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日本初の女性首相高市早苗が采配する日本列島の真相ときたらシッチャカ・メッチャカに破壊されていくだけ

 1 北海道の人口-絶対的に減少していく趨勢にある人口問題の実例-

 
 a) 総務省が2026年7月29日,住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の人口動態調査を発表した。北海道全体の人口は,少子高齢化による自然減などで減少が続いていたが,総人口は500万人を下まわった。

北海道の人口が一番多かった「ピーク時の統計」は
1997年の569.2万人

なお長万部町には東京理科大学のキャンパスがあり
つぎのような特徴がもたらされている

東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科の1年生は
北海道の長万部キャンパスで全寮制生活を送る

そのせいで長万部町の一時的な人口(住民基本台帳人口など)が
毎年約100〜200名規模で上乗せ(社会増)されている

だが町全体の長期的趨勢としては
少子高齢化による自然減と他の世代の転出(社会減)が上回っているため
全体の人口は減少(過疎化)が続いている

 外国人を含む北海道内の総人口は499万6492人となり,前年比4万8333人(0.96%)減,500万人を割りこんだ。500万人を下回ったのは1968年の調査開始以来初めて。このうち外国人の人口は7万5392人,と前年比9771人(14.89%)増となっており,増加率では全国最大を記録した。

 北海道内で人口が増えている地域はごく一部であり,その大半の地域では減少している。増加している主な自治体は占冠村,東川町,倶知安町(ニセコエリア),千歳市などである。

 北海道に限らないが,人口の減少が目立つとくに地方都市では,つぎのような問題にみな共通して困難に遭遇させられている。

 地方都市の人口減少は,全国の4分の1の市区町村で,この5年間に1割以上が減少しており,きわめて深刻化な様相を呈している。こうした人口減少の傾向は,その主な原因として以下の理由・事情が挙げられる。

 10代・20代の若年層が,進学や就職を機に,地方都市から大都市圏へ移動したあと,故郷に戻らない傾向が顕著であった。これに対して,人口そのものの自然減の拡大が,出生数の減少と高齢化に伴う死亡数の増加によって,加速する結果を招いている。

 こうなると,自治体じたいが消滅しそうな危機まで迫っており,全体の約4割の自治体で若年女性人口が半減する恐れがある。とりわけ,インフラの崩壊,換言すると,公共交通や医療,インフラサービスの維持が,すでに限界に達していた関係上,地域経済の縮小が,なによりも「人手不足による産業の衰退」と「税収の減少」を余儀なくされている。

 以上,北海道における人口統計の明らかな減少傾向に言及してみたが,今年にはいってから日本の総人口は,総務省が発表した2026年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると,1億2千万人を切ったという報道がすでになされていた。ただし,外国人を合わせた国内の総人口は1億2370万人台を維持している。

 b) ところで,在日外国人の人口は,昨年2025年の在留外国人数が 412万5,395人(前年2024年末比35万6418人,9.5%増)であり,過去最高を更新するとともに初めて400万人を超えていたので,そのように総人口が維持されているとはいえ,日本〔国籍〕人の人口が顕著に減少している現状に変化はない。

 また,2025年の人口動態統計における出生数と死亡数の差(自然増減)は,年間約92万人(91万8,253人)のマイナスとなり,統計開始以来最大の減少幅を記録した。

 すなわち,死亡数が出生数を大きく上回る「自然減」が,これまで19年連続で続いてきた。その人口の自然増減の状況死亡数は,年約160万人を超え,まさに多死社会が進行中なのである。

 それに対して出生数は,年間約68万人台へと減少し,70万人を割りこむ水準であるから,差引(自然増減),約91万〜92万人の減少した。このマイナス幅が毎年ごとに拡大してきた。

 東京都のように人口が多く密集している地域では,死亡した人びとの火葬待ち日数が異常に長期化している。こういう事情が発生しているという。

 東京都内の火葬待ち日数は,通常期で4〜5日程度とされる。ところが,混雑時や多摩地域の公営斎場,冬場のピーク時には7日前後,状況によっては14日前後(2週間待ち)に達することもあるという。

 東京都の火葬待ちの現状だと,前段のような通常時の待ち日数ではなく,場合によっては,それも地域による違いが目立ち,都心(23区内)は民営斎場もあり比較的スムーズな場合がある一方,多摩地域などの公営火葬場では受け入れ能力を超えて2週間近く待つケースが発生しており,深刻化な事例となっている。

