【ダークファンタジー小説】チェスガルテン創世記【52】
第八章――炎の子 中編【Ⅵ】――
ボズゥはヘルガの声に無反応だった。
「ヘルガ――そこにいるの?」
ルクーの呼びかけにボズゥが、くききと、ぎこちなく小首を傾げてこちらを見た。
ヘルガは確かにボズゥと目が合ったと思った――だが中身が抜け落ちたように無表情で、まなざしには力がない。焦点も定まっていない。
ぽかりと空いた洞のような、がらんと真っ暗な目だった。
「あんた、いったい、何してるの?」
火の明るさで照らされたボズゥの頬に、そばかすよりも大きな血のしみが点々ととんでいることに気づいて、ヘルガは背筋が凍りついた。
「その血は……誰のもの」
ボズゥは無機質に短剣を握る手の甲で頬の血をぬぐい、今度は反対の方向に、くききと、首を傾けた。血のついた手を見る動作をした。だがやはり、何も映してはいない。見えない糸で引っ張られ操られている、人形のようだった。
ぼんやりと自身の手を眺めたのち、再びヘルガに顔を向けて――ここで初めて彼女だと気づいたようだった。ヘルガの装いが、彼の記憶にあるものと大きく異なっていたせいもあるのかもしれない。
何も見ていなかったボズゥのまなざしが、わずかに揺らいだ。
「……なんで」
魂を砂で撫でさするようなざらりとした声と共に、真っ暗な目から一筋の涙が静かに流れ出た。
「なんで、お前らなんだろう……」
その時小屋の外が新たにざわつき始めたのがわかった。
最初の喧騒の比ではなく、人々が口々に何か叫んでいた。小屋の周囲のあらゆるところから興奮した声が上がり、金属を激しく打ち合う音がする――それは住民に危険を知らせる音。避難をうながす警報だった。
「逃げろ」
意外なことにこの場で誰よりも冷静だったのは、ルクーに無体をしいたはずのボズゥだった。
突然ボズゥはルクーの拘束を解き、無理矢理に彼を立たせてヘルガに押しつけた。
「逃げろって何」
訳がわからない。
動揺で消えかけていた怒りが、ヘルガの胸に蘇った。
「どういうこと。いったいなんなの! なんであんた――」
「逃げろっつってんだよぉ!」
怒号にヘルガは息を飲んだ。
ボズゥは歯をむき出しにして迫り、激しく短剣を振りまわした。
「行けよ、早く行け! さっさと行っちまえ! ――でねぇとその面ぁ、ぐちゃぐちゃに刻むぞブスぅ!」
凄まじい形相で泡を飛ばすボズゥにぱっと背を向けて、ヘルガは若鹿のような敏捷さで駆け出した。
「――待って、ボズゥはどうするの?」
ヘルガに引っ張られながら、ルクーがあまりにも的外れなことを言い出した。思わず罵倒したくなる気持ちをこらえてヘルガは警告した。
「口元を押さえて。煙を吸う」
「でも」
「黙って!」
握り返してくるルクーの指先から、血が滴っている。馬鹿――誰に何をされたか理解していないのか。どうして――どうして。
小屋から飛び出した先でヘルガが見たのは、蜘蛛の子でも散らすように一目散に駆ける人々の群れだった。
「ヘルガ! ルクー! 行くよ――走るんだ!」
呆然と立ち尽くすヘルガの二の腕を、グズリが痛いくらいの強さで掴んできた。彼女の頬はまだ涙に濡れていた。だが充血した赤い目は、嘆きではなく怒りに燃えている。
一切の反論を許さぬ迫力に気押されて、ヘルガは再び走り出した。直前、その場に横たえられ、放置されたままのケヴァンの亡骸を見た。
彼の左胸には赤い花が咲いていた。
血濡れた短剣。頬の血のしみ。ヘルガは残酷な連想をしてしまった。そしてそれは、ほとんど事実だと思えた。
「どうして……」
