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第36話 中学時代に学んだこと・感じたこと

チカノベの人生史小説。タイトルは『精神障がい、性的違和の知暖ちはるが学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道』。

脳の障がいによる障がい特性を持つ主人公の知暖が、人生でたくさん失敗し、苦しんで、たくさん泣いて叫んで、報われない経験をして生きてきた。

そうやって、いろんな人たちと関わっていく中で「社会性」と「愛の形」と「人生の正解」について学んでいくお話。

今回は、第3章『自分に向けた「ありえない」を覆した中学校生活』から『第36話 中学時代に学んだこと・感じたこと』です。

目次はこちらです。以前の話や次回以降の話を選んで読めます。

主人公の知暖 中学校の卒業アルバム
(Geminiさんで生成したイメージ写真)

中学時代に学んだこと・感じたこと

中学校で学んだことは少ないと思う。出席日数が少なく、遅刻や早退も多く、しっかり通学していなかったため、成績が落ちた。かんしゃくを起こし、教師に掴みかかることもあり、小学生の頃ほど、思いやりの気持ちや優しさに関して学べたことがない。

中学生時代は、クラス内外の男子たちからいじめられ、1年8組の担任からの不当な扱いもあり、学校を休みがちになった。中学1年生の頃に学んで印象的だったと言えば、理科の授業で植物体の維管束、師管と道管の違い。道管が水分の通る道で、師管が葉で作られた栄養分の通る道。覚え方は、片方を覚えていればいい。道管が水の通る道で『「水」道管』つまり「水道管」と覚えるといいらしい。この覚え方を、理科教師との面談で話すと、覚えていたことに感心された。担任の英語の授業では、基本的な会話の表現を覚えた。be動詞や一般動詞、様々な英単語などの簡単な表現を1年生の頃は覚えた。

2年生から特別支援学級に入り、担任が大人げのない人で、好ましくない行動をやめさせる方法や、叱り方に問題があり、配慮に欠けていた。
特別支援学級の担任は、国語教師で、詩や作文をよく書かせてくれて、文系的な能力が育ち、漢字勉強に力を入れ、小学生の頃は理科が得意な理系だったが、中学校では文系に傾いた。図画工作や美術的な表現をする時間も設けてくれて、新聞のコラージュをしたり、担任のホットボンドを借り、ペットボトルでデコレーションライトを作ったりした。

視覚障がいのクラスの担任が英語教師で、自分に合った英語表現を教えてくれた。英単語で遊ぶことや、英語の自己紹介作文も作れるようになった。教科書のお気に入りの英文を楽しんで読んだ。3年生では、別の教師が英語を担当し、特に授業の始めには英単語のビンゴをした。

理科の授業では、授業の最後に質問をし、生物学的なことや科学の質問をしたことが記憶に残っている。問題集に取り組む際、ふざけて問題を回答した。かんしゃくを起こし、教室から出てしまうこともあった。理科の授業中に天気が悪くなり、理科教師が「積乱雲」と言い出したことが面白かった。
第24話でも話した、知的障がいクラスの同じ学年のあゆむくんと友達以上恋人未満の関係になり、その後仲違いしていて、たびたびちょっかいをかけに行くこともあり、知的障がいを侮辱する発言もしていた。自分が隣の支援学級に行き、文句を言うことはあったが、逆のパターンで、あゆむくんがこっちのクラスにちょっかいをかけたり、文句を言いに行ったりすることはなく、担任に「自分がされたらどう思いますか?」と訊かれたときは「嫌だ」と特に何の感情もなく思うこともあった。

授業中、かんしゃくを起こし、教室から脱走することや、先生と掴み合いになることがあり、担任とあゆむくんに怪我をさせることもあった。担任は免疫が弱く、自分が見聞きしたことのないような消毒薬で、傷口の治療をしていた。

20代半ばあたりまでは、中学校のことをこう言っていた。「中学校大嫌い。みんな頭おかしい」と。何の感謝もなく、非常に苦しみ、理不尽な扱いをうけ、当時は、自分が世界一の被害者だと思っていた。しかし、アラサーになり、人生史小説を通して、自分を俯瞰できるようになった今、その景色は全く違って見えている。