 以上のような日本国なりの人口統計推移をめぐるそれこそ「生死の現実に関連する問題」が,現在の高市早苗政権のなかで意識されているのかどうか疑問があった。東京都は金持ちの自治体だから,公営火葬場を増設することなどわけもないはずである。だがまた,それ以上に国家行政全体が自国の葬送問題をめぐって,現実に緊急を要する課題などに,全然関心を向けないのも奇妙である


 2 高市早苗は,首相としての「自分の立場,本来の任務,やるべき仕事そのもの」がまったく理解できていなかった

 
 a) つぎに聞いてみるのは,「【舛添直言】『休日はアイロンがけ』多忙訴える高市首相に冷ややかな視線…なぜ『庶民アピール』は逆効果になったのか」『JBpress』2026年8月2日,https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/96110 という寄稿である。

 桝添要一は,「物価高・円安対策に国民の不満,なのに大国の宰相としての振る舞いを弁えない高市氏は『首相失格』」だとして,後段で引用するごとき批判を開陳していた。

 ほかの議論をいくつか挟んで記述してから引用するので,この段落からはまだ少し間を置くかたちになるが,桝添要一の指摘は,もっともな批判ばかりであった。しかし,このような批判こそが実は,彼女の感性においてはまったく通用(痛痒)しえないところにこそ,実は,そもそもの彼女的な「問題の本源」があった。

 現在,65歳にもなるオンナ首相に対して,桝添要一が提示したごとき「まともな批判」であっても,実際のところは「ブタに真珠」「ネコに小判」であった。

このような画像をここでいきなり掲出してもすぐに
この趣旨は理解してもらえるはずと思う

 そもそも,このような批判をもらっても,初めから理解しようとするよりも,全然受けつける気分すらもともとなかった体質(人格的な個性)の持主であった彼女にとって,結局は,いわれてきたすべてに対して馬耳東風。そうでないとしても,「落雷下でのひそひそ話」程度の話題にしか(なにも)聞こえていなかった。だから,さらに例えていうと「犬に論語」ないしは「ウサギに祭文」であった。

 本ブログ筆者は,高市早苗という政治屋を人間として観察するさいには,精神分析学や異常心理学,児童心理学,発達心理学などの知見を動員しなければ,「彼女なりに有する《イドラの洞窟》」のごとき介在物,容易には理解しがたいどころか,その感知することすらむずかしい「なにか」が控えていたと判断する。

 結局,舛添要一の放った以下のごとき高市早苗「批判」は,しかも,直言であるだけ逆に,もともと「鉄仮面の持主であるこの女性」の脳細胞までには届きそうな材料となる保証は,ハナからなにひとつありえなかった。

 まずさきに,高市早苗の「首相としてのひとつの発言」(2026年7月20日『X』)を紹介しておく。

社会人:政治家としての常識とは無縁の人材が日本国首相
なにか少女趣味的なナルシズム風な口吻にも受けとれるのだが

この女性首相「自分の着衣で他者に対するマウントと取るのだ」と公言していたが
それ(自分の着るおべべの問題)とこれ(一国首相の公務)とを

公私混同的に発想する神経そのものがいってみれば
「無神経である事実の極みの証左」

 b) 人によっては『高市のことを常人ではない』と断定する識者もいた(『一月万冊』本間 龍)。それゆえ,この当人に向けられた桝添要一からの批判は,第三者向けの解説にはなりえても,それ以外の本来の狙い(高市早苗本人に向けて直接聞かせてやりたい点)としては,残念だが,それほど有効とは思えない。

     ▲▲ 桝添要一が高市早苗に放った根本的な批判 ▲▲

 先進民主主義国では,首相が家事の話などすることはタブーである。

 有権者が政治家に求めるのは,家事の話ではなく,政策である。それは,それによって自分の生活が変わるからである。たとえば,増税するのか,減税するのかで,生活の態様も変えねばならない。高市が,アイロンをかけるハンカチの枚数などはどうでもよい。

 なにが宰相にあるまじき言動かが分かっていない。こんな初歩的なことを,側近の誰も教えないのか。「寝る時間もないほど,公務にも家事にも追われている」といえば,国民の同情をうることができるとでも思ったのであろう。浅はかである。

 首相の職務は,どの国であれ大変だが,家事は,ハウスキーパー(家事代行スタッフ)などを雇っている。高市首相の歳費からすれば,その費用くらいは容易に捻出できるはずである。

 国民は,日本の舵取りをしっかりと実行してもらうことを期待しているのであって,家事にいそしんでもらうことを願っているのではない。

 睡眠時間がとれないというのは,時間管理の失敗である。資料読みに時間がかかるというが,これまでの長い政治経歴のなかで,さまざまな仕事をしてきているはずであり,すべての資料を読まなければ分からないというのは,これまで,よほど勉強してこなかったのだろう。

