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用土(用土のpH調整①)

元々は水やりタイミングを計るために水分計を購入したのだけど、たまたまその水分計が高機能で、光の強度(ルクス)、根温、pHを測定する機能がついていた。
用土について①に書いたとおり、私のブレンド用土はpHが5.2~6.2で弱酸性のはずだったのだけど、鉢内の用土を測定してみると7.5~8.8とアルカリに傾いていた。


▶️なぜ弱酸性で設計した用土がアルカリに傾くのか

私のブレンド用土はざっくり次のように構成しており、それぞれの資材のpHとともに整理するとこんな感じ。

用土を構成する資材とそれぞれのpH

AIによって算出してもらった、推定のpHは5.2~6.2でちゃんと弱酸性での設計になっていた・・・はずである。
ところが、冒頭のとおり、鉢内の用土に測定器をさしてもスラリー測定をしても、7.5~8.8とアルカリを示す。

なんで??

ちなみに、私の自宅の水道水のpHは7.0で中性ではあるが、植物栽培では「pH 7.0=中性」でもすでにやや高め(弱アルカリ寄り)と解釈されるらしい。

結局、アルカリに傾かせてる犯人は誰なんだ!と、それぞれの資材について、きちんと調べてみた。

●鹿沼・赤玉:
 ・酸性だが緩衝は強くない 
 ・硬水や硝酸態肥料が続くと徐々に押し上げられる。

●ゼオライト・珪酸塩白土:
 ・アルカリ側の緩衝が強い

ゼオライトと珪酸塩白土が原因の1つだった・・・


▶️原因は用土の資材だけではなかった

原因はほかにないのか調べていたところ、ゼオライトと珪酸塩白土の酸を押し戻す力の強さだけでなく、他にも原因があったことがわかった。
まとめると・・・

<ゼオライト>
 ・ケイ酸アルミニウム鉱物で、陽イオン交換容量(CEC)がとても高い。
 ・Ca²⁺・Mg²⁺・Na⁺をしっかり保持し、H⁺と置換して放出しにくい。
 ・酸を入れても、すぐにCaやNaを出して中和する力がある。
  → ゼオライトは「弱酸を打ち消すバッファー」として働く


<珪酸塩白土>
 ・元々が弱アルカリ性〜中性の粘土鉱物。
 ・Ca・Mgをゆっくり溶出し、用土をpH6.5〜7.5へ寄せる力がある。
 ・鹿沼土や赤玉の酸性寄与より押し返す力が強め


<水道水(硬水成分)>
 ・多くの地域で pH7.0以上、硬度高め(Ca²⁺, Mg²⁺, HCO₃⁻を含む)。
 ・潅水を繰り返すと、炭酸カルシウム(CaCO₃)の析出が用土に蓄積
 ・鹿沼や赤玉の酸性はこれに対抗しきれない


<液肥の硝酸態N>
 ・ハイポネックスやマイガーデン液肥は硝酸態Nが主。
 ・植物が硝酸を吸収する際、根からOH⁻(水酸化物イオン)を出して、
  周囲をアルカリ化。
 ・長期で繰り返すと、土壌pHは徐々にアルカリ寄りへ


なるべくしてなったアルカリ化ってこと。


▶️まとめ

用土のブレンドは理論上は弱酸性だったのに、使っていくうちに実測値がアルカリに傾いていくという、調べてみると「なるほど」なんだけど、落とし穴だった。

用土のブレンドは今のところはまだ見直すつもりがなく・・・というのもすでにブレンド済みの用土のストックがたくさんあるのとすでに植えているものをどうにかする方が先なので、それは後々見直すとして。

水道水のpHは私が変えられるものでもないし、液肥をあげないわけにいかないしで、対応をいろいろ調べた。
それについてはまた別記事で。

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