり、確定した事実ではありませんが、以下のように考えています。

① noteのドメインパワーに頼っただけの記事が大量に存在していた
✅内容が薄い
✅構造が整っていない
✅読者の問いに答えていない
② これらが生成AIのノイズになっていた
✅AIが引用しても価値がない情報
✅読者の意図を満たさない回答を生成してしまう
③ Googleが読者の体験を損なう可能性のある記事を見直し始めた
✅観測された約19万件のインデックス減少は、この傾向の強いのでは?
✅特に流入ゼロの記事が対象に
これはあくまで私の仮説ですが、観測されたデータからはこのような傾向が読み取れます。
実際、流入ゼロの記事は以下のように推移しています。
10月3日:1,549,752ページ(56.48%)
10月28日:1,388,258ページ(54.34%)←減少
11月1日:1,410,501ページ(54.28%)←再び増加
インデックスされても読まれない記事は、読者の検索意図を満たしていないと判断される可能性が高いと考えられます。
そして、こうした記事は今後…
✅キーワード検索でも読まれない可能性が高い
✅AI検索でも引用されない可能性が高い
✅やがてインデックスからも外れる可能性がある
noteのドメインパワーは確かに強力です。
でも、それに頼るだけでは、これからの時代は読者に届きづらくなっていくでしょう。
【実践】今日から始められる3つのこと
「じゃあ、どうすればいいの?」って思いますよね。
安心してください。 難しいことは何もありません。
できるところから、少しずつ挑戦していきましょう🐼

1. 見出しをつける
【今すぐチェック】
□ 最近書いた記事に見出しをつけていますか?
□ 見出しだけ読んで、内容が想像できますか?
□ H2、H3を使い分けていますか?
記事を書くとき、内容をいくつかのセクションに分けていますか? 各セクションに見出しをつけましょう。
大見出し(h2)
小見出し(h3)
noteのエディタでは、簡単に見出しを設定できます。

【見出しの役割】
✅読者が内容を予測できる
✅必要な情報を見つけやすい
✅AIが記事構造を理解できる
2. 目次を作る
【今すぐチェック】
□ 目次機能を使っていますか?
□ 見出しが3つ以上ありますか?
□ 目次を見ただけで記事の流れが分かりますか?
noteには目次機能があります。 見出しを設定すると、自動的に目次が生成されます。 (見出しが3つ以上ある記事は特に有効です。)

実はこの記事、AI Overviewsに選ばれました!
【目次の役割】
✅全体構造が一目で分かる
✅読みたい部分にジャンプできる
✅長文でも読む気になる
ヴァリューズとnoteの共同調査データでは、AI流入が多い記事の目次利用率は48%で、全体平均より明らかに高い数値なんだそうです。
3. 段落を整える
【今すぐチェック】
□ 一文が長すぎませんか?(目安は60文字前後。一息で読めるくらい。)
□ 適切に改行していますか?
□ 箇条書きを活用していますか?
・一文は短く
・適切に改行する
・空白行を入れる
・箇条書きを活用する
このような工夫だけでもで、かなり読みやすくなります。
【段落整理の効果】
✅スマホでも読みやすい
✅情報が頭に入りやすい
✅離脱率が下がる
これらが、SEOライティングの基礎・基本です。
特別な技術も高額なツールも必要ありません。
読者のことを考えて、構造を整える。それだけです。
とってもシンプルでしょ?
【可能性】検索上位じゃなくても、AIに選ばれる場合もある
ここで、もう一つ希望のあるデータを紹介しますね。
ヴァリューズ×note共同調査では、検索流入とAI流入の相関係数が0.2という結果が出ています。
相関係数0.2が意味すること
相関係数が1に近いと「一方が増えれば他方も増える」という関係です。 0に近いと「別々に独立して動いている」ということ。
…ということは?検索流入とAI流入は、ほぼ連動してない、独立しているということ。
要するに、検索エンジンで上位表示されていなくても、内容が良ければAI経由で読まれる可能性があるということです。
調査レポートでも以下のように述べられています。
この低い相関は、新しい可能性を示しています。SEOで上位に表示されていなくても、内容によってはAI経由で読者に届く可能性があるということです。
検索エンジンもAIも、記事の質や書き手の経験を重視して、情報を提示する点は変わりません。
AI時代は、新しいチャンスが広がっているということ!
ただし、そのチャンスを掴むためには、
✅構造を整える
✅読者の問いに答える
✅経験や専門性に基づいた内容
これらが必要です。
今こそ、読者のためのSEOライティングの基礎を意識し、身につけていくときなのではないでしょうか?
まとめ|AI時代に選ばれる記事を、一緒に追求しませんか?
noteのドメインパワーは確かに強力です。
でも、それに頼るだけでは、これからの時代は厳しいかもしれません。
「構造を整える、読者に配慮する」 これがSEOライティングです。
特別な技術ではありません。 今日から、あなたの記事でも始められます。

