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ラス・マンチャス通信(レビュー)
この本は平山瑞穂さんという小説家のデビュー作品です。ずっと気になっていたけれど、やっと読めた。
連作で、1つの小説として成り立っている小説です。SFだけどダークファンタジー。後味はかなり悪いと思うけれど、今の自分の精神と妙に合ってる気がしました(つまりあまりよろしくないというか)
Amazonさんで冒頭の話を途中まで読んだのですが、『アレ』というのがよく分からない。あと『アレ』が遊ぶ陸魚や『アレ』の生態についてなどの描写がとても気持ち悪いけれど、その気持ち悪さがなんとも絶妙でいいんですよね。
他にも『次の奴』とか、すごく変わった設定のものが出てきたりして、かなり奇妙で暗いんだけど心惹かれるというか。
最後の画家の話もすごかった。かなりのネタバレになりますが、『サイコ』という漫画のラスト近くに出てくる植物人間?のような描写も出てきます。
私はどちらもとても好きな作品ですが、読む人をかなり選ぶと思います。
また、この作者は描写が本当に素晴らしい。なんであまり売れてないのか分からないけれど、ル・グウィンに通じるものがある気がして、私はゲド戦記がとても好きなのでこの方の作品に惹かれるのかもなと思いました。
ここ最近で読んだ中で、ダントツに好きな作品でした。
GW中に時間を持て余していてマイノリティが好きな方なら、ちょうどぴったりの本かもしれません。私はおすすめとかは普段はほとんどしないのですが、この作品は本当におすすめです(ただし人を選ぶので、苦情はご遠慮願います()