いじめる生徒に関しては、いじめるほうが悪いと思う。でも、教師が叱ったり、体罰をしたりしたのは、教師だけが悪いとは言えない。自分が問題行動を度々起こし、言うことを聞かず、扱いにくい生徒だったために、先生が対応に困り、どうしていいかわからず、叱り方に変な癖があった。言葉での理解が難しかった当時の自分に対し、痛みという強い刺激でしか教えられないと判断されていたのかもしれない。

1年8組の担任は、大きなあざと傷を負わせるほどの体罰をしたが、授業が面白い先生であったことから、嫌いになれず、怪我をしたことに、母が先生を「訴える」と言ったときは、先生を守るために、学校を休んで傷を治した。支援学級の担任には、自分も親も理解し難い指導方法があるも「お世話になった先生方」として、将来は人生の門出を祝ってもらいたい。

こんなに先生方を好印象に思っているのならば、中学校生活の全てが、自分に悪影響を与えたわけではないと思う。少ない学びの時間、生物学や科学を学び、基礎英語を覚え、国語能力が育った。成績は落ちたものの、高校生や大人になってからの勉強の基礎が身についた。これからは、中学校のことを悪く言わず、全ての問題行動を全部他者のせいにせず、自分が未熟なあまり、犯してしまったことで、自分だけではなく、先生方や母も苦しみ、悩んだことだと捉えられるようになった。

高校生活が始まる。4月から就労施設と通信制高校に通う。新たな出会いによる、新しい人間関係。中学生の頃より苦労し、泣くことが多くなるとは、想像できていたようで、できていなくて⋯⋯。


おことわり

この物語は、自分の主観と記憶を辿り、実体験をベースに綴ったノンフィクション・エッセイです。一部、プライバシー保護のために、地名や人名、団体名、家庭事情等を伏せたり書き換えたりしています。そして、歳月の経過による記憶の断片を繋ぎ合わせています。当時の心情風景としての描写が含まれることをご了承ください。


あとがき

中学校生活のエピソードを締め括るお話でした。他の生徒と違う、変わった子なので、先生やいじめ男子たちから心身を傷つけられました。

かんしゃくが酷く、中学校はとにかく何の感謝もなく、自分に悪影響しか与えなかった場所だと、成人後もずっと思っていました。

人生史小説を執筆してから、その思いは変わりました。悪い思い出も、誰のことも悪者にせず、傷つけないように書くことをコンセプトにしました。

その意識のおかげで、あんなに劣悪な環境だと思っていた中学校も、今思えば自分にも非があり、苦しんだのは自分だけじゃないんだなと感じました。

もちろん、嫌な思い出はあります。今でも、どんな考え方で振り返ろうとしても納得できない出来事は何個かあります。

他の人や同じ学校に通う当事者や卒業生のことを思うと、悪いことばかり書けない気がします。他の仲間たちにとっては、思い出の詰まった母校です。

自分が曲者であるが故に、先生も生徒もどう扱っていいかわからず、僕も理解されない苦しみを感じていました。

第3章では苦しみ、涙することも多かったですが、この先の物語で流す涙は、中学校生活のそれとは一味違います。
好きな人に拒絶された悲しみ、夢や目標が叶わないもどかしさ、仕事での待遇への不満、人が離れていく孤独。
僕が人生で、うまくいかなくて悲しんで流した涙を、今後の人生では、成功して嬉しい出来事に塗り替えたいです。


