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熊野古道ひとり歩き メモ9 新宮 神倉神社で再び

おはようございます
まだ薄暗いうちからホテルを抜け出し、美しい朝焼けの海沿い古道を歩く。
#28の高野坂スタンプポイントは、JR線がすぐ真横を通る。


28高野坂 スタンプ台のすぐ脇はJR紀勢本線
撮り鉄さんには良い撮影場所


今日は、新宮市内の3社巡りをする予定。
足爪の痛みが随分和らいできた気がする。

これなら市内の平坦な舗装道路ならば、いくらでも歩けそうだ。

ホテルに戻って、荷物を次のホテルへ移し、市内散策へ出た。


昨夜のこと ミャオさんのこと

なんだかこのところ不思議な出会いが続くのだけれど、昨夜もそうだった。
暗くなった新宮市内、バスに乗ってホテルへ向かっていたら、車内で中国人女性と運転手が何やらもたついている
どうやら女性が携帯画面を見せて、自分のホテルはどこで降りればよいか聞いているのだけれど、運転手さんは中国語が読めない。彼女はほとんど英語ができない。

女性の顔を見たら ”ミャオさん”⁉
南紀の西側、田辺駅で始発バスを待っているときに、古道バスの乗り方やチケットの買い方を聞かれ、降りるときまでサポートした女性だ。
偶然また古道内ですれ違ったり、帰りのバスで乗り合わせ翻訳機でおしゃべりし、御縁があった人だった。

この左上運賃表と乗車整理番号と降車地が結びつかず難しいらしい

外国人観光客にとっては、路線バスの
「整理番号を乗車時に取って、運転席上の運賃表を見て料金を払う」
というシステムがとても難解らしい。
降車地の名前が、漢字でコロコロ変わっていくのも 似た漢字の名前があってわからない。

そのミャオさんが、南紀東側の新宮市でもバスにいた!
席を立って彼女の携帯を見たら、なんと今晩の私のホテルと同じ名前が…
「Me too!same hotel. Please follow me.」(私も同じホテルよ、ついてきて)
と叫んだ私の声に、車内中に乗客から安堵する笑い声がどっと…
皆、言葉はわからなくても様子を見ていれば何を困っているのか、どうサポートしているのか分かるのだろう。

新宮駅前で

私たちは、無事に反対車線からバスを乗り換え、ホテルをみつけた。再会を祝って、夕飯を一緒にし、ハグして部屋前で別れたのが昨夜だ。

不思議なもので、ミャオさんも私もプラン変更して 急遽このホテルに1泊だけ予約を入れていた。
ホテルフロントの方は、最後の2室に私達の予約がたて続けに入ってきたから、当然 同行者なのだと思っていたそうだ。


25神倉神社→ 26速玉大社→ 27阿須賀神社

高野坂の次は、神倉神社。私が一番大好きな場所だ。
8か月前に熊野古道の偵察に2日だけ新宮に来た事がある。その時、この神社で3人の素敵な地元の人に会った。「三人は神様みたい」だった。

またあの3人(三神)に会えるといいなぁ… と思いながら、神倉神社へ。
すると鳥居の下にミャオさん!?
スタンプ台が見つからず、ウロウロしている。

なんとご縁があるものだと2人で大笑いしてしまった。
きっと神倉神社の神が
「今日は一緒に歩きなさい」
と命じたのかと考え
、3か所を一緒に押印して巡ることにした。


ゴトビキ岩に押し潰されそうな
25神倉神社


25神倉神社 この急な538段の石段は
怖くて後ろを振り向けない


26 速玉大社

速玉大社で「詣で餅」を買う。
前回は買えず、ずっと食べたかったものだ。
朝のつきたて餅をミャオさんと境内でほおばり、大満足。
お参りの作法や手水の仕方、どれもおもしろそうに私の真似をして体験している。
「中国には、あなたの神様がいるでしょう? 拝んでいいの?」
と聞くと
「”郷に入っては郷に従え” ですよ」
と。そういう旅のセンス好き

「観光でたくさんお金を落とすんだからもてなして!」
という考え(受け身)の人も多くみられるけれど、私は
旅は、その土地の歴史や人を知り、敬い、自分の中に必要なエッセンスを取り込んで無事に帰宅すること
だと思っている。

(携帯の音声翻訳機能 とても役にたった)

27阿須賀神社

この後、ミャオさんは、私が朝行った高野坂に押印しに行くと言う。バスに乗せ、運転手さんにその旨を伝えてサポートをお願いし、手を振って笑顔で別れた。

私は、バスで41請川までスタンプ押し。
足の痛みも薄れてきた。これなら明日、ゆっくり時間をかければ、必ず小雲取越の山に登れる。


中国と日本

TVでは、外交問題で緊張関係が続き、中国側では「日本への渡航を控えるように」と発表したというニュースをやっていた。
ツアー会社は、キャンセルにした日本行きもあるのだという。

初めてミャオさんに田辺駅で会った時、確か
「熊野古道の後は、東京5日間」
とプランを話していたはずだ。
けれども 今日会ったら、
「明日は大阪から中国へ帰る」
と変わっていた。

彼女はひとり旅だし、言葉の不安が大きいし、いろいろな判断があるのだろうな…と思う。
古道歩きをしていて、中国の人と出会うたび、私は
日本が好き?
と聞いてきた。皆、間髪入れず
日本が大好き。美しい。みんな優しい。
と笑顔だった。私もこの旅で、今まで抱いていた印象が随分変わった。

長い歴史と文化を持つ2つの国、政治の問題は難しい。

私は、ミャオさんが大好きだった

中辺路41スタンプ ラリー 本日の進捗状況
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