【社員インタビュー #5】安定を捨てて、ゼロから創る道へ。CAN!Pでオルタナティブスクールを立ち上げるという選択。
こんにちは、CAN!Pの森本です。
今回のnoteは、好評の「社員インタビュー」をお届けします。 前回の記事では、私たちが運営するオルタナティブスクール「CAN!P School」が歩んできたこの2年間の進化と、現在進行形の挑戦について書かせていただきました。
今回は、そのCAN!P Schoolの最前線でスタッフとして活躍する、平田さんへのインタビューです。
平田さんは2024年に入社し、スクールの開校立ち上げ前から現在にいたるまで、元公立小学校教員としての豊富な経験を存分に発揮しながら、スクール運営を支えてくれています。
彼女がなぜ安定した教員の道を辞め、CAN!Pに飛び込んだのか。
そして、現場でどんな葛藤を抱えながら子どもたちと向き合っているのか、じっくりとお話を聞きました。
#1 「できるようになった瞬間」を共有できるのが、教員の何よりのやりがいだった
Q. まずは、CAN!Pに入社する前のお仕事について教えてください。
前職では長年、地元の広島県福山市で公立小学校の教員をしていました。
公立での仕事も本当にやりがいが大きくて、子どもたちが「いい変化」を見せてくれた瞬間は、いつも自分のことのように嬉しかったのを覚えています。
例えば、1年生のときに鍵盤ハーモニカの練習が大嫌いだった子が、学習発表会に向けて練習を重ねる中で「できるようになった!」と最高の達成感を語ってくれたり。
4年生の子が、図工の授業で自分の思う通りの絵が描けた瞬間を一緒に共有できたり。
子どもたちの「嬉しい」「できた!」という純粋な感情に間近で触れられるのは、この仕事ならではの特権だと思っていました。
個人の成長だけでなく、クラス全員で運動会などの行事に向かって一致団結していく、あの独特の空気感も大好きでしたね。
Q. そんな充実した日々の中で、CAN!Pを知ったきっかけは何だったのでしょうか?
2022年に、「こたえのないがっこう」さんが主催するLCL(Learning Creator's Lab)という教育研修に個人的に参加したんです。
その受講生の中に、たまたまCAN!P代表の粕谷がいました。
ワークショップで同じグループになり、情報交換をしていく中で、「福岡で、なんだかすごく面白い活動をしている団体があるな」と興味を持ったのが最初の出会いでした。
#2 「1クラス30数人」の限界。ゼロから教育を創る挑戦がしてみたかった
Q. その時は、すでに転職を考えていらっしゃったのですか?
いいえ、当時はまだ漠然としたモヤモヤを抱えている段階でした。
公立の教員として経験を積む中で、心のどこかで「もっと子どもたち1人ひとりに、深く関わることができる環境にいたい」という想いが強くなっていたんです。
学校現場では、どうしても1クラスに30数人の子どもたちがいます。
物理的な環境や時間の制約もあり、全員に同じだけの濃さで寄り添うことの難しさに限界を感じていました。
そんな時にLCLに参加し、同じ「教育」という志を持ちながらも、学校以外の多様なフィールドで生き生きと活動している人たちに出会ったことで、「自分の可能性も、もっと広げられるかもしれない」と視野が広がったんです。
自分の今後の人生やキャリアを考えたときに、「既存の仕組みの上を歩くのではなく、何かをゼロから創り出す経験をしてみたい」。
それを1人ではなく、同じ熱量を持ったチームと一緒に挑戦してみたい、と少しずつ教員以外の道を探し始めました。
#3 安定を手放す不安。それでも「変わろうとする自分」にワクワクした
Q. その後、最終的にCAN!Pへの転職を決断した経緯を教えてください。
ちょうどCAN!Pが新しいオルタナティブスクール(CAN!P School)を立ち上げるという話を耳にしたんです。
「ゼロから創る経験をしたい」と思っていた自分にとって、これ以上のタイミングはありませんでした。「これを逃したら、もう一生こんなチャンスは巡ってこない」と直感しました。
とはいえ、公立の教員は給与面や待遇、安定性という意味では非常に恵まれています。今の環境を捨てて、まだ形になっていない、不確定要素だらけのベンチャーに飛び込んで本当に大丈夫だろうかという不安は当然ありました。
だからこそ、面接を受ける前に、広島から福岡まで2回も実際の現場を見学しに行ったんです。

