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誕生日プレゼントに電卓をねだる。

ずっと普通だと思っていたけど、
人から見ると変わっているらしい、わたしの偏愛。

それは……

電卓!


あれは大学4年生のとき。

就職活動を終えたわたしは、
簿記の資格を取ることにしました。

勤める仕事に役立つからと、
父から勧められたのです。

そんな父は、
わたしに電卓をプレゼントしてくれました。

簿記の勉強にも使えるし、
今後の仕事でも使えるだろう、と言って。

その電卓は大活躍。
その後10年は使いました。

内蔵電池が切れても、
ソーラー電池があったので
電気がついていれば問題なかった。

だけどある日、明るい電気の下でも
とうとう数字が表示されなくなりました。

修理も検討しましたが、
「買い替えた方がいいですよ」
と言われました。

ひとまず新しい電卓を買って、
父からもらった電卓は大事に
引き出しの奥にしまっていました。

そして2年前。
長女がわたしの誕生日に何かプレゼントしたい、
と言ってくれました。

予算はなんと3,000円!

高価すぎると断ったのですが、
そのためにお年玉を取っておいたのだから
欲しいものを教えてほしい、と言われ
わたしは長女に電卓をお願いしました。

一緒にお店へ行って、
電卓コーナーであーでもないこーでもないと
いくつもの電卓を手にとってみます。

電卓にはこだわりがあります。
反応の速さ、
0と00があること、
▶があること、
ボタンの配置、
サイズ。

まず速さについて。
けっこうな速度で電卓を叩くので、
反応が遅い電卓だと
押したはずの数字が押されていない、
という事態が起きてしまいます。
かと言って、ゆっくり押すのは問題外。
効率がよくないし、
ゆっくりすぎると逆に押し間違えが
起きたりします。
だから反応の速さは必須条件です。

次に0と00。
本当は000もあるとベストなのですが
(父からもらった電卓は000もあった)、
これはなかなか難しいので
00があればよしとします。
1,000とか10,000とかを打つときに
重宝します。

▶もあった方がいいです。
一桁だけ打ち直したいことがけっこう起きるので。
ないとすべての桁を打ち直さないといけなくなります。
地味にタイムロスです。
電卓によっては→のときもあります。
個人的には▶が好きです。
完全見た目の好みの問題です(機能に差はなし)。

あとはボタンの配置。
基本、ノールックで電卓を叩くので
配置は重要です。
1~9は順番に並んでいるけど
=の位置とか、▶の位置とか、
電卓によって違ったりします。
ACの位置もそうですね。
この位置が違うと、
慣れるまで間違えやすくなるので
なるべく違和感のない配置が大事です。

最後にサイズ。
大きすぎても打ち間違うし、
小さすぎても打ちにくい。
自分の手と指の大きさにフィットしなければ
いけません。
昔、父からもらった電卓が使えなかったとき
(そのときいた場所の電気が暗めだった)、
大きめの電卓を借りたことがあります。
……打てない!
1個1個確認するから時間がかかる!
人によってぴったりなサイズはそれぞれだな、
ってことを身をもって実感しました。


そんな感じでいろいろと吟味して、
予算より少し下の、
だけどわたしの条件にぴったり合った電卓を
長女に買ってもらいました。

そして父の電卓は、感謝を込めて処分しました。
世代交代。
だけどどちらも、私にとっては特別な電卓です。

あれ?
なんかいい話風になっている!(笑)

長女からもらった電卓はもちろん、
エースとして活躍しています。
使い心地抜群。
経理の仕事をするときは、
これがなければ始まりません。

ですが電卓好きのわたしは
控えの電卓もいくつか持っています。

リビングには少しお値段低めの電卓。
持ち運び用のカードサイズの電卓。
謎に寝室にも電卓があります(笑)。

あー、でも寝室の電卓は
そろそろ電池がなくなっているかも。
あとで確認してみます。

そんなこんなで、
わたしは子どもから
「何が欲しい?」と聞かれて
「電卓」と答えるくらい、
電卓を愛しています!

……やっぱり変わっていますか?

かぜの帽子さんメンバーシップ『言葉の庭』
6月のお題企画に参加させていただきました!

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