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第2話 幼稚園でのまわりと違う目立つ行動「それでも幼稚園と友達が好き」

チカノベの人生史創作小説。タイトルは『精神障がい、性的違和の知暖ちはるが学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道』。

脳の障がいによる障がい特性を持つ主人公の知暖が、人生でたくさん失敗し、苦しんで、報われない経験をしていく。

そうやって生きてきて、いろんな人たちと関わっていく中で「社会性」と「愛の形」と「人生の正解」について学んでいくお話。

今回は、第1章『みんなと違う幼少期』から『第2話 幼稚園でのまわりと違う目立つ行動「それでも幼稚園と友達が好き」』です。

目次はこちらです。以前の話や次回以降の話を選んで読めます。

主人公の知暖 卒園アルバムの写真
(Geminiさんで生成したイメージ写真)

幼稚園でのまわりと違う目立つ行動「それでも幼稚園と友達が好き」

年中から幼稚園に入園した。「担任の先生」がわからず「おかあさん」と呼んだ記憶がおぼろけながらある。自分の席がわからなかった気もする。昼食の時間は、唐揚げを口に突っ込んだ。最初の通園の認識を思い出してみると、自分がいちばん偉くて、お嬢さまのような感じだったのかもしれない。

幼稚園は早起きして行けず、10時台に通園していた。もはや正しい通園時間が何時何分だったか全く記憶にないくらい。一度だけ、8時台に目覚めたときがあって、その勢いで幼稚園に行けた記憶がある。幼稚園は保育園と違い、遊ぶ時間も少なく昼寝がない。

じっとしていることが苦手で、席を離れて、歩きまわったり、先生の前へ行ったりした。先生に拘束されることもあった。幼稚園のホール歌っているときは、指定されていない部分の振りつけまでしながら歌っていた。幼稚園の頃から歌うのが好きだった。家族みんな歌うのが好き。

キリスト教の幼稚園で、少額のお金を集めたり、キャンドルサービスをしたり、食事前のお祈りをしたり、キリスト誕生の劇をしたりした。

キリスト誕生の劇は、年中ではクリスマスツリーの役をやった。写真撮影の際「膝で立つ」という体勢ができなかった。年長では、男役になりたかった。でも、理解されず、当時は性的違和がなくとも、人生で最初に性の多様性を理解されないと幼ながらに感じたことだった。

実際は天使の役をした。なぜか、シーンに適切な音源がなく、別のクラスの先生が演奏する、きらきら星のピアノ演奏に合わせて踊った。自分は真面目にやったつもりだが、親の話によると、あまりやる気を見せていなかったらしい。男役ができなかったことはそこまでショックではなかったはず。

ただ、集団に馴染むのが自分にとって苦手だったのかもしれない。みんなと同じことをする通常の「当たり前」に囚われない、独自の動き方が好きだったと思う。自分だけの「当たり前」は、みんなと違う「多動の自分」だったと大きくなってから自覚した。

発達障がいは集団生活を始めると症状がわかりやすいと言われている。だから、イベントでは特に、多動が見られた。といっても、みんなの目に入るので、そこに実際、母もいたから。

発表会のコンサートの日はステージに寝そべった。集団に馴染めなくても、幼稚園と友達が大好きだった。友達を笑わせたり、一緒に遊んだりできた。仲良しの友達もできた。

幼稚園から帰りたくなく、延長保育を利用することもあった。延長保育は、追加料金がかかる。母に延長保育を頼み、1時間の時間を約束してくれた。しかし、時間になって迎えに来ると、大騒ぎ。幼稚園の門でひっくり返って、かんしゃくを起こした。挙げ句の果てには母に担がれて帰った。

当時は、新しい人間関係にも興味があった。今では交友関係を制限している自分だが、小学校の説明会か何かで見かけた女の子を、幼稚園の人形遊びの役として遊んだ記憶がある。その子はのちに同じクラスになり、仲良しの友達になるなんて夢にも思っていなかっただろう。

卒園式では、みんな座っているのに、園長先生を追いかけ、見ていた父が「恥ずかしい」と言って、母と代わった記憶がある。

幼稚園の頃は背が2番目に高く、体重も22Kgだった。小学生でも10Kg台の子がいるのに、ちょっと大きめの子だった。

なりたかった職業はサンタさん。自分は今までサンタさんに「いちばん欲しい物」をもらったことがない。親からのクリスマスプレゼントは、希望していた物をもらっているときもあった。

幼稚園の頃、初めて憧れた職業の「サンタさん」。この頃から、誰かを喜ばせたり楽しませたりする仕事をしたいと思っていたのだ。幼ながらに自分の意思があった。

幼稚園を卒園して、小学校の保育園卒の仲間たちと話しても、幼稚園がずっと授業のような形で行われていることにいい印象を持たれなかった。それでも保育園が羨ましいと思ったことはない。教育の差別とかの概念を知らなかったときも、大きくなってからでも、保育園卒はあんまりいい印象がない。

今は共働きが当たり前なので、保育園卒のほうが珍しくないんじゃないかな。自分が家庭を持つとしたら、授業時間の多い幼稚園に通わせたい。就業時間の関係で無理なら、保育園でもいい。保育園卒でも、まともな人はいる。僕は幼稚園卒でも普通の人よりまともじゃないからね。

小学校の入学式で、事件は起こる⋯⋯。


おことわり

この小説は、野辺 知可(チカノベ)の人生をモデルにした物語で、実体験を元にしていますが、個人情報流出とプライバシー保護のため、地域や名前、家庭事情等を脚色している部分があります。また、失念した部分なども、記憶違いで、結果的に脚色してしまっている場合もあります。


あとがき

2月16日(月)頃から、執筆用の端末の、純正キーボードの調子が悪く、執筆が進みません。格安の充電式ワイヤレスキーボードを注文しました。

キーボードが届くまで、積極的な執筆活動ができないので、やはり週末までは1日1話ずつのペースで投稿しようと思います。

下書き自体は第13話まであります。お届け予定日は日曜日あたり(22日かな?)です。雪の影響か、お急ぎ便でも5日はかかるみたいです。

本当は定価で2万円くらいする純正品が欲しいですが、未来ある無収入ニートで、セール価格でも預金のほとんどを使ってしまうことになります。

就職後に純正品の物を買うまでの一時凌ぎとして、セールで安かった格安キーボード買って、執筆活動や普段の作業に使いますね。

生成画像は、実際の卒アル写真を見ながら、デジタルイラストで原型を作ってから生成し、それを元に前回の暑い日に長袖服を着た写真を生成しました。

原型のイラストがこちら。生成写真より、実際の写真と特徴をうまく捉えられている。実際は正面を撮った写真で、首が曲がっている。

そのため、遠近感で耳の大きさが違って見える感じ。小学校生活前半の写真や、美少女時代の写真もうまく生成できるといいなぁ。

次回は、『第3話 入学式から離任式までの話』です。発達障がいの診断をうけ、地元に引っ越すまでの約1年間の出来事を主観で書きました。


参考記事

次回、お楽しみに!


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