「AIに文章を明け渡した私へ」自分のことばを取り戻すための痛みの記録
だいじょうぶ
ことばに振り回されるのは楽しいことだよ
noteをひらいて
「スキ」「コメント」の数をチェック。
「全然のびないな…」
SNSをひらいて
「〇〇達成」「売れました」報告を目にする。
「どうやったら売れるんだろ…すごいなぁ」
やりかたが間違っているんだろうか……
スクロール
「初心者でもできた AI × note 収益化」
「〇日で〇〇達成!ロードマップ公開」
ぽち。
あぁ。何をやってるんだろう、私……
売り上げやフォロワー
目に見える数字をコントロールしたくて
何を届けたいのか、迷子になっていませんか。
それとも、
フォーマットやノウハウに正解を求め、
型にはめこむのにお疲れではないでしょうか。
noteを始めたときの、
宝物を見つけたような温かい気持ちは
どこに行ってしまったのでしょう。
しんどいですね。
でも、それはあなたの
心が 文章が
表現したいと
うずうずしているせいかもしれませんよ。
私も今、その感情とゆっくり向き合い始めたところです。
子どものころから傷つきやすく臆病。
でも、
新しいことには興味津々な私。
ここ数年で
HSS型HSPというジャンルに出会い
「私のことだ!」とほっとしています。
そんな私、note初投稿は5月3日です。

パート勤務になって取り戻した気力、体力、時間。
何かできないかな、
と探った先が「noteは稼げる!」という世界でした。
在宅で、しかも誰とも顔を合わさずに
お金を得ることができるなんて夢のようではないですか。
事前に「AI×noteで稼げた」系の有料noteを3冊購入。
初めて書いた記事は
AIに頼りながら3時間程度で仕上げました。
少しの情報を打ち込んだだけで
スラスラと流れるように出来上がっていく文章。
その様子に見とれるような心地になりました。
誰かの機嫌を損ねても
AIがつくったから、大丈夫
売れなくても
私が書いた記事じゃないし、大丈夫
大丈夫、大丈夫、大丈夫……
「私なんかの記事だから……」と
最低価格の100円にしたのを覚えています。
実はこの記事、
投稿した3日後に購入していただいているんです。

通知を写すスマホ画面を見ながら
カンニングして100点をとったような心のざわつきが。
嬉しかったけれど
言いふらしたい気持ちにはならなかったのです。
話が変わって、
記事が売れた前後にとある企画に応募していました。
黒猫さんの
「自腹で有料note買ってダメ出しするよ!」
というものです🐈⬛👇

テーブルの端からこちらに誘いかけるように
「見てみようかな」を上手に引き出す文章。
なるほど、読ませ方がとてつもなくうまい。
お一人目へのダメ出しは切れ味抜群で
「イラっとした」の一文にはヒュッとなりました。
こんなことを言われたら確実に傷つくはず。
でも、私はこの記事のどの部分に引っ掛かったんだろう。
……どうしよう、気になる。
このスイッチが入ったら私は速い。
記事を購入していただき、ダメ出しをお願いしたのです。
黒猫さんからの返事を待つ間、
「毎日投稿が良い」らしいとAIで記事作成を進めます。
私はこう書きたい。
でも、くどいと言われるから削除。
普段ならこの言葉は選ばない。
でも、購買意欲をそそると言われるから使う。
でも、でも、でも……。
「やばい。なんだろう、これはやばい」
急にすべてから逃げ出したくなりました。
だって、
実際にお金を支払った方がいる文章なのに、
私が全然納得できていない。気持ちが悪い。
当時の記事のタイトルは、
AIが「型」にのっとって決めたものです。
『不安強めでひ弱な主婦が
【資産2000万】達成して
フルタイム卒業するまで』
私ならこれ、買えないんです。
普通の主婦が2000万なんて数字、怖くないですか?
引き返したくなりませんか?
証拠になればと
金額部分のスクリーンショットも載せたけれど…
それにも画面から圧を感じてしまう。
自分のことなのに実績をうまく扱えなくて。
武器の刃先をぎゅっと握りしめているような感覚でした。
逃げ出したい……
でも、人を巻き込んでいるから無理だ……
まさにHSS型HSPの
“アクセルとブレーキを同時に踏んでいる”状態。
「やめときゃ良かった」
と頭を抱える私に、黒猫さんからのダメ出しが直撃します。
覚悟はしていましたが、すがすがしいほどボロクソ。
・生成AIに丸投げした記事に、人は金を払いたくないんですよ!!!
・(AI臭がしたら)「信頼」が一気に損なわれます。
・「うまく使えないならAIは使うな」
・買って損しました。
すべては黒猫さんのページからご確認ください。
(オウンゴールをした選手をいたわるような気持ちで)
なにより刺さったのが……
そもそも、売り上げうんぬんの前に心が痛みませんか?
“ こころが いたみませんか? ”
そうなんです!
私、いま、心が痛んで!!
一刻もはやく逃げ出したいんです!!!
すぱーんと刺さって
もっともっと痛くなったなぁ。
正直なところかなりこたえました。
でも、
傷ついたとかつらいとかは、本当になくて。
・これを書いたら傷つく人がいるかも
・失敗したり傷ついたりするの、いやだな
AIにそんな思いを背負わせていたと
自覚が出来たから。
責任をもってお金をいただく覚悟が一切なかったのです。
“売れそうな文章”を使うことで
AIに自分の文章を明け渡した私。
どうしよう。
今さらすぎるけど、どうしたら取り戻せる?
「もうAI捨てましょ」