吐きそうになり、ヘルガは口元を押さえた。
「抜け道だ――奴ら、山壁の抜け道を使ってやってきた――どうして――どうやって――!」
グズリがひとり喘いだ。どこか遠くの方から、角笛が発する太くて低い音が響いてきた。
「奴らって?」
ルクーのささやきに答えるかの如く、すれ違った別の誰かが言った。
「――逃げろ! みんな逃げろ! 地の民だ! 地の民が来た――女神の戦士だ!」
* * *
燃えた牧は、ケヴァンのところだけではなかった。少なくともその周辺二つの牧から火の手が上がり、ほとんどの馬が火に巻かれて逃げ出していた。
残っているのは火傷を負って走れない馬か、取り残された子馬ばかり。運よく荒れ馬に乗りあげた人もいたが、ほとんどは自分たちの足で走るしかなかった。乗ったは良いが、振り落とされてしまった人もいただろう。
そのすべてを把握することはできなかった。
矢が次々に飛んできて、すぐ隣を走っていたはずの人が、地に倒れ伏したまま動かなくなった。引き裂けるような悲鳴は、背後のあちこちで上がっていた――それもふいに途絶えたりした。
けしてふり返ってはならなかった。ふり返れば足は止まってしまう。追いつかれてしまう。その姿を見てはならない。見れば世界が終わる。きっと終わってしまう――
ヘルガは濡れそぼって重くなった、自分の衣服を呪った。
動くたびに布地が肌に張り付き、振りかぶる腕を、足を、からめとる。これでは早く走れない。どうして水なんかかぶってしまったのか。だってそれは、ルクーが燃える馬小屋にいると思ったからで、そしてそこには何故かボズゥもいて……
ボズゥの怒声が、血濡れた短剣が、ケヴァンが、血のしみが、地べたに押しつけられたルクーが……これまでの光景がくりかえしくりかえし、あぶくのように湧きあがってははじけとんだ。
「こっちだよ!」
ヘルガたちの先頭をきって走り続けていたグズリが、突然進路を変えて家畜小屋の中に飛び込んだ。連ねられた琥珀玉のようにヘルガとルクーがそぞろ続いてなだれ込む。むわっと、干し草と家畜の臭気に包まれた。
「いいかい。これから言うことをよくお聞き」
ばくばくと鳴る心音は、鼓膜にまで達していた。ヘルガもルクーも、ひそめられてはいるが鋭いグズリの声を、懸命に聞きもらすまいとした。
「あんたたちがここに来るまでに使った、大川を覚えているね? 大川の流れはこの居住地から自警団たちの天幕へ。そこからブラギの天幕に向かって覡巫の長屋へ。そして世界の支柱の向こうまで続いている。ヨトゥンヘイムの山壁の真反対を、大川が囲っているような感じさ。これからわたしらは、ブラギの天幕と覡巫の長屋の、ちょうど中間。そこを目指すよ」
グズリの声は凄烈だった――先程まで夫にしがみついて涙にくれていた人物とは思えないほどに。
「そこに、何があるんですか?」
「もうひとつの船着き場だよ。まだ数える程度しか試しちゃいないが、舟が何隻かある。大川を使って逃げるんだ。奴ら、陸路で来たってことは川を渡ることまではできない。追っては来れないはずさ。――まあ、ほとんど、そうだったらいいなって希望なんだけどね」
グズリは引きつれるように口角を歪めて笑った。ここぞという時には、度胸ひとつでなんでも実行できる人と思ってはいた。
今の彼女は表情といい、人を鼓舞させるようなはきはきとした物言いといい、驚くほどブラギに似ていた。
口元を引き結ぶと、グズリはヘルガとルクーをきつく抱きしめた。
