【看護師・看護学生】Ankiですべての勉強が解決する理由(実演つき:お局ナース編)
まずはじめに。
今回ご紹介する【Anki】は勉強ツールとして最強であり、どんな人にも同じ体験につながると信じて執筆しています。
「Ankiと僕が何か関係あるから紹介している」とかは、1mmもございませんのでご承知おきください🙇
※ ※ ※
「わかったはず」が、数日後に消える。
その勉強法だと、努力がちゃんと報われにくいかもしれません。
昨日「なるほど」って思ったのに、
今日の自分がもう怪しい。
過去問勉強したのに、
ぜんぜん理解も記憶も残っていない。
研修で「なるほど」と思ったのに、
数日後、スッカラカン。
勉強会でメモしたのに、
いざ聞かれると、ちんぷんかんぷん…。
看護師さん、看護学生さんなら、たぶん一度はありますよね。
看護師や看護学生の勉強は、量が多いだけじゃありません。
仕事
実習
家事
夜勤
私生活
毎日がパンパンの中で、まとまった勉強時間を作るのって、正直むずかしいです。
だから「勉強は、私には向いてないのかも」と思ってしまう。
でも、ここで見直すべきなのは、向き不向きより先に復習のやり方かもしれません。
このあと、その理由をやさしくお話します。
たぶん、「あ、そこだったのか!」と腑に落ちますよ。

さらに、Ankiをはじめて知る人でも迷わないように、
「人はどう忘れるのか」
という話からはじめます。
▼ そして、なぜ看護師・看護学生に相性がいいのか?
そこも含めて、今日から無理なく始める使い方まで、やさしく具体的にまとめました。
読むだけで終わらず、「これなら私もできそう」と思える形でお届けします。
「Ankiってよく聞くけど、なんか難しそう…」
「医学生が使うやつでしょ?」
「看護師(看護学生)の自分にも使えるの?」
こんなふうに感じている看護師・看護学生さんは、ぜひ読んでください。
さいごに、
「お局ナース」を題材に使用例の紹介もしますのでお楽しみに!(笑)
【Anki】は、看護師・看護学生の最強勉強ツール!

まず、結論からいきましょう。
勉強が続かない大きな原因は、能力不足よりも「忘れる前提の設計がないこと」です。
人は忘れます。
これはサボりでも、才能不足でもなく、脳のふつうの動きだからです。
▼ なので、賢く改善するには、次の条件が必要です。
読むだけで終わらないこと(思い出す練習になっている)
復習のタイミングが合っていること(まとめて詰め込まない)
スキマ時間で回せること(5分でも3分でも進む)
続けやすいこと(簡単:設定や作り込みで止まらない)
ここを外すと、どれだけ真面目でも、努力が空回りしやすくなります。
逆に、この4つを満たせると、勉強は一気にラクになります。
「勉強時間を増やす」より先に、忘れ方に合わせるほうが効くからです。
じゃあ、その条件をどうやって現実の生活の中で満たすのか?
そこで一番使いやすいのが、Ankiなんです!
📖 Anki公式マニュアルでも、土台にある考え方として
Active Recall(思い出す練習) と Spaced Repetition(間隔をあけた復習) が最適だとはっきり書かれています。 (Anki Manual)

ここで紹介するのは、
看護師・看護学生向けに、Ankiを“今日から使える形”まで落とし込んだ解説コンテンツです。
▼ Ankiそのものは有名ですが、最初にこう考えやすいんです。
難しそうで手が止まる
設定が多くて疲れる
何をカードにすればいいかわからない
頑張って作ったのに続かない
つまり、Ankiが悪いというより、最初の入り方がむずかしいんですよね。
このnoteでは、そこを飛び越えられるように、
「知る」だけで終わらず、そのまま始められる順番でまとめています。
▼ このnoteでできること(解決策)
Ankiの基本を、むずかしい言葉を使わずに理解できる
「なぜ忘れるのか」がわかるので、勉強の焦りが減る
看護師・看護学生に相性がいい理由がわかる
カード化の例を、【お局ナース編(笑)】で紹介するので、具体例で迷わなくなる
▼ なぜ【Anki】がいいのか
Ankiの強みは、ただの暗記カードではなく、
「思い出し方」と「復習のタイミング」を自動で扱えることです。
さらに、学習法の研究でも、
思い出す練習(practice testing / retrieval practice)
間隔をあけた復習(distributed practice)
は、有用性の高い方法として扱われています。
どの端末で使えるの?