一文がふわっと浮かび上がるように見えました。
いや、肩の荷がおりた私が浮かび上がったのかも。
そうか。
noteは。
文章は。
不完全であっていい。
情報ではなく、私という人間が求められているのだから。
このまま逃げだす?
感情をぶつけて自分を守る?
傷つきやすいから仕方がないと、自分を諦める?
大丈夫。
カンニングペーパーはもう見つかった。
今度こそ自分の弱さと向き合うことができる。
逃げ出すのも諦めるのも、やめました。
そこからは、AIとは分業制。
・へたくそでも、読みにくくても文章は自分で
・構成の提案、表記のチェック、画像生成はAIの役割
をマイルールとして、書いては修正を繰り返していく日々。
私はひとりの空間じゃないと書けないし、
とにかく時間がかかる。
流れるように文章は出てこないけれど
ぱちぱちとキーボードをたたく音は心地いい。
ダメ出しをいただいてから5日後。
朝も、昼も、夜も。
時間が許す限りnoteに向かって記事を仕上げました。
黒猫さん、
アフターケアをしてくれる猫さんです。
(めちゃくちゃ優しいです〜)
「出来ました!」と報告したら…

「最初からアレが見たかったよー!」
「読んだ!!!すっごくよくなった!!!」
嬉しかったなぁ。
スマホ握りしめてちょっと跳んだもん。
読まれる記事かは、いったん横におくとして。
スタートラインにたどり着いたと評価してもらったような。
文章を書く人として、背中を押してもらったような。
そうか。
これが「誰かに届く」ということ。
検索しても出てこない
私自身の情報を受け取ってもらったのです。
今回の記事を書く許可をいただいたことも、重ねて感謝です。

書きながら、とてもふんわりと
私はノウハウを売る人ではないということに気が付きました。
これまで触れてきたみなさん、
膨大な熱量をもってノウハウを“商品”として魅せています。
では、私の“商品”はなにか?
それは、
きっとずっと不安なままの私自身。
キラキラした実績を持っていても
両手いっぱいの不安を手放せない。
私をまねしてね。誰でもできるから。
ここにたどり着いたら安心するよ、なんて言えません。
だって私自身がまだ不安のなかにいる。
そう、そもそもの方向性が違ったんです。
時間をかけて私のことを知ってもらう。
そのために、
ゆっくり自分と会話しながら文章を積み重ねていく。
そりゃ、せっかくならおかねも欲しいけれど。
私はおかねが大好きですからね。
あぁ、認めたらとても楽になりました(笑)
好き勝手書いたら誰にも読まれないんじゃないかなぁ。
スキもコメントも0のままだったら傷つくんじゃないかなあ。
それでもいいじゃない。
自分らしさを失って、私自身を傷つけるよりもずっといい。
数字に振り回されることなく、
遠回りになってもいいから自分の文章を探していきたい。
そんな気持ちでキーボードをたたいています。
そしたらね。
noteもSNSも振り向いてくれる方が
ちょっとだけ増えましたよ。
もしここまで読んでくださったあなたが
私と同じように……
「自分らしさ」と「数字」のはざまで
迷子になっているのならば。
自分の文章をAIに明け渡したことに
罪悪感を感じているのならば。
自分が苦しくないかたちで
文章をつづれる道を、一緒にさがしてみましょうよ。
道は、細くてもながーく続いていたほうがきっとワクワクする。
一緒に長い散歩を楽しみましょう。
これから、noteを大事に大事に育てて
「これが私の文章です」と差し出せるようになりたいな。
文章と遊びながら。
文章に振り回されながら。
遠くにみえるあの景色まで、寄り道しながら。
だいじょうぶ。
ことばに振り回されるのは、きっと楽しいことだから。
・・・
最後までお読みいただき
ありがとうございました🎈
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