【第2回】谷田稻香(Gutian Daoxiang)
「谷田稻香」は、「米の味で勝負する」というビジネスモデルの“先駆者”
黒竜江省ハルビン市五常市産のブランド米「五常大米」を前面に押し出してブレイクしたチェーン店。
基本情報
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\begin{array}{|l|l|}
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\text{項目} & \text{内容} \\
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\text{ブランド名}
& \text{谷田稻香(Gutian Daoxiang)} \\
\hline
\text{運営企業}
& \text{上海谷田餐飲管理有限公司} \\
\hline
\text{創業年}
& \text{2005年(正式なブランド創設)} \\
\hline
\text{1号店所在地}
& \text{上海市} \\
\hline
\text{創業者}
& \text{张礼平 氏} \\
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\text{創業者プロフィール}
& \text{2000年に福建経済学校マーケティング専攻を卒業(97級)。} \\
& \text{同年上海へ渡り、直販・保険・営業などの職を経験。} \\
& \text{その後、桂林米粉、小南、火鍋、港式茶餐庁など様々な飲食業} \\
& \text{で起業と失敗を繰り返し、2005年に「谷田稻香」を設立。} \\
& \text{現在は上海谷田餐飲管理有限公司の総裁を務め、} \\
& \text{「为一碗好饭(美味しい一杯のご飯のために)」の理念のもと、} \\
& \text{サプライチェーン構築を主導している。} \\
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\text{ブランドコンセプト}
& \text{ホワイトカラー層をターゲットに、} \\
& \text{清潔でファッショナブルな} \\
& \text{中華ファストフードを提供。} \\
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\text{ブランドストーリー}
& \text{2008年に五常特級稲花香大米を使用した} \\
& \text{「瓦锅饭」を主力商品として展開。40分間浸水後、} \\
& \text{280℃で15分間「古法煲制」により炊き上げる。} \\
& \text{黒龍江省五常市に約1000haの稲花香米栽培基地を保有。} \\
& \text{精米から食卓まで10日を徹底。} \\
& \text{2015年には上海本部に「穀物研究院」を開設。} \\
& \text{ドバイ万博の中国民間企業代表(2019年)に選出されるなど、} \\
& \text{米の美味しさに徹底的にこだわって成長を遂げた。} \\
& \text{将来的に全国10,000店舗の出店を目指している。} \\
\hline
\text{主な業態}
& \text{中華ファストフード、カジュアルレストラン} \\
\hline
\text{看板メニュー}
& \text{瓦锅饭} \\
\hline
\text{セントラルキッチン}
& \text{上海市金山区に中央厨房を設置(2018年稼働)。} \\
& \text{独自のコールドチェーン物流システムを構築。} \\
& \text{食材ごとに中央厨房加工と店舗調理を使い分け、} \\
& \text{海鮮などは店舗調理で品質を維持している。} \\
\hline
\text{店舗数(2026年7月現在)}
& \text{294店舗(全店直営)} \\
\hline
\text{店舗数推移}
& \text{2016年に子会社展開メカニズムを確立。} \\
& \text{2020年に華南(東莞)・華北(河北)へ物流拠点を整備。} \\
& \text{現在は全国20以上の都市に約300店舗を展開している。} \\
\hline
\text{最大店舗数}
& \text{現在(2025~2026年時点)} \\
\hline
\text{出店エリア}
& \text{上海市を中心に全国20以上の都市} \\
\hline
\text{上場区分}
& \text{非上場} \\
\hline
\end{array}
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参照:百度百科
補足:五常大米の定義
定義:五常大米は、中国黒竜江省五常市で生産される地理表示保護製品
正規品の見分け方:パッケージに以下のマークや規格が表示されているかが一つの目安です。
地理表示マーク(GI)
五常大米の証明商標(「鷹標」)
五常大米専用の国家規格(GB/T 19266)