作者の近況

今、第10章を生きる作者の近況。あとがきにもある通り、人生史小説を書き始めたおかげで、人生の見方が変わりました。

第9章のサイレント期間で深く悲しんだあとの、躁状態のときに発案したのが、この小説です。

まさか、魂レベルで自分の意識を変えられるとは思ってもいませんでした。まず、過去の自分を愛していること。

自分が過去にかんしゃくを起こしたことや、叱られたことなどは、自分が未熟だったために、してしまった過ちだと捉えています。

次に、未来の自分を愛したこと。どんな未来を過ごしていても、それが人生の正解だと自分が判断したのなら、それでいいと思います。

第9章の僕は、彼が欲しくて、心が枯れてしまい、どうしても彼がいないとだめで、彼と一緒の未来ではないと納得できませんでした。

彼と一緒ではない未来を確信することもありました。将来、彼か別の相手か、生涯独身を選んだか、どんな道を進むか未来を予想しました。

独身を選んだとしたら、それは僕が「彼との思い出を大切にしたい」「人生最後の恋愛にしたい」という、愛を貫いたからでしょう。

他の男性を選ぶとしたら、第9章の僕の意思に反し「人生最後の男性にしたい」と彼に嘘をつき、申し訳ない気持ちでいっぱいでしょう。

女性パートナーを選んだとしたら、同性恋愛や同性パートナーシップ(未来には「同性婚」という選択肢もあるかもしれませんね)という形になります。

彼との恋愛や結婚をするより、周囲の理解が少なく、世間一般の形式ではないことを非難されるでしょう。

今の僕には腑に落ちない展開でも、僕はそれらの選択を取ったことで、彼や自分、その相手の心を守ったということだと受け止めたいです。

過去の自分だけではなく、未来の自分も愛そうとしていることを、未来の自分に向けてメッセージを書きました。

第10章の今の僕は、恋人と4週間以上付き合えるかどうか、正直不安なところもあります。

次回とその次のお話で登場する初代恋人と、浅い関係だった今の彼(2代目恋人)とは、どちらも4週間しか交際できていません。

もしかすると、僕は4週間以上交際できない呪いがかかっているのではないか?と思って、恐れています。

2代目恋人だった彼とは、職場恋愛でした。僕の心身がまだ不健康で、就労施設で大声を出し、彼は仕事に集中できなくて、彼を不安にさせました。

復縁して、3代目恋人になってからは、毎日のように会わなくなったことで、かえって彼を不安にさせているのでは⋯⋯などと思います。

僕自身が不安なのは、次の章のテーマ『統合へ「Oneness」』があるのかどうかです。婚約や新婚生活がテーマの章の予定です。

2代目恋人だった彼は「人生一緒に歩みたい」と言ってくれました。その重みのある言葉を、今も彼は思ってくれているのかどうか。

お互いの家族や他の人たちに祝福されるような状態の2人であるのか、また2人の関係が陰り出すときがくるのか、僕の理想の年齢で統合できるのか。

金銭的や精神的、身体的に自立していない今では、2人の生活ができているところは、想像がつきません。

過去にブランクがあり、今度こそうまくいく!と未来に希望を持ち、挫折し続けてきました。元々は未来不安型だと思います。

発達障がいの人は、先に見通しがつかないと不安になりやすく、予定の変更や、自分の思い通りにいかないことを非常に嫌がる傾向があります。

僕は31歳までに、今の生活から抜け出したいという目標があり、残り時間はあと2年程度です。

僕が31歳になるとき、彼はまだ23歳です。人間としては、まだ未熟な年齢かもしれません。

こんなに年が離れた人に引き寄せられるなんて、運命のいたずらにも程があります。僕の人生の物語の展開、誰も知らない。


トップ画像説明と次回予告

トップの生成写真は、中学校の卒業アルバムをイメージして生成しましたが、実際の卒業写真とは違った印象です。

実際は、撮影前にシャギーカットに散髪し、正面からのアングルではなかったです。シャギーカットを指定してこんな感じの髪型になりました。
Geminiさんのセーフティガイドラインの影響で図らずも80年代アイドル風になりましたが、当時のピュアな心根が表れているようですね。

今回で第3章は終了し、次回から、第4章『何かと闘いまくった高校生活』開始。高校入学から卒業までの数年間です。

第4章から『就労施設と初代恋人のこと1』です。高校入学の年の4月初めから通所していた就労施設と、初代恋人との話です。

家以外の場所で狂ったように勉強している主人公の知暖
(Geminiさんで生成したイメージ写真)

インデックス記事の第4章の見出し画像です。高校2年生の夏頃に、狂ったように勉強をし出した自分をイメージして生成しました。

次回から第4章ですが、最近執筆がストップしているので、明日こそは、新しい小説の下書きを作成し、たくさん執筆したいところです。

次回、お楽しみに!

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