「今朝ダインとロッタは、ニルフェンの娘と一緒に覡巫のところに行ってたね。うちの末っ子と嫁だって今日は――ともかく、抜け道からは遠いから、きっと無事でいるよ。そのはずさ――川がもし駄目だったとしても、山が、森がある。無理だと思ったら、すぐに進路を変えるんだよ。判断を誤っちゃいけない」
ヘルガは彼女の背に腕をまわし、ぎゅっと瞼を閉じた。こうしてこのまま、優しい腕の中に蹲ってしまいたかった。
『――泣くな』
鷹のような金色の双眸が、記憶の底からヘルガを射抜いた。
『まだ泣くな。泣くのも、祈るのも、全部あとにしろ。生き延びなければできないことだ』
出会った最初にカザドが放った言葉がこれだった。彼は実際のところ、ヘルガに手を差し伸べ寄り添うのではなく、くじけて蹲ろうとする子供を叱りとばして自ら立たせたのだった。
(……まだ駄目だ)
せめてと、ヘルガは整いきらない震える息を吸い込んで、全身を甘い母の匂いで満たそうとした。だが残念なことに、煙と家畜の臭いに負けていた。
「そしてこれから、何があっても、足を止めちゃいけない。ふり返ってもいけないよ。たとえ誰が倒れていてもだ――これまでの知恵を駆使して、逃げ延びてごらん!」
ヘルガとルクーは、彼女にしがみついたまま、こくこくと小刻みに頷いた。
「馬がいるかと思ったんだけどねえ……」
グズリはヘルガの背後で、尻尾をぴこぴこ振って鳴き声を上げる子羊を見て、あまりの場違いさについ笑ってしまった。部外者を遠巻きに囲む、白や黒のもこもこの群れが、よりいっそう別世界の穏やかさを際立たせる。
咄嗟に飛び込んた小屋は、羊しかいなかった。誰の囲いか把握できてはいなかったが、お日様が高くなっているのにこれだけの羊を小屋に閉じこめたままなのだから、大層な不届き者には違いない。
黒々とした無垢なまなこを見つめているうち、いつだか囲いから羊たちに逃げられた際の、慌てふためき追いたてるケヴァンの赤ら顔を思い出した。
胸いっぱいに広がりかけた悲しみをこらえて、グズリは立ち上がり小屋の窓から外を見た。
逃げまどう人々を追い立てる騎馬が、既に複数すぐそこまで迫っていた。そして騎手の手には抜き身の剣が握られている。
(天王様。ケヴァン――どうか守って)
グズリは覚悟を決めた。
「奴らがどれほどいるのか、どこまで侵入してきたかはわからないが、地の利はこちらにあるはずだよ。合図したら走るんだ――いいね?」
ヘルガとルクーは共に頷いて、互いの手を固く握りしめた。ヘルガはルクーの目になって、誘導しなければいけない。けして、転んではならない。この手を放してはならない。
「行くよ!」
掛け声と共に、まずグズリが飛び出した。その際彼女は大声をたてて羊たちをおどかした――驚いた羊たちが一斉に小屋の出口から駆け出して、ヘルガとルクーも走り出した。
三人は羊の群れに紛れて走った。
まわりには一切目もくれず、走って走って、もう一生分くらいは走ったと思えるくらいには走り続けた。
長の天幕へと連なる風車の道しるべが、ただただ無情に回っていた。目的地が遠い――ひどく遠かった。どれほど走っても、永遠に届かない。それでも走る以外にすべはないのだ。
だが心臓がはちきれそうな逃走の終わりは、前触れもなくやってきた。
いずこからか矢が飛んできて、ヘルガの進路先に突きたった。すぐさま迂回しようとした先にも飛んできた。急に立ち止ってきびすを返そうとしたヘルガの動きに翻弄され、もがれるようにルクーの手は離れてしまった。
勢いで転倒したルクーに再び、矢が降り注いだ。
「ルクー!」