ここも気になるところですよね。
一覧表にあるとおり、Ankiは公式サイトで、
*️⃣ デスクトップ版(Windows / macOS / Linux)
*️⃣ モバイル(iOSのAnkiMobile、AndroidのAnkiDroid)
*️⃣ AnkiWeb同期
が案内されています。 (AnkiWeb)
「最初の設定やカード(Q&A)作成はPCがやりやすい」
「学習・復習はスマホでガンガン回せる」という流れが標準です。
*️⃣ もちろん、スマホ1台でもセッティングは可能です。
そのあと、日々の復習はスマホでガンガン回す。
このやり方が、いちばん楽しく学べます。

▼ また、Anki公式サイトでも、カードに
画像・音声・動画・科学系の記法などが使えることが示されています。 (AnkiWeb)
つまり、Ankiはただの「単語暗記だけ」ではなく、
過去問をそのままAnkiに投げる
レビューブック。クエスチョン・バンクの覚えたい箇所を、写真や言葉でAnkiに投げる
看護技術の手順をAnkiに投げる
検査値の読み方
感染対策の根拠
看護研究のCQ〜PECO〜RQまでをまとめる
先行研究の大切な箇所を覚える
みたいな、医療系の覚えておきたいこと全般に使えるんです。
あとで紹介する、画像を使ったカード。
穴埋め(Cloze)を活用することで、どんなことでも「忘れたくても忘れにくく」なる仕様になっています。
💡 ここが、看護師・看護学生に刺さる大きな理由のひとつです。
人の記憶のしくみをやさしく解説

ここは少し「しくみ」の話をしますね。
でも、むずかしくしませんから〜。
Ankiがハマる理由は、
「昨日読んだのに、もう抜けてる…」
「研修で聞いたのに、現場で出てこない…」
って感じで、秀才くんでも忘れる脳の仕様を考えた学習アプリだからです。
📖 Ankiマニュアルの背景説明でも、
人の脳は使わない情報をどんどん手放しやすいこと、そして復習が必要なことが説明されています。 (Anki Manual)
後述する【エビングハウスの忘却曲線】の話とあわせて、
「時間がたつと忘れるのは自然。だからタイミングよく復習する」がカバーできます。
「読む勉強」より「思い出す練習」が強い理由

ここが、Ankiの心臓部です。
普段、勉強しているつもりになりやすいのは、
ノートをまとめる
スライドを眺める
マーカーを引く
こういう感じですよね。
もちろん意味はあります。
でも、それだけだと「分かった気」になりやすいんです。
そうではなくて、
アクティブリコール(質問を受け、その答えを思い出そうとするテスト)こそが、受け身の学習よりも記憶を強く定着しやすいことがわかっています。
▼ 勉強のすべては科学的根拠に基づく最高の勉強法1冊に書いてあります。
📖 上記の科学的根拠に基づく最高の勉強法や、Dunloskyらのレビューでも、学習法の中で practice testing(思い出す練習) と distributed practice(分散学習) は高い有用性として評価されています。 (PubMed)
📖 さらにKarpickeらの研究では、
「できるようになったあとに何度も読み直す」より、
思い出す練習(テスト)を繰り返した方が遅れて効く記憶に強かったことが示されています。 (PubMed)
これを、看護の現場で言いかえるとこうです。
研修資料を3回読む → 「知ってる感」は出る・・・。
自分で問題にして答える → 看護の現場で引っ張りだせる。
💡 Ankiは、後者「2」をスキマ時間で解決してくれます。
いっぺんに詰め込むより、「間隔をあける」のが記憶に効く

次は、覚える間隔の話です。
試験前に一気に詰め込むと、その場はなんとかなることがありますよね。
でも、1週間後、1か月後には、ほぼ残ってないんじゃないでしょうか?
*️⃣ これは「間隔をあけた復習(spacing effect)」の話で、Ankiマニュアルでも背景として説明されています。 (Anki Manual)
*️⃣ また、科学的根拠に基づく最高の勉強法や、Cepedaらのレビューでも、分散して学ぶことの有効性が示され、保持したい期間に合わせて復習間隔を考える視点が重要だとされます。 (PubMed)
【エビングハウスの忘却曲線】|「忘れる前に復習」より、「少し忘れかけ」が記憶の定着に優れている

有名なこの図を簡単に解説しますね。
これは、人間がどうやって物事を忘れていくのかを分かりやすく表したグラフです。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスさんが作りました。
このグラフによると、人間は何かを学んでも…
1 時間後→約5割忘れる
1 日後→約7割忘れる
1 ヶ月後→約8割忘れる
すっごい忘れちゃいますよね…。
だからこそ、学んだことを記憶に定着させるには、繰り返し学習することが重要なんです。
こういった人間の忘れるメカニズムを考えて、効率的に記憶を定着させてくれるツール。それが・・・
【Anki】なんです。
Ankiを始めると、わざと「少し忘れかけ”のタイミング」で勝手にカードが出てきます。
すると最初は、
「え、なんでこのタイミングでこの問題が?」
…って感じることになります。
💡 でも、ここがポイント!
スラスラ言えるだけの反復より、ちょっと引っ張って思い出す練習(アクティブリコール)こそが、記憶に効くかことがわかっているんです。
Ankiは、このシステムを自動で行ってくれる「最強のツール」なんです。
なぜ【看護師・看護学生】に相性がいいの?

