Stillness ― 海と庭で過ごす、Design × Wellness の時間 ―HASUNAイベント(三浦海岸)
場所そのものが、贈り物のような一日
前回、石村友美さんのヨガに参加した話を書いた。
今日はその続き。 同じ日に体験した、HASUNAというジュエリーブランドのイベント全体について、書いてみたいと思う。
ヨガの話をした時は、レッスンの中身に夢中で、場所のことをあまり語れていなかった。
でも今、思い返してみると、あの場所自体が、もうひとつの主役だったような気がしている。
電動自転車という、文明の利器
会場は、もともと個人の邸宅だったのだろうか。
それとも別荘だったのだろうか。
アップダウンの激しい、海沿いの土地だった。
車を持たない私には、足がない。
バスの本数もそう多くはなくて、時間に縛られるのは嫌だなと思っていたら、駅前にレンタルサイクルがあることを見つけた。
電動自転車で行くことに決めた。
Googleマップでは20分の道のり。
地図を見ながら止まったり、曲がる場所を通り過ぎたりしているうちに、結局30分弱かかってしまったけれど。
普段、家ではクロスバイクにしか乗らない私にとって、電動自転車の楽さといったらなかった。
急な坂道、細い道。
それでも、すいすいと上っていける自転車に、なんだか文明の力を感じてしまった。
天気もよく、時間も気にせず帰れたので、すべてが心地よかった。

海と緑、両方を抱えた場所
目印は、ソレイユの丘の先に見える観覧車。
会場からその観覧車が見えるくらい、近い距離にある。
海側から見ると、崖のように切り立った地形。
背中側には緑が広がり、目の前には海が広がっている。
こんなふうに両方を一度に楽しめる場所は、なかなかないんじゃないかしら。
敷地内のアップダウンも、なかなかのものだった。
HASUNA代表の白木夏子さんが「土曜日だけで53階分くらい上り下りした」と話していたと聞いて、思わず笑ってしまった。
毎日暮らすには不便かもしれない。
でも、非日常を味わう場所としては、これ以上ないくらい素敵な空間だった。
建物はふたつ。
ひとつはスタッフの控室とトーク会場を兼ねた場所かな。
もうひとつは、ゲストが最初に訪れて、ウェルカムドリンクやケータリングをいただきながら過ごせる場所。
外でいただいたケータリングは、本当においしかった。
ヨガの前だったので、つい早食いになってしまったのが、今思えば少しもったいない。
もっとゆっくり味わいたかった、という小さな後悔だけが残っている。
調べたところ、Willdという真鶴のケータリングのお店らしい。
夏子さん、選ぶものがいつも素敵すぎて、多分、それもこのイベントに参加したかった理由。
お茶も、塩も、誕生日プレゼントも
ウェルカムドリンクは、白木夏子さんがよく紹介しているシンガポール在住の日本人の方が手がけるハーブティー。
冷たいボトルも持ち帰っていいと言われて、いただいた。
こんなにおいしいアイスのハーブティーがあるのか、と驚いた。
会場ではそのお茶も販売されていて、自分用と、誕生日が近い友達へのプレゼント用に買った。
ちなみにボトルは家族が職場にもっていって愛用中。
水筒より軽いしね。
それから塩。
私はもともと塩がすごく好きで、今ちょっとした「塩難民」状態にある。
長年使っていたものが値上がりしてしまい、代わりを探しているけれど、どれもしっくりこない。
そんな中で出会った粒の立った塩を、これも自分用とプレゼント用に。
その他にランジェリーがベッドの上に美しくディスプレイされている様子や、ジュエリーが並ぶ空間も、見ているだけで楽しかった。
買い物というのは、こんなにも心を弾ませるものだったかしら、と改めて思う。

名前を呼んでもらえる、というささやかな嬉しさ
このイベントで一番嬉しかったのは、実は買い物よりも、人とのつながりだったかもしれない。
スタッフとして参加していたVoicyパーソナリティーの澤奈央さんとは、共通の話題で盛り上がった。
一度だけコメントしたことを覚えていてくれて、その話で盛り上がったことも。
別の機会に購入したアクセサリーで、たまたまHASUNAのお店で一緒になり、たまたま色違いのネックレスを買ったVoicyパーソナリティーのおよねさんとも再会。
「色違いのネックレスを買った者です」というのが、いつのまにか私の鉄板の挨拶になっていた。
また、白木夏子さんは入り口で出迎えてくれて、リストを確認して、名前を呼んでくれた瞬間は、思った以上に嬉しかった。
(駐車場の案内と思われたので、電動自転車で行ったのは私くらいと思われる)
あちこちに目を配りながら、写真を撮ったり、指示を出したり。
全体を見渡しながら動いている姿、仕事できる人だった。
一人で参加している人も、思っていたより多かった。
石村友美さんのヨガ教室の卒業生という方たちもいて、お手伝いをしながら参加されていた。
場所の気がとてもよくて、エネルギーをたくさんもらった一日だった。
こんな日に、一人時間を満喫しに行ってほしい
家に着いたのは18時前くらい。
自転車を返したあと、駅前でビールを飲んで、マグロを食べて帰った。
朝はカフェでモーニングを食べてから自転車を借りた。
食べられるものは食べておこう、という気持ちで臨んだ一日だった。
振り返ってみると、よく頑張った一日だったと思う。
新しい場所に一人で向かい、知らない人たちと話し、買い物をして、おいしいものを食べて帰る。
そういう一日があってもいい。
誰かと過ごす時間も大切だけれど、こうして一人で自分のペースで動く時間は、また別の種類の充電になる。
レンタルサイクルも、本当におすすめ。 混みやすいエリアだからこそ、自転車という選択肢を持っておくと、行動の自由度がぐっと広がる。
あー、楽しかった。

