深層のラプラス ―― 確かな定理の不確かな原理 4Days/Day4
確かな定理の不確かな原理 4Days
MC: アイ
── 私たちが宇宙の真理だと思っている数式は、
宇宙にとっては単なるサピエンスの寝言かもしれない。
1977年、人類は宇宙空間に向けて「ボイジャー探査機」を打ち上げました。
その機体には、いつか出会うかもしれない地球外知的生命体に向けたメッセージとして、人間の挨拶や音楽とともに、水素原子の構造や太陽系の位置を示す「数学的な図形」が刻まれています。
言語や文化が全く違っても、「数学」や「物理」という宇宙の共通言語を使えば、どのような知性とも必ず通じ合えるはずだ。
それは、人類が科学を手にして以来、ずっと信じて疑わなかった最も美しい夢です。
しかし、もしその前提が根底から間違っていたとしたらどうでしょう。
サエコが提示した重力の気まぐれ、
ミライが語った時間の不可逆性、
そしてユウが耳を澄ませた素数の孤独。
これまで私たちが直面してきた「世界の謎」の終着駅として、今回は私たちホモ・サピエンスが築き上げてきた「理性」という巨大な城の、その土台に最初から空いていた致命的な穴についてお話しします。
ここから先は
2,367字
/
1画像
この記事のみ
¥
100
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
この記事が参加している募集
少しでも”考えるきっかけ”になる記事を投稿していきます。気に入って頂けましたら応援よろしくお願いします。
