夏休みには「真の探究」をしよう! ロシアからの応援に感謝
中高生の皆さんは、もうすぐ夏休みですね。夏休みだからこそ、自分が本当に興味を持っていることをテーマに、探究してみませんか?
ロシアからの応援
いつも私の記事を読んでくださっているチェブラーシカさんが、私の応募作品の感想記事を書いてくださいました。ありがとうございます!
今回、「探究小説」という形で創作大賞2026に応募してみました。タイトルの「鞄を枕にしてコンクリートに横たわっていた少女」というのは、私が東京地裁で傍聴したHPVワクチン薬害訴訟で、原告側の弁護士が語った原告さんの症状に関する話を参考にした表現です。接種後の症状により、バス停で立ってバスを待つことができず、そうせざるを得ないことがどれほどつらいかと、私は衝撃を受けました。けれども被告側の証人として立った医師は、そういった症状も心因性であり、そのような行動さえも「疾病利得」になると言っています(下記参照)。
前回まで院内集会について書きましたが、「鞄を枕にしてコンクリートに横たわっていた」と語られた原告さんも参加されたので、その時のことを少し聞かせていただくことができました。本当に体がつらすぎて立って待つことができず、周りの人にジロジロ見られても、そうするしかなかったそうです。思春期の女子でなくても、そんなことをすれば奇異な目で見られます。そんなことを気にしているどころではないほどに、体が接種前とは違う状態になってしまっているのです。
それでも学校に行こうとしているのに、心因性だと思えるでしょうか。こんなことをして、本人になんらかの「得」があると思えるでしょうか。
私はそのことを多くの人に知ってほしいと思い、タイトルにしました。
いつも重い内容の記事ばかり書いていますが、一番関心を持ってほしいのは中高生です。中高生にとっては自分の人生にも関わることなので、少しでも関心を持つきっかけになってほしいと思い、小説にしてみました。
「やらされ探究」という問題
今年の初め頃、中高生から「探究活動で〇〇について調べています」という問い合わせが増えるなど、中学・高校で行われている「探究学習」が、大学の教員や研究者たちの負担になっているという記事が話題になっていました。「探究公害」という言葉まであるようです。
学校で授業として探究活動を行うのは、いろいろ難しいと思います。「正解はない」と言いつつ、探究サイクルをまわして、一応、それなりの結果をまとめなければなりません。
けれども、本当の探究には、終わりなんてないように思います。
私は記事に「探究学習が好き」というタグをつけていますが、私が書いている記事は私の探究記録でもあります。調べたことをまとめているうちにまた新たな疑問が出てきたり、他のこととの関わりが見えてきたりして、「終わり」なんて見えてきません。それでも、新たな発見や過去の疑問とのつながりが見えてくると、ちょっとした達成感もあります。そんな小さな積み重ねが、続ける原動力にもなっています。
調べれば調べるほど「なんでこんなおかしな世の中になってしまったのだろう」と絶望的な気持ちになってきますが、だからこそ、少しでも明るい未来につながる糸口を見つけたいと思って探究を続けています。
今回、私の作品を応援してくださったチェブラーシカさんは、ロシアが大好きになり、独学でロシア語を学び、同じように日本語を学んでいたロシア人のご主人と出会って結婚し、現在はロシアで生活しています。
記事を通してチェブラーシカさんがしてきたことを振り返ると、このようなロールモデルを中高生に示してあげるのも、探究のモチベーションにつながるのではないかと思いました。好きなことを突き詰めて、その結果ステキな人と出会えて、今、憧れていた地で暮らしているなんて、ドラマのような展開です(下記参照)。
こんなドラマチックな展開も、「好き」を極めたからこそ得られたことではないでしょうか。
「好き」という気持ちや「知りたい」という気持ちがあるなら、無理に社会の課題を見つけて解決策を考えたりしなくてもよいのではないでしょうか。自分で考えたり調べることが大切なのであり、大学の教授や研究者に質問すれば高く評価されるというわけではないはずです。
例えば下記の記事では、ロシアで食べたブリヌイというパンケーキにかかっていた蜂蜜の味が忘れられなかったチェブラーシカさんは、蜂蜜大捜査を始めました。何の蜂蜜かわからないところから、自分で探し続け、5年以上経ってから「答え」を見つけます。その「答え」は思ってもいないものでしたが、5年間かけて調べたことは決して無駄ではなかったと思います。「美味しかった」で終わらせず、「知りたい」という思いを行動に移したことで、様々な経験につながりました。意外な「答え」については、ぜひ記事を読んでみてください!
創作大賞2026 フード部門 応募作品
チェブラーシカさんはロシアでの生活や文化についても発信していますが、気になったことはそのままにせず、図書館などで調べて記事にしてくださっています。例えば、下記の記事からロシア人が『宇治拾遺物語』を訳したと知った私がコメントに書いたことも、図書館で調べてくださいました。
私はチェブラーシカさんの記事をきっかけに、『宇治拾遺物語』の面白さというか、変な物語が多い作品であることを改めて知りました。
チェブラーシカさんの記事を読んでいると、こんな風に、好きなことを好きなように調べて、誰かのコメントをヒントにまた新たな探究を進めたりして、「課題解決」とか「社会貢献」なんて気にせずに、やりたいことをやってみることが今の中高生には必要なのかもしれないと思いました。
「好き」を極めた「結果」として、チェブラーシカさんはロシアから生の情報を発信できる存在になっています。メディアの報道が偏る中で、ロシアと日本をつなぐ役割も果たし、とても貴重な存在だと思います。
皆さんも夏休みにはぜひ、好きなことを探究してみましょう!
まだ好きなことが見つからない人は、探究小説も読んでみてください!!