留まらずに転がったことが、逆にルクーの命を救った。しかし脅威は去っていない。あっという間に彼は騎馬にとり囲まれてしまった。馬上からルクーとヘルガを見下ろすのは三騎。なめした革の外套に、房飾りの帽子――ヘルガは愕然とした。間違いであればと、どこかで願っていた。
しかし彼女たちを追い詰めたのは、雪山でフェンリルたちが相手にした者たちと、まったく同じ格好だった。
「ヘルガ――ヘルガどこ?」
蒼白になったルクーが膝立ちになり、手をさ迷わせる。蹄の音に翻弄されていた。その様子を窺っていた戦士たちは、彼が盲だと気づいたらしかった。ルクーを示して自らの指を目元に持っていき、聞きとれない言葉を交わしている。ヘルガは小刀を振りかざした。
「ルクーに近づくな!」
ヘルガは無情にこちらを見下ろす暗い色の瞳を、なすすべもなく見上げた。どうすればいい――どうしたら。
「ヘルガ……!」
恐怖にかられた悲鳴が響き、戦士が刃を鞘走らせた。終わりだと思った次の瞬間、騎馬が散るように飛び退った。石が飛んできたからだ。
「その子たちに――指一本――触れるんじゃない――」
投てきしたのはグズリだった。解いた腰布にその場の石を拾ってくるみながら、ずんずんと距離を詰めてくる姿には凄まじいものがあった。
「よってたかって、子供ひとりをとり囲んで――恥を知れ!」
グズリは戦士たちを指差して吠え、腰布を振りかぶった。放たれた石は、彼女の気迫に押されて二の足を踏む戦士の眉間に命中した。
身体がぐらりと傾ぎ、鼻血を噴きながら落馬する。立て続けてもう一度飛んできた石に、馬が不満げに首を振り仰いだ。
グズリは髪を振り乱して、落馬した戦士に飛びかかった。
「よくも――よくも!」
戦士の顔面に、グズリは手にした石を容赦なく叩きつけた。
ほとんど考える間もなく、ヘルガは操り手を失った馬の鞍にしがみついた。
「駄目! いうこと聞いて――聞けったら!」
戦士の馬は突然乗り手が変わったことに激高し、ヘルガを振り落とそうとした。ヘルガは必死で馬の腹をももで挟み、手綱を繰った。ゆっくりとなだめている暇はない。残りの騎馬がこちらに気づいて叫んでいた。暴れてもいい。振り落とされなければいい。ほんのわずか――進路が変わりさえすれば。
馬の横腹を蹴飛ばして、ヘルガは叫んだ。
「ルクー、腕をあげて!」
ヘルガの進路先に気づいた騎馬が、剣を抜いて前方に立ちはだかる。ヘルガは切り裂かれる直前で、思いきり上体を真横に倒してその間をすり抜けた。
それは一歩間違えればルクーを踏み殺しかねない、あやうい救出だった。
落馬寸前の、ほとんど逆さまになった状態で、言われた通り虚空へと腕を広げるルクーの身体を抱きとめる。肩が、指先が、ぶつかる衝撃で軋んだが、今度は放さなかった。
渾身の力でもって上体を起こし、ルクーを鞍に引き上げた。
「――ヘルガ! ルクー!」
駆け去る後方からグズリの声が響いた。ふり返れば肩越しに、戦士に髪を掴まれ引きずられるグズリの姿が見えた。
「グズリさん」
引き返そうとした時、グズリが獣のように吠えた。
「いきなさい!」
戦士の刃が、彼女の柔らかくふくよかな身体を貫くのを見た。血しぶきが噴き上がる前に、ヘルガはばっと正面に向き直った。
「――ルクー、しっかりつかまって!」
正面に座るルクーがヘルガの声に従い、彼女にピッタリと張り付いた。
震えが心臓から喉元に。指先にまでも駆けめぐろうとする。悲鳴が今にも迸りそうになる――この場に全身を縫いつけようとする、ありとあらゆるものを振り切って、ヘルガは速度をあげた。
