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nanjyoushi_zaka
読書日記:零戦より。模型は実物をそのまま縮小したものでなければならない。
堀越二郎著 零戦〜その誕生と栄光の記録〜(角川文庫)から抜粋。(p177)
実物の数分の一のその模型は、あらゆる力学的性質を、実物をそのまま縮小したものでなければならない。つまり、外形はもちろん、翼全体にわたって、剛(こわ)さや重さの配分、空気力のかかり方なども、実物そっくりに作らなければならない。
驚いたことはたとえ模型でも、外観・外側だけでなく中身まで実物そっくりに作り、それに対して様々な実験をして、そこから得たデータをもとに実物を作る。そうしないと、実物を使用した場合に起こる事故・損傷が予測でないということらしい。
表面的模型・外観だけの模型は手軽にできるかもしれないが、それで実験して得たデータ・結果が次に繋がらない・・・。この話では零戦(戦闘機)が主役であるが、戦闘機に限らず、自動車・電車などの乗り物以外のすべての物の模型を作る際には細部までそっくりにしないと、実験結果に信憑性が持てなくなる。
日常生活でも、仕事の面でも、有形無形の模型を考える際には、内部・中身まで同じにするという発想を取り入れてみたい。とても参考になった。