そこで見たスタッフたちの姿が、本当に魅力的でした。「みんなで、本当にいい教育を創ろう」と前向きに、主体的に仕事に向き合っている姿勢に心を動かされました。
最後は、「今のまま公立にとどまる自分」と「新しい場所でゼロから挑戦する自分」を天秤にかけたとき、間違いなくCAN!Pに行ったほうが圧倒的に成長できると思えたんです。不安よりも、未知の環境へのワクワク感が勝った瞬間でした。
#4 毎日が「待つべきか、正すべきか」の葛藤。正解がないからこそ面白い
Q. 現在のCAN!Pでの役割と、日々感じているやりがいについて教えてください。
現在は、午前中はCAN!P Schoolのスタッフとして全日制の運営に関わり、週に数日は放課後の「CAN!Pスタディ」も兼務しています。
今回はオルタナティブスクールに絞ってお話しすると、CAN!P Schoolは現在10数名の小規模なスクールですが、通ってくる子どもたちの背景は本当に多様です。
ここには決まった教科書も、一律のカリキュラムもありません。基礎学習やテーマ学習、自然体験など、一週間の過ごし方のすべてをスタッフ同士で毎日試行錯誤しながら作っています。

やりがいに関して言えば、実は公立の先生時代と本質的には変わりません。
やっぱり、子どもの変化や、何かに没頭している姿を見るのがたまらなく好きなんです。
少人数だからこそ、1人ひとりのわずかな変化をキャッチする「見取りの力」が、前職時代よりも格段に鍛えられていると感じますし、子どもたちのおかげで自分自身の対応力も驚くほど柔軟になったな、と実感しています。
Q. 逆に、ベンチャーならではの苦しさや、現場での葛藤はありますか?
それはもう、毎日ありますよ!(笑)
1日のうちに「今、なんて声をかけるのが正解だろう」「ここは大人として正すべきか、それとも信じて見守るべきか」と悩む瞬間が何度も訪れます。
ただ、私の中で大切にしている判断軸は、子どもが最終的に「自分で決めた」「自分の意志で動いた」と思える選択肢を選ぶということです。

「自己選択・自己決定」
例えば、どうしても気持ちが乗らなくて「朝の基礎学習に行きたくない」と動かない子がいます。そんな時、無理に促すことはしません。
本人のタイミングを信じて、「声をかけられたくないだろうから、自分で部屋にやってくるのを待とう」と、じっと待つこともあります。
子どもの願いや「やりたい」という想いは全力で受け止める。
だけど同時に、「そもそも、なんでこれがしたかったんだっけ?」と、大人側の想いや当初の目標を一緒に確認する対話の時間も、同じくらい大切にしています。
#5 自分の人生を、自分で拓いていける「心のパワー」を育てたい
Q. これからのCAN!Pで、平田さんが挑戦してみたいことはありますか?
子どもたちがどんな小さな場面でも「達成感」を味わえるような、より質の高い授業設計を突き詰めていきたいです。テーマ学習でも、基礎学習でも、マイプロジェクトでも、すべての時間においてです。
小さな達成感の積み重ねは、子どもたちが将来「これをやってみたい!」「自分らしく生きたい」と自己実現に向かうときの、ブレない「心のパワー(自己決定の原動力)」になると信じています。
そんな生きる力を、このCAN!P Schoolという場所からたくさん育んでいきたいですね。
Q. 最後に、どんな人がCAN!Pの仲間に向いていると思いますか?
一言で言えば、「自分の仕事にワクワクして、イキイキと働きたい人」です。
自分で考えて「まずやってみよう!」と行動に移せる人
どんな変化も前向きに楽しめる人
課題に対して建設的に物事を考えられる人
どれか一つでも当てはまるものがあれば、CAN!Pは最高に面白い舞台だと思います。誰かに用意されたタスクをただこなすだけではなく、「自分の手で新しい教育の道を拓いていきたい」という熱い想いを持った方に、ぜひ仲間になってほしいなと思います!
いかがでしょうか。
平田さんが最後に語ってくれたように、CAN!Pが求めているのは特定の経験や資格ではありません。どんな変化も前向きに楽しみ、自分で考えて行動できる「圧倒的な当事者」です。
誰かが作った正解の中で動くのではなく、正解のない問いに対して仲間と共に試行錯誤を繰り返していく。そんな瞬間が、今のCAN!Pにはあります。
少しでも心が動いた方、まずはカジュアル面談でお会いできるのを楽しみにしています!
▼CAN!Pのカジュアル面談・オープンポジションはこちら
