💁お久しぶり、備蓄米 1444
「たまに近隣スーパーの日替わり奉仕品として、単一ブランド米が数量限定3,780円/5kgで売られている。」
……と書いたのは1月のこと。
同じ銘柄•産地かどうかは判らないけれど、同じスーパーで今月に入ってから一番お安いお米は3,580円。
200円下がったとはいえ「米騒動以前の約2,000円/5kgには程遠いなあ」なんてことを、買わないくせにしみじみと考えた。
#暮らしってそういうものなので 。
同じ頃、ディスカウントストアやドラッグストアで相次いで備蓄米に遭遇。
や、お久しぶり。
今頃どした?
とっくにオワコンかと思ってた。


4年産なら古古古米
コメ売り場からお米が消えたあの頃は、備蓄米の噂を聞けば早朝から大行列、ネットでは即完売、なんてニュースが溢れていた。
初動が遅い私が備蓄米を手にしたのは7月。
アプリのクーポンが必要で、店内で慌ててダウンロード&登録をしたんだっけ。
帰路、別のドラッグストアに立ち寄ってびっくり。
普段お米の販売はしていないのに、入って直ぐのところに米袋。
7年産で滋賀県産で2,980円/5kg。
備蓄米を除けば私の知る地域最安値。
買わないくせに大興奮。

それでも米騒動前よりはお高い
丁度同じ時期に夕刊で連載されていた「備蓄米を追った365日(全5回)」が興味深かった(朝日新聞2026.3.9〜3.13)。
備蓄米って、1993年冷夏による大凶作で起きた「平成の米騒動」をキッカケに生まれたんだって。
2024年夏、コメがスーパーの棚から消え「令和の米騒動」が勃発。
「(備蓄米は)災害時用」「新米が出回れば米騒動は収まる」と備蓄米は放出はされず、新米が店頭に並んでも価格高騰は続いた。
備蓄米が放出されたのは2025年3月。
備蓄米とも何年産とも明記されず、ブレンドされて「複数原料米 国内産」みたいな表示。
なかなか店頭に出回らず、価格を下げる効果もなく、不安マシマシ。
農水省規格の備蓄米用米袋を使用しないと納入できない業者や精米設備が整わず販売できない業者は、「売り渋ってる」「値を釣り上げようとしている」「転売ヤー」と怒りの的にされた。
農水相は「コメは買ったことがない」「コメならウチに売るほどある」と発言し、火に油を注いだ。
アホやねえ。
最大5次問屋まで存在するなど多重構造により、中間コストに加えてマージンがそれぞれ発生する
コメの流通は複雑だと聞く。
店頭価格が高くても、コメ農家が儲けているわけじゃない。
主食であるコメやコメ農家を護るための仕組みが、逆に価格高騰やコメ農家への還元されなさを招いてる。
最大とはいえ5次問屋ってエグない?
誰が儲けてるん?
農水省の対応は大臣が変わる度にコロコロと変わり、消費者もコメ農家も振り回された。
今でこそ店頭にはコメが潤沢に積み上げられていて、店によっては在庫過剰らしい。
価格高騰が落ち着いたとはいえ、以前と比べると高級品であることに変わりはない。
コメは年に一度しか作れない(二期作もあるけれど)。
天候不順や災害は予測できず、収穫してみないと生産量は判らない。
価格が安いとコメ農家は続けていけない。
価格が高いと消費者のコメ離れが進む。
コメ離れが進めば、コメ農家離れも進む。
主食は胚芽押し麦(コメ不足とは無関係)なので、私がお米を使うのは甘酒を作るときだけ。
滅多に買わないし、大して減らない。
それでも「コメ農家が一旦離農してしまえば、減りこそすれ増えることはない」と危機感は拭えない。
「災害時だけでなく、価格高騰が起きた際にもスムーズに備蓄米を放出するための制度作りが必要では」
「価格対策用の備蓄米を別枠で所持することも選択肢の一つだ」
(茨城大 西川邦夫 農業経済学教授)
コメ農家が安心して米作を続けられて、後継者が米作を続けてみようと思えて、消費者が気軽に購入できる価格ってどれくらいなんだろう?
コメ農家に適正な収益が入り、消費者が適正な価格で購入できる制度ってどんなんだろう?
備蓄米はオワコンなんかじゃないらしい。
ただ備蓄しておくだけなら意味がない。
災害時のためにも価格や需給の安定のためにも、速やかに運用できる制度を、今のうちに構築しておかなきゃならないんじゃない?
農家さんが米作りを諦めちゃってからでは遅いもんね。
2026.3.16.月
当記事を収録しているマガジンはこちら
全マガジンのご案内はこちら
#エッセイ #ブログ #コラム #散文 #雑文 #身辺雑記 #うつ病 #米騒動 #コメ不足 #備蓄米 #オワコン
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしていただき有難うございます💝この記事が参加している募集
この記事は noteマネー にピックアップされました