ここからは、現場目線でいきますよ〜〜。
たぶん一番知りたいところですよね。
結論から言うと、Ankiは医療者と相性バツグンです!
理由はシンプルで、医療の学び方そのものと相性がいいからです。
*️⃣ Anki公式も、活用例として医療系試験の学習を挙げています。 (Anki Manual)
▼ また、医学生を対象にした研究・レビューでは、Ankiの使用が広く見られることや、学業成績との関連を検討する報告が出ています。
📖 対象は医学生ですが、知識の量・更新速度・継続学習という点で看護師や看護学生の試験対策にもめっちゃ参考になります。
(医学部におけるAnkiを用いた間隔反復学習ツールの学業成績への影響を評価するコホート研究)
【Anki】を使うと、こんな変化が狙えます。(ベネフィット)

Ankiを使うと、こんな変化が狙えます。
「わかったはずなのに抜ける…」のモヤモヤが減る
勉強のやり直し回数が減って、時間のムダ感が減る
スキマ時間(3〜10分)を勉強に変えやすくなる
看護の知識を“読む”から“出せる”に近づけやすい
現場での報告・説明で言葉が出やすくなる
実習・国試・新人学習・中堅の指導準備まで使い回せる
「何を覚えるか」が変わっても、学びの器をそのまま使える
完璧主義で止まりやすい人でも、小さく始めやすい
勉強のハードルが下がって、自己効力感が戻りやすい
忙しい時期でも「ゼロにしない学び方」が作れる

言いかえると、
勉強量を無理に増やすより、続く仕組みを先に作れるのがいちばん大きいということです。
Ankiの実例紹介【お局ナース編】

① 【お局ナース編】学習開始!(笑)

② 「う〜〜ん、難問だな…🤔」

③ 答えは【番長、いじめる人、陰湿、同じ病棟に長き居座るナース】でした〜〜〜〜!!(笑)
▶︎ で、僕にはこの問題は難しすぎたので、【難しい】を選択しました。
▶︎ すると6分後に、また同じ問題が出題されるように【勝手に設定】されました!

④ 次は【穴埋め問題】です。

⑤ 「あ、これは簡単やわ〜〜😊」
▶︎ 答えは【覇者】やな!
▶︎ はい、正解〜〜〜🙌
▶︎ で、僕にはこの問題は簡単すぎたので、【簡単】を選択しました。
▶︎ すると4日後に、また同じ問題が出題されるように【勝手に設定】されました!

⑥ 最後は【Q&A】の作り方
→といっても、【Front】に問題、【Back】に回答を書くだけです。
💡 【Point】イメージに合う著作権フリーの画像も回答に載せると、より記憶の定着につながるよ!

⑦ 【穴埋め問題】の作り方
💡 下図をクリックして、回答を書くと【穴埋め】になるよ!

⑧ 「回答」+「イメージ図(著作権フリー)」で、出来上がり!

まとめ
「いつか勉強法を整えよう」と思っていると、
忙しい人ほど、ずっと後回しになりやすいです。
だからおすすめは、やる気MAXの日を待つことじゃなくて、
今日のうちに5分で回せる導線だけ作ることです。
⚫︎ 他にも、細かな設定がたっっっくさんあります!
⚫︎ だけど、難しい設定を最初から覚えなくていいです。
⚫︎ スマホ中心でも始められるから。
忙しい私たち、【看護師・看護学生】が、迷わず始めるための時間短縮に、一定の大きな価値があります。
もし今、
「勉強したい気持ちはあるのに、続け方がわからない」
そう感じているなら、ここが始めどきです。
明日の勉強の景色が少し変わりますよ。
▼ 勉強のすべてはこの1冊に書いてあります。
執筆:認定看護師|ちびかん
(急性期総合病院の認定看護師/教育/研究・論文執筆に従事)
「臨床×研究の両輪」で、後輩がベッドサイドで迷わない実践にこだわっています。
🏥 さいごに

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*️⃣ こんなこと書いてもいいのかな〜
など、なんでも大歓迎です (^-^)v
📚 参考・引用文献(一次情報優先・使いやすさ順)

まずここ(Anki公式)
Anki公式サイト(機能、同期、対応端末) (AnkiWeb)
Anki Manual / Background(Active Recall・Spaced Repetitionの説明) (Anki Manual)
Anki Manual / Studying(Again/Hard/Good/Easy の使い分け) (Anki Manual)
Anki Manual / Syncing(AnkiWeb同期、長期未同期時の注意) (Anki Manual)
学習科学(Ankiの土台になる考え方)
Dunlosky et al.(学習技法レビュー:practice testing / distributed practice の有用性)PubMed (PubMed)
Cepeda et al.(分散学習・復習間隔に関するレビュー)PubMed (PubMed)
Karpicke & Roediger(検索練習=思い出す練習の効果)PubMed (PubMed)
医療教育でのAnki活用(参考)
今回の土台にしたPDF(アップロード資料)
Anki入門〜運用の実践ポイント(4ボタン、PC/スマホの使い分け など)
忘却曲線・復習間隔の考え方(入門解説)
Ankiの基本概念(アクティブリコール/分散学習/FSRSの入口)
カード作成(Cloze / Image Occlusion)と運用のコツ
キュー管理・「溜めすぎない」運用感覚
医療系向けカード設計のヒント
(※本文中の各主張は、上記一次資料・公的機関資料に基づいています。必要に応じて院内規程・地域事情に合わせて運用してください。)