窄门餐眼からの情報

ほぼ大都市のみに出店。

モール出店がメイン。

競合
米の品質で差別化を図る多くのブランドに影響を与えた。下記の中では、「大米先生」や「老乡鸡」など、

ここで、DeepSeekに五常大米をを看板にしているチェーン飲食店について尋ねてみた。
業界のリーダー: 「谷田稻香」は2025年には「中国砂鍋飯・砂鍋菜リーディングブランド」および「同カテゴリー売上高連続3年全国No.1」という評価を獲得しています。
「五常大米」を看板にしている、あるいは積極的にPRしている中国の飲食チェーン店は、ここ数年で急増しています。もはや一部のこだわり店だけの特徴ではなく、多くのチェーン店にとって“品質の証”となっています。
以下に、代表的なブランドを業態別にまとめました。
🍚 五常大米を売りにする主なチェーン店
飲食チェーン
太二酸菜魚 (TàiÈr Suāncài Yú):看板メニューの酸菜魚で知られる人気チェーン。「特等五常大米」だけを使用することを公言しており、店舗で使っている米を「太二大力米」として自社ECでも販売しています。
半天妖 (Bàntiān Yāo):烤魚(グリルフィッシュ)チェーン。2元(約40円)の食べ放題エリアで五常大米を提供しているのが特徴です。
費大厨 (Fèi Dàchú)&蘭湘子 (Lán Xiāngzǐ):いずれも人気の湘菜(湖南料理)チェーンで、五常大米を使用していることを前面に打ち出しています。
海底捞 (Hǎidǐ Lāo):有名な火锅(火鍋)チェーン。自ら五常の産地で農地を借り受け、米の栽培から関与する徹底ぶりです。
朴大叔拌饭 (Piáo Dàshū Bànfàn):韓国風混ぜご飯のお店でも、五常大米を使用しています。
和合谷 (Héhé Gǔ):牛丼などで知られるファストフードチェーン。自社の五常大米基地で収穫された米を店舗で提供し、小売りも展開しています。
魚你在一起 (Yú Nǐ Zài Yīqǐ):酸菜魚のファストフードチェーン。「徐記海鮮 (Xú Jì Hǎixiān)」 など10社以上の飲食チェーンと共に、五常大米の生産者である「喬府大院 (Qiáofǔ Dàyuàn)」 と契約を結び、米を調達しています。
その他:「蜀都丰 (Shǔ Dū Fēng)」(四川料理)、「姚姚酸菜魚 (Yáo Yáo Suāncài Yú)」、「金戈戈香港豉油雞 (Jīn Gē Gē Xiānggǎng Chǐyóu Jī)」、「金掌勺 (Jīn Zhǎng Sháo)」(東北料理)なども五常大米を採用しています。
カフェ・スイーツ
こちらの記事に情報あり。
茶米有言 (Chá Mǐ Yǒu Yán):五常大米の大手生産者「喬府大院」が自ら立ち上げた米飲料専門店。五常大米を使ったドリンクやスイーツを提供しています。
奈雪の茶 (Nai Xue):米布布
野人先生:「五常大米冰淇淋」 (ウーチャンダイマーアイスクリーム)
DQ:「五常大米麻薯暴风雪(五常大米餅入りブリザード)」アイス
阮大兴糕团:「大米冰淇淋(お米アイス)」
阮大兴糕团のお米アイスは試食したことがあります。

<考察>
2016年11月3日に上海浦東国際空港に出店していたこの店(現在は無い)で瓦锅饭を食べ、日本人にも何もおかず無しの白米状態で食べられる美味しさに大変感激し、ここで、「五常大米」の存在を知りました。五常大米の人気にうまくのっかり、事業を拡大させたのは目の付け所が素晴らしい。今回調べてみると広大な直営農場があるとか、ドバイ万博に出展したとか知り、現地でも評価されている事も確認しました。セントラルキッチン制の様ですが、それはおかず部分であって、米は各店舗で280℃の高温で15分間炊いているとの情報です。日本で土鍋ご飯というとうやうやしく高価でありがたいものとして扱われますが、このような中華ファーストフード的ポジションでそれを実現しているとなると、白米の国、日本に生まれたものとしては危機感を感じざるを得ません。(2026/7/20)



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