東京駅で、甘いひと休み。
今年の三月、東京へ行った時のこと。
娘が熱望していた「モネ展」を観に行き、その帰りに東京駅へ寄ることにした。
キャラクターストリートのスヌーピーショップで「オラフ」をゲットした私は、はぐれていた子どもたちと合流した。
……たぶん、私がはぐれていた。
少し歩き疲れた頃、ふと思った。
「何か甘いものが食べたい。」
そう、だだをこねたのは私。
モネ展で、長いこと使っていなかった芸術脳が刺激されたからなのか、はたまたたくさん歩いた体が糖分を求めていたのか。
甘いもののお店は、東京駅にはたくさんあった。
ケーキやパフェのお店も魅力的だったけれど、私の足が止まったのはここだった。
数歩先を歩いていた子どもたちは、ついてこない私を振り返る。
「お母さんが食べたいなら、しょうがないなぁ。」
そう言って、一緒に入ってくれた。

そう、やって来たのは、あんみつの「みはし」さん。
昔ならケーキやパフェを選んでいたかもしれない。
でも最近の私は、なぜか和菓子に目が向く。
お店はたくさんのお客さんで賑わっていて、人気なのが伝わってくる。
メニューを開く。
「これは!」
迷わず決めたものがあった。
そして驚いたことに、次男も私と全く同じものを注文した。
娘は、その時に数量限定で提供されていた「桜あんみつ」に、抹茶アイスを追加トッピングしていた。やはり、抹茶ね。

私と次男が選んだのは「白玉クリームあんみつ」。

これは……早く食べたい。
でも、まずは記念に写真を一枚。
ぱちり。
最初にいただいたのは、ソフトクリーム。
「うま〜♡」
歩き疲れた足にも、心にも、元気が戻ってくるような甘さだった。
あんこのやさしい味わいに、白玉のもちもちした安心感。寒天の食感が加わり、そこにフルーツの酸味が広がる。ひとつの器の中で、いろんな味が楽しめるのもうれしい。
すると次男は、白玉クリームあんみつのほかに「くずもち」も注文していた。

これもまた、うまい〜♡
次男、やるじゃないか。
入店した時には迷っていた娘も次男も、気づけばあんみつもくずもちもペロリ。
東京でたくさん歩いた数日間。
きっとみんな、少し疲れていたんだと思う。
そんな私たちに、甘いあんみつはちょうどいい休憩時間になった。
東京駅で見つけた、小さな幸せなひと休み。
とっても美味しい時間だった。
