⭐︎②ちょい捨離、ちゃり捨離【ミシン針】 1087
期限もノルマも決めずに、緩々とちょっとした片付けを続けている。
名付けて「ちょい捨離」。
ちゃりれれがやるから「ちゃり捨離」。
その日はメイン片付けのついでに、年代物の裁縫箱の中身を。
木製で「認定」「登録」「静岡特産協考案保護」というステッカーが貼付してある。
確か結構な価格だったと記憶している。

「裁縫箱を買おうかなぁ?」とうっかり口にしたら、サプライズ好きのH(元夫)が買ってきてしまった。
買うなら、大きさとか仕切りの間隔とか使い勝手とか吟味したかったな。
小さすぎて物が収まりきらないし、持ち手があるのに、底を持たないと中身をぶち撒けてしまうような構造。
説明しにくいんだけど……

上段トレイについているので

上段トレイだけが持ち上がる
何度中身をぶち撒けたことか
お針仕事なんて、今ではボタン付けくらい。
要るのは、糸と針と鋏くらいかな?
後はせいぜい、ゴム紐とゴム(紐)通しがあればいいか。
リッパーとメジャーも置いとこう。
裁ち鋏と握り鋏がふたつずつあるのは、家庭科で使ったお裁縫セットの中身を由美(仮名、別居長女)が黙って入れたから。
針山には針地獄かというくらい縫い針も待針も刺さっているのに、新品までどっさりある。
手は2本、指だって10本しかないというのに。
指ぬきも沢山。

チャコペンシルは各色お取り揃え。
運動場のライン引きみたいに、本体に色粉を入れれば線が引けるのもある。
刺繍枠もバイアステープメーカーもルレットもヘラも刺繍糸もしつけ糸も……
ああ、キリがない。
と、底からどっさりと出てきたのは各種ミシン針のセット、もちろん新品。
ミシンはとっくに処分して、手元にはないというのに。
子ども服を縫っていた頃のレガシーだね。

デニムなど厚手用の太針も
ミシン針を手にしたら蘇ってきた。
由美と修(仮名、長男)は1歳7ヶ月違い。
由美の服を作ったら、余り布で修の半ズボンも作る。
リュックサックを作ったら、手提げカバンも作る。
巾着を作ったら、ナプキンも縫う。
ほぼ毎日ほぼ徹夜、それでも達成感があったし、着せて持たせて写真を撮るのが楽しかった日々。
ここでうっかりとアルバムなんかを開いてしまっては、片付けの手が止まってしまう。
ぐっと我慢の子であった。
可愛かったなぁ(今も可愛けど)。
まさか大人になった彼らからソッポを向かれるなんて、考えたこともなかったなぁ。
ミシン針を手にしみじみと想い出に浸るバカっ母。
それにしても、何故そんなに沢山のミシン針をストックしていたのか?
それはミシン針がポキポキと折れるから。
*押さえをワンプッシュで取り替えられるタイプのミシンだったんだけど、縫ってる途中で押さえの固定が緩んでしまう。
高速で上下するミシン針が、金属の押さえに直撃してポキン。
あっと気づいたときには、既に折れている。
*押さえ‥‥ミシンで縫うときに布を押さえる金属のパーツ。直線用、ジグザグ用、厚地用、ロック用、ボタンホール用など様々な種類がある。
ミシン本体が寿命を迎えたのは、もう何年も前のこと。
先ず下糸が巻けなくなり、手で巻いて使った。
次に直線縫いしかできなくなった。
やがて電動で縫えなくなり、はずみ車を手で回して縫った。
そして遂に、うんともすんとも針が上下しなくなってしまった。
ついでに書いておくと、ミシンもある日突然Hが買ってきた。
「ありがとう」と言ったけど笑えなくて、「サプライズは嫌だって前々から言ってるのに」と心の中で思ってた。
欲しいメーカーや機能があったのに。
後年、修理業者の人から
「どうしてこんなミシンを買ったんですか?」「修理しても意味がありませんよ」
と言われた。
確かに気に入ってはいなかったけれどね、赤の他人のアナタにそこまで言われる筋合いなんてないわ。
「出番がなくて残念だったね」
「長らく忘れていてごめんね」
「今までありがとう」
新品のミシン針(古いけど)たちには、声をかけてからお別れした。
ポイッ‼︎
さあて、次はどこに手をつけようかしらね?
(3/26)

2着重なってたパーカーと喪服と
マグカップを持って帰って行った
未だ服もバッグも残ってるんだけど
忘れてるのかなぁ?
全部なくなるのも寂しいから黙っとこう
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