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〈ああ、こういう夏の恋〉#風まかせ文芸部


炭酸のソーダのように
ジュワッと溢れるその味に
君の未来と悲しみの過去が見える

一緒に喫茶店で飲んだ
レモネードソーダのように
あの夏だけはいつもより眩しくて

グラスに映る夏の陽射しも
まるで万華鏡のように光を入れてはきらきらと
「ねぇ、見て」指差した窓の外
入道雲はどこまでも高くて、白くて
苦手な夏の陽射しも輝いてみえた

窓の外を指差した、雲の形をみて
肩を震わせながら笑ったね。

眩しくて嫌いな夏の陽射しも輝いてみえた。

2回目に訪れた喫茶店で
「プリンを食べよう」と言った君に
どこか可愛さがつのり、プリンを頬張る
ほっぺずっと見つめていたい程に
愛らしかった

あの頃はそう確かに、
いまを感じて生きていたね
あの時景色はもう戻らないと知ってる.

今はまたプリンを頬張る口を見ていたくて
違う君の姿を探している.

甘さもカラメルの苦さが苦手だと
笑い合った二人も
いつしか、おでんには辛子を蕎麦には
山葵を入れないと
物足りなくなる程に
現実の苦味を味わった過去を添えて

いままた澄み切った夏の陽射し
炭酸ソーダにブルーハワイの色を足しながら
飲んでいる「美味しいね」と

君その笑顔は、
あの頃とは少し違うけれど
確かに今も私の心を脆く、甘くするんだ。


おわり.


「あの頃とは少し違うけれど、今の君も愛おしい」喫茶店の風景に重ねた、切なくも温かい記憶の断片。炭酸の泡のように弾ける夏の思い出を綴りました。#note


※過去作品のリライトです。
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こちらの作品は、i様主催の#風まかせ文芸部さんへ提出いたします♩.•*
よろしくお願いいたします。
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