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過去の恋愛が教えてくれた、もう一度自分を好きになるまでの物語丨#04 少しずつ、すれ違っていった


恋は、終わる日があるんじゃない。

少しずつ、同じ歩幅で歩けなくなる日がある。

付き合い始めた頃は、会いたいと思えば会えていた。

仕事が終わってから少しだけ会う日もあれば、何時間もドライブをする日もあった。

それが当たり前だと思っていた。

でも、少しずつ、その「当たり前」が変わっていった。

彼の仕事が忙しくなった。

夜勤も増えて、お互いの予定がなかなか合わなくなる。

「今週も会えないね。」

そんなやり取りが少しずつ増えていった。

最初は寂しかった。

でも、私は自分に言い聞かせていた。

「仕事だから仕方ない。」

「今は我慢する時期なんだ。」


そんな頃の私は、恋愛のことばかり調べていた。

「男性は付き合って落ち着くと、会う頻度が減る。」

「追いかけすぎると男性は逃げる。」

「連絡は少し我慢したほうがいい。」

ネットの記事も、本も、恋愛コラムも。

「これを読めばうまくいく。」

そう信じていた。

だから、本当は会いたい日も、

「今日は連絡しないほうがいい。」

と、自分の気持ちを飲み込んだ。

返事が遅くても、

「追いかけちゃダメ。」

そう言い聞かせた。

今思えば、恋愛をしていたというより、恋愛の正解を探していたのかもしれない。

ある日、彼に言われたことがある。

「お前って、策略家だよな。」

笑いながら言った一言だった。

私も笑って返した。

でも心の中では少しだけ焦っていた。

違う。

策略なんかじゃない。

ただ、嫌われたくなかっただけ。

好きだからこそ、失敗したくなかっただけ。

その頃の私は、「ありのままの自分」ではなく、「嫌われない自分」を演じようとしていた。

本当は、もっと素直に言えばよかった。

「会いたい。」

その一言だけでよかったのかもしれない。

でも当時の私は、それを言ってしまったら重いと思われる気がしていた。

だから、言えなかった。

恋愛の正解ばかり探して、自分の気持ちはどんどん後回しになっていった。

気づけば、私たちは少しずつ、少しずつ、すれ違い始めていた。

次回へ続く。


恋愛の正解を探すほど、自分の気持ちが分からなくなった

嫌われない方法を探していた私は、「会いたい」という自分の本音まで飲み込んでいました。

でも、相手の心理を考え続けるだけでは、自分の心を守ることはできませんでした。

有料note 『10年忘れられなかった私が気づいた、元彼を忘れられない本当の理由』では、答えの出ない正解探しを終わらせ、自分の感情を一つずつ整理する方法を書いています。

相手の気持ちばかり考えて、自分の本音を置き去りにしてしまうあなたへ。


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