セラピストへ向けた『バラッド』~僕の言葉は僕にとって伝えたい言葉であり伝えたい想いなのだ
歌にはアップテンポの曲もあれば、ミドルテンポもスローな曲もある
「ではちょっとしっとりしたバラードでも歌って雰囲気を変えましょう」
カラオケやスナックでも聞いたりする声だ
ロックバンドは観客がノリノリになるロック曲がメインではあるが、しっとりしたバラードもあることが重要な人気の指標となる
確か小学校か中学校の時に合唱曲で『怪獣のバラード』という曲を合唱したな・・
懐かしい・・
サザンオールスターズのアルバム『バラッド '77~'82』を聴いたときに、
「何だろう? バラッドって・・」と思った
「バラード」ではなく「バラッド」?
単なる発音表記の違いなのか?
僕は桑田佳祐が意図的に変えたと最初は思っていた
バラードというのは子供の頃から認識していた
『母に捧げるバラード』海援隊
『バラードのように眠れ』少年隊
『あんたのバラード』ツイスト
『流星とバラード』東京スカパラダイスオーケストラ
『バラード』ケツメイシ など
曲のタイトルになっていることも多かった
英語では「Ballad」
フランス語では「Ballade」
バラッドは英語読みで、バラードはフランス語読みという説もある
語学的な語源解釈はどちらでもかまわないが、僕はこの「バラッド」という響きのほうが好きだ
バラードは自分の想いを切々と歌うようなイメージだが、バラッドは同じように想いを歌うのだが、どこか叫びや鼓動、咆哮、語りのような響きが伴う
己の抑えきれない情動を放つような感じがするのだ
誰かに歌を聴いてもらって、うっとりしてほしいではなくて
「誰か俺の叫びを聴いてくれ」という響きがあるからだ
いや、「聴いてくれなくても叫ばずにいられない」という響きがあるからだ
歌や演奏を披露するのではなく、ひとりで海や空や地平線に叫ぶような感じだからだ
最近で言えば、斉藤和義の『歌うたいのバラッド』が有名かと思う
本当のことは歌の中にある
いつもなら照れくさくて言えないことも
今日だって あなたを思いながら
歌うたいは唄うよ
ずっと言えなかった言葉がある
短いから聞いておくれ
「愛してる」
もっと最近だと、MAKIの『バラッド』という曲もある
これは知らなかったな
2009年には『BALLAD 名もなき恋のうた』(alan)と言う曲もあったらしい
アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原案とした映画『BALLAD 名もなき恋のうた』の主題歌で草彅剛と新垣結衣が主演だった
これも知らなかったな
調べてみても「バラッド」が付く曲は意外と少ない
『バラッドをお前に』THE MODS
この曲も古い
昭和世代の邦楽ロック好きな人なら知っているかもしれない
僕が一番好きな『バラッド』は下記の曲である
中でも「Loser」が演奏するバージョンが好きである
「Loser」は
Guitar/下山淳(THE ROOSTERS)と仲井戸“CHABO”麗市(RCサクセション)、Bass/吉田建、Drums/村上“ポンタ”秀一
そしてヴォーカルは泉谷しげる
演奏が凄まじく上手い
村上“ポンタ”秀一はもう亡くなってしまった
野性のごとく叫んでられたら
この街にも用がなくなる
ここにいる以上
眼つきを変えて
ふるえて眠る夜を知る
おお、なんてお前に伝えよう
ひとりの鏡の中で
誰かを傷つけてきた日々の
その時の顔つきで
吠える
おお、なんてお前に伝えよう
騒ぎの好きな俺について
おお、なんてお前に伝えよう
静かに暮らすいらつきを
野性のある日
叫びをやめたら
この街に俺がなくなる
約束の土地で生まれてみせろ
やめても消せない
裸の気持ちを
おお、なんてお前に伝えよう
ひとりの鏡の中で
おお、なんてお前に伝えよう
誰かを傷つける独白
その時の顔つきで
吠える
おお、なんてお前に伝えよう
騒ぎの好きな俺について
おお、なんてお前に伝えよう
静かに暮らすいらつきを
僕はメンエスのステキなところを切々としたバラードとして歌いたいのではない
ひとつの叫びとして
ひとつのエールとして
セラピストへの応援歌として
セラピストへの感謝として
僕は自分勝手な独りよがりな想いを放ちたいだけなのだ
ほとんどのことは伝わらないのかもしれない
ほんとうのことは歌の中にあったりする
僕は曲は作れない
僕の言葉は単なる何者でもないオジサンの独白でしかない
でも
僕の言葉は
僕にとって
伝えたい言葉であり
伝えたい想いなのだ
セラピストに捧げる「バラッド」なのである
