アロイド系が必要とする要素(肥料と活力剤②)
first draft : August 28, 2025
updated : August 31, 2025
自己紹介でも書いた通り、私はとにかくめんどくさがり。
そして、効率性を重視する。
鉢数が多い上、それらを1人で管理しているので、効率的にやらないと管理しきれないし。
▶️肥料と活力剤を別々にやってられない
とにかく多くの肥料、活力剤を使用して、たくさんの要素を補おうとしていることもあり、組み合わせは相当な数になる。
いちいち組み合わせを考えたり、別日にやったりなんてしていられない。
「全部混ぜ」で与えることはできないのか。
めんどくさがりならではの発想であるw
▶️沈殿・拮抗リスクさえ避ければよし
Ca(カルシウムエキス)は硫酸塩(硫酸Mg/硫酸カリ)と混ぜると沈殿、拮抗するためNG。
それさえわかっていれば、2種類の最大限混合した肥料液が作れると考えた。
要は、Caエキスを与えないパターンとCaエキスを与えるパターンの2種類で回していく。
A. Caを使わない最大混合(成長期の「通常回し」)
ハイポネックス原液
マイガーデン液肥
メネデール
リキダス
HB101
ブラックウォーター
尿素
硫酸マグネシウム
硫酸カリ
クエン酸
👉 Mg/K多めなので葉肉の厚みや光合成能力を強化。
B. Caデイ(新葉・細胞壁強化)
カルシウムエキス
マイガーデン液肥 or ハイポネックス
メネデール
リキダス
HB101
ブラックウォーター
クエン酸
👉 硫酸Mg・硫酸カリは入れない(Caと沈殿するため)。
新葉展開時やカルシウム欠乏サインがある時に。
C.Caを使わない最大混合(強制酸性化var)
ハイポネックス原液
マイガーデン液体肥料
メネデール
リキダス
HB101
ブラックウォーター
硫安
硫酸マグネシウム
硫酸カリ
👉月1回、用土の強制酸化化のため、尿素とクエン酸の代わりに
「硫安」を使う。
用土の強制酸化化については「用土について(用土のpH調整②)」に
記載。
▶️多くやればいいというものでもない
肥料や活力剤は過剰でも欠乏でもよろしくないため、頻度も重要。
👉潅水:3〜4日に1回
Day1:A(Caなし)
Day2:水のみ
Day3:A(Caなし)
Day4:水のみ
Day5:B(Caデイ)
Caを含む液肥を与えてから数日後に別の液肥を与える場合は、鉢内での拮抗・沈殿リスクはほぼ心配なし*だが、念のため水のみの日を挟む。
月に1回のみ、C(強制酸性化var)を行う。
👉葉面散布:週に2回程度
灌水用の溶液を1/5~1/10に薄めて使う
*拮抗・沈殿リスクの心配がない理由
・希釈度が極めて低いため、沈殿条件にとどかないこと。
・Mg(マグネシウム)やK(カリウム)、SO₄²⁻(硫酸イオン)は数日間で
植物に吸収されるのに対し、Caは新芽や根の細胞壁にすぐ取り込まれて
固定されるため、 3〜4日後に別の肥料を与える頃には、
イオンは消費・移動済みで沈殿物は形成されにくいこと。
・窒素やカリの吸収が優先的に進むため、Caとの過剰反応は起きにくい。
(土壌バッファー効果)
▶️新芽や新葉が出ているときはカルシウムエキスが重要
カルシウムは一度細胞壁に固定されると植物体内を移動できない。
既存の葉や茎から新葉に“再利用”されることはなく、常に新しく供給し続ける必要がある。
一方で、新芽・根の分裂組織で必須であり、細胞壁(ペクチンと結合)や細胞膜の安定化に必要となり、欠乏すると新芽の奇形、葉縁の枯れ、先端の萎縮が起こる。
👉新芽・新葉にカルシウムエキスを与える効果
細胞壁の強化:
展開中の葉の細胞壁を強くし、葉先の枯れ込みや奇形を防ぐ。成長点の保護:
新芽や新しい根の分裂組織を守る。カルシウム不足は成長点が壊死して成長停止を招く。病害抵抗性の向上:
細胞壁が丈夫になることで、細菌・カビの侵入を防ぎやすくなる。葉の質感・仕上がり改善:
カルシウムがしっかり入った新葉は、葉肉が厚くなり、しっかり硬化して艶が良くなる。
📌B. Caデイの日を設けながらも、基本的には新芽、新葉、成長点に
カルシウムエキスをスプレーでピンポイントで与えている。
▶️まとめ
Caエキスを与えるパターンと与えないパターンを守れば、多くの肥料や活力剤を一度に与えることはできる。
ただし、過剰症状を起こさないため、どれも薄めに少量ずつ混ぜることが重要。
今のところ、これでローテーションを回しているが、とてもよく育っているのでしばらくはこれで行こうと思っている。