死に物狂いの早駆けだったが、相手はそれ以上に素早かった。ヘルガもルクーも華奢ではあるがこちらは二人乗りで、このように見事な軍馬を駆ったことなど無いのだから、そうなるのは当然だった。
(駄目だ――追いつかれる)
とうとう隣に並ばれてヘルガは絶望した。
馬上からこちらに振りかぶられた刃を前に、ケヴァンとグズリの痛ましい最期が蘇った。
「女神の慈悲もわからぬ蛮族どもめ。おとなしくしておけば、安らかに、敗北神の御許へ逝かせてやろうというものを」
あろうことか戦士の嘲りが、ヘルガの燃え尽きそうになっていた心を再び呼び覚ました。
なんとしても生き延びてやるという気になってヘルガは吠えた。言葉にならない悪あがきの雄叫びだった。そして最後の手段をとった。
ヘルガはしがみつくルクーの腰帯を手綱ごと掴み、相手の手首を思いきり蹴りあげた。長剣が戦士の手から跳ね跳び、くるくると回転して地面に突きたった。相手が忌々しく顔をゆがめたその時、ヘルガは前方から複数の騎馬がこちらに向かって駆けてくるのを見た。どの馬も一様に、耳まで覆った頭巾をかぶらされていた。
騎手のうちの誰かが言った。
「備えろ!」
何に備えるのかわからないまま、ヘルガは咄嗟にルクーをかき抱いた。
それと同時に、低く重い音が響き渡った。ぶわりと巻き起こった風にのり、身体を貫いて内側から振動させるその音が人の声だと気づいた時、ヘルガと戦士の馬が同時に膝を折り、勢いよくつんのめった。
宙に投げ出される瞬間ヘルガは、戦士ののけぞる身体を、迫っていた騎手がひと息に斬り裂くのを見た。
落馬の衝撃で一瞬、ヘルガの息が止まった。ごろごろと転がり、ヘルガは抱きしめていたルクーの小鳥のように早い鼓動を、布越しに感じ取った。
「ヘルガ――ヘルガ、大丈夫?」
振り乱れた髪に、煤やら泥やらで汚れて擦り切れた、青ざめた顔。それでも庇われていた分、見た目ほどに酷くはない。
だがヘルガは、すぐには立ち上がれなかった。転倒した馬の下敷きにならなかっただけ、ましと思うべきなのだろう。
全身の痛みに喘いでいると視界が陰り、誰かが馬上より降りてきた。
「痛むか? 痛むよな。だがもう少し頑張るんだ」
先程備えろと言った騎手だった。厳めしい見た目に似合わず、優しく呼びかけてきた男が身につける手甲やの皮の胸当てには、ヨトゥンヘイムの自警団の印が焼きつけられていた。男は丸太のように太い腕をヘルガの背中にまわして、助け起こしてくれた――そしてそのまま彼女ごと騎乗した。同じようにルクーも、別の自警団に保護された。
再び風が巻き起こり、声が轟いた――声には言葉があり、音域があった。それは誰かの歌声――覡巫の唱える呪歌だった。ヘルガは自警団の馬たちが、何のために耳まで覆われているのかを理解した。
うたたかな風に撫でられ眠りにつくように、呪歌を耳にした戦士の騎馬が、瞬く間にその場で膝をおり、意識を失っていく。
そうして戦士たちは次々に落馬したところを奔走されていた。あるいは縄の両端を互いの手にわたし、戦士をとり囲み、からめとって引きずり落としもした。先程とはまったく真逆のことが起きていた。
「呪歌が効いている。今のうちに、救助と避難を優先させるんだ!」
武装した自警団たちは颯爽と闊歩し、仲間たちに檄を飛ばしあった。
「現在ヨトゥンヘイムは襲撃を受けている! 相手は帝国の精鋭、女神の戦士だ! 未曽有の事態である――皆、心してかかれ!」
【次話】
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