売上安定のための振り返り法をシンプルに解説
数字を見て「売上はまぁまぁだった」「今月はリピート率が低かった」と感じるだけで終わっていませんか。
大切なのはそこから「なぜうまくいったか」「なぜ目標に届かなかったか」「来月は何を変えるか」を具体的に考えることです。
感覚で振り返ろうとすると、どうしても印象に残っていることしか出てきません。うまくいかなかったことに引っ張られて、うまくいったことを忘れてしまうこともあります。
そこで使ってほしいのがKPT法です。シンプルで一人でも使えて、治療院の運営にそのまま活かせます。
KPT法とは
KPT法は、Keep・Problem・Tryの3つの頭文字をとったシンプルな振り返りの型です。
・ Keep(続けること)
→ 先月うまくいったこと、継続すべきこと
・Problem(やめること・改善すること)
→ うまくいかなかったこと、課題
・Try(次に試すこと)
→ Problemを受けて、来月取り組むこと
難しいフレームワークは不要です。
この3つだけで、感覚的だった振り返りが整理されます。
治療院での使い方
KPT法は無料配布している「治療院経営KPI管理シート」での振り返りでも採用しています。
KPT法の振り返りシートだけでも使えます。LINE登録の特典で誰でも受け取れますので気軽に使ってもらえたらと思います。

数字管理シートの数字を見ながら、毎月の最終営業日に少しでも時間をつくって振り返ります。
紙でもスプレッドシートでも、手軽にやりたい方はスマホのメモでもOKです。スタッフがいる方はスタッフが作った振り返りを見ることで、いま何に課題を感じているのかが一目でわかります。
毎月続けているとうまくいったことは習慣として残り、うまくいかなったことは改善するサイクルが生まれ、院の勝利の方程式が作られていきます。
すると、うまくいかなかった時の振り返りの精度が上がっていき、結果的に売上が安定しやすくなるという仕組みです。
ノウハウが蓄積されていけば、少し編集すれば教育マニュアルとなり、スタッフの育成の際にも大いに役立ちます。
記入例
Keepの例
2回目リピート率が直近3ヶ月より20%上がった
新患の問診時間を丁寧にとった結果、次回予約率が改善した
キャンセル時に次回予約を提案するようにした
Problemの例
5回目リピート率が目標の50%を下回っている
回数券使用の方が多く全体の単価が下がった
施術中に雑談が多く患者さんとの関係が浅い気がする
Tryの例
3回目に中間問診を入れて不安を吸い上げる
来月から追加メニューをつくって案内してみる
施術中に必ず前回との変化を言語化して伝える
Problemをただ「反省」で終わらせず、必ずTryに変換することがポイントです。Tryがなければ来月も同じ結果になります。
やるときに意識してほしい3つのこと
① Keepから始める
Problemから入ると気持ちが重くなります。まず良かったことを書き出すことで、冷静に課題と向き合えます。自分の院がうまくいっている部分を認識することは、モチベーションを保つ上でも大切です。
② Tryは1〜3個に絞る
全部改善しようとすると何も変わりません。来月の行動として現実的に動けるものだけに絞りましょう。「やること」が多すぎると結局何も手をつけられず、翌月の振り返りで「できなかった」が並ぶだけになります。
③ 毎月同じタイミングでやる
月末の30分をKPTの時間と決めておくことで習慣になります。振り返りは一度やるより、毎月続けることで初めて意味が出ます。先月のTryを今月のKeepかProblemに反映させることで、改善のサイクルが回り始めます。
まとめ
KPT法は気軽に取り組めるのが特徴です。頭だけで考えると視野が狭くなるので、アウトプットして視覚化することを強くオススメします。
振り返りをしている院長としていない院長では、半年後・1年後に大きな差が生まれます。
うまくいかない理由が分からないまま走り続けるのか、毎月少しずつ改善のサイクルを回せるのか。その違いはフレームワークひとつで変わります。
今月は天気が悪かった、インフレしている、で終わらせない「変化に強い院」を目指していきましょう。
売上は仕組みに任せて、治療家が治療に集中できる環境づくりを全力でサポートします。
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