【今回分かったことと観測されたことをまとめ】
💡約19万件のインデックス減少が観測された
→ドメインパワーに頼るだけでは、読者に届きづらくなる可能性
💡AI経由の流入は3倍に増えた(note公式データ)
→新しいチャンスが広がっている
💡読まれる記事の特徴は明確(調査データより)
・見出し利用率89%
・目次利用率48%
・構造が整っている
💡 SEOライティング=構造を整えること
→難しい技術ではなく、今日から始められる
💡検索上位でなくてもチャンスがある(相関係数0.2)
・AIは独立した評価軸を持っている
・ますます内容の質が問われる時代に
これまで、目次や見出しを設定していなかった場合は、ぜひ積極的に活用してみてくださいね。
そして、長文になりすぎていないかや読みにくい段落を整えて、読者がスムーズに読めるような工夫に挑戦していきましょう!
【追記:2025年11月9日】 note公式とデータが示す「低品質を許さない」という現実
記事を書いてから、私たちの「推測」を「確信」に変える、非常に重要な情報が出てきましたので、追記をしています。
これは、noteで発信するすべての人に関わる、公式の「宣言」です。
1. noteが投資家(IR)に「宣言」したこと
先日、note株式会社が公開した投資家向け情報(IR)の中で、株主からこんな質問が投げかけられました。
Q.生成AIの普及により、質の低いコンテンツが増えるリスクはないのか。
これに対するnote側の回答が、私たちが知るべき「答え」でした。
A. (前略)当社は以前からプラットフォームの健全性を保つため、AIを活用したコンテンツのチェックやパトロールを実施しています。
生成AIを活用して機械的に大量に投稿されていると思われるコンテンツがあればnote上での表示頻度を落とすなど、コントロールをしています。(後略)
これは、とてつもなく重い言葉です。
ヘルプページではなく、「投資家」に向けて。
「noteというプラットフォームの価値を守るため、AIによる低品質な記事は、note自身が意図的に表示(インプレッション)を減らします」と、会社の経営方針として明確に宣言したことになります。
2. データが示す「流入ゼロのゾンビページ」
では、noteが排除しようとしている「低品質な記事」とは何でしょうか。
そのヒントが、この記事で分析したデータに隠されていました。
「検索流入があるページの比率」は、わずか約45.72%でした。
これは、noteに存在する(ツールが認識している)全ページのうち、半数以上(54.28%)が、検索エンジンから1PVの流入も生んでいないことを意味します。
読者に届いていない、いわば「ゾンビページ」です。
このゾンビページが、「低品質な記事」として、コントロール対象になっている可能性が高いと考えるのが自然でしょう。
3. Googleとnote、両サイドからの「NO」
この2つの事実を並べると、真実が見えてきます。
私たちが以前観測した「noteの記事が短期間で19万件もインデックスから消えた」という現象。あれは、
【Googleの視点】
「中身のないAIスパム記事(=流入ゼロのページ)」がnote内に増えすぎた。検索の品質を守るため、これらを検索結果から削除(インデックス削除)する。
【noteの視点】
「流入ゼロのページ」は、サーバーコストの無駄であり、読者体験を損ねる「負債」でしかない。プラットフォームの価値を守るため、これらの表示(インプレッション)を下げる。
まさに、Googleとnoteの両サイドから「低品質は許さない」という明確なNOが突きつけられた結果、と考えるのが最も自然です。
「AIに丸投げ」した記事や、読者の時間を奪うだけの記事は、これからはプラットフォーム側からも、検索エンジン側からも、意図的に「届けられなくなる」時代に入ったということです。
4. AIに「引用される」時代の書き手の責任

noteのIR資料では、同時に「AI検索においてもnoteは優位性がある」とも語られていました。
これからのAI(検索)は、信頼できる情報源として、専門性や体験談が書かれたnoteの記事を「引用(参照)」するようになります。
これはチャンスであると同時に、私たち書き手には重い「責任」が伴います。
AIに「これは参照すべきだ」と選ばれるような、あなたの血が通った一次情報や、読者の悩みに本気で向き合った記事を書くのか。
それとも、AIに丸投げしたような「ゾンビページ」を、世の中に増やしてしまうのか。
noteというプラットフォーム自身が「質」を最重要視する舵を切った今、私たちクリエイターの選択そのものが、記事が読者に届くかどうかを決定づけることになります。
「誰かの役に立つために書く」
その当たり前のことが、今、noteとGoogleの両方から、改めて強く求められているのだと、私は感じています。
あなたは、この先、どんなnoteを書きますか?

「検索されるnote研究会」では、こうした実践を通じて得た気づきや疑問を共有し合っています。
【けんのーけんで学べること】
📌なぜ構造が重要なのか
📌読者の検索意図とは何か
📌AI時代の記事の書き方
📌noteで実践できるSEOの基礎
📌noteをハブにした個人コンテンツ戦略
難しいことは一切ありません。
「読者のことを考える」という、本質的な考え方と書き方を共に学びながら情報交換をし、交流する場所です。
一人で悩むより、一緒に学ぶ方が楽しいし、早いです、圧倒的に。
AI時代に選ばれる記事を書くために、一緒に追求しましょう!
検索されるnote研究会でお待ちしています!
11月11日までのご参加で、誰でも無料で添削・ブラッシュアップサービスを開催中です!
以降は有料のサービスになりますので、ぜひ、今のうちにご参加いただけるとうれしいです!🐼
参考資料
関連資料

「ゼロクリック時代の新GEO・AI SEO|ヴァリューズ × note共同調査」を音声でも解説しています。
本記事とは違う着眼点になっていますので、ぜひ。
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多くのnoteクリエイターに、この変化を知ってもらいたいです🐼
それでは、よきnote LIFEを~🍀

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