 (中略)

  円ドルレートは,163円台に下落したが,この円安は39年ぶりの水準である。イラン戦争に伴い,有事のドル買いという要因もあるが,高市が「責任ある積極財政」をかかげつづけていることも理由だ。

 これでは,財政規律が緩むし,日銀も利上げできない。金融緩和は続くとみられるのは当然であり,円売りを加速させている。さらに,財政出動のための財源が不明であり,円安容認とみられている。

 円安は,輸入物価を押し上げ,それが現在の物価高を加速させている。この状況が続けば,高市内閣の支持率も下がっていく。

 (中略)

 この支持率低下の原因は,先述したとおりであるが,それ以外の要因として皇室典範の改正がある。高市は,男系に固執し,旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案に同意した。しかし,国民は女性天皇を認めないことに失望したようである。

 さらには,7月17日に国旗損壊罪を成立させたが,憲法が保障する表現の自由を不当に侵害するおそれがある。いま,成立させる必要があるとは思えない。高市政権の国会対応にも批判が集まっている。国会では,野党の質問に正面から答えないことが多い。

 (中略)

 今後,どのようにして政権運営をおこなっていくのか。外交分野でも,イラン戦争をはじめ難題が山積している。トランプ大統領との蜜月関係をアピールするだけでは,国際的な評価はえられない。

 最近の円安は,日本の国力が低下している事の証左である。隣国の中国は,軍事的にも経済的にも力を拡大している。その中国とアメリカの関係が良好であるときに,両大国にとって,日本の価値は相対的に低下する。

 そのような危機的事態を正しく認識すれば,家事で多忙で睡眠時間がないなどと戯れ言をいう暇はないはずである。日本の宰相としての資格を疑わざるをえない。

桝添の高市批判はケチョンケチョンである

この種の批判を真っ向から受けていても当人の高市早苗は国会議事堂のなかではなおも
ヘラヘラ笑いつづけかつ気に入らない質問をする野党議員は
露骨ににらみつけることをやめない

しかしまたその上目遣い・色目遣い・流し目などはあいもかわらず連発されている
この種のよろしくない作法は彼女が首相を辞めないかぎり止まらない

 c) さて,2026年7月28日であった。熊本県では,前回の大地震からちょうど10年が経ったこの時期に,震度7の激震(マグニチュード 7.1)に見舞われた。早速,官民の救助組織・支援団体が現地に急遽出動し,救援活動をおこないだしたあとでも,肝心の日本国首相である高市早苗自身の動き:対応は鈍かった。

ハタから観ているかぎり高市早苗の首相としての災害発生に対する
初動の姿がどうであったのかその具体的な軌跡はいまだに不鮮明

 本ブログ筆者がテレビの報道で観たかぎりの話になるが,今回の大地震の直後に登場した高市早苗は,「いつもの真珠の首飾り(2連)」が「白色系:パール系の色」系統から「黒っぽいそれ(一連)」に変えている場面を観ることができた。

 当然,国民たち側からは「首相は防災服を着用しないのか」という声も挙っていた。ところが,当人はなによりもかによりも,ファッション〔どのようなおべべを着るか〕を最優先する総理大臣であって,いいかえれば,この種に関連する作法(マナー)じたいに,いつもかなりの重点を置き行動する旨とを公言していた人物である。

  ◆ 高市首相 熊本地震の対策本部会議での “パールのネックレス”
      に賛否…識者は「なぜ防災服ではない?」と疑問符 ◆

   =『女性自身』2026年7月31日 11:00,更新日 12:34,
               https://jisin.jp/domestic/2593578/

  (前略)

 パールには『哀悼』の意味合いもありますが,観る人によっては『華美』に捉えられてしまうこともあります。特別な思い入れがあったとしても,未曾有の災害の会議では控えた方がよかったかもしれません」(ベテラン政治部記者)

 『X』では《シンプルな一連デザインのものを着用されていますのでマナーの面でも問題ない》と理解を示す声がある反面,それを上回る勢いで

  《高市首相! 大災害起きてるのにパールのネックレスにイヤリングで災害対策ですか? 流石にそれなくない?》

  《災害対応のトップとして,服装の選択が適切だったのか疑問が残る》

など「場にそぐわない」という意見が殺到している。

 こうしたなか,「対策本部会議でなぜ,閣僚は防災服を着なかったのだろうか」と疑問を呈するのは,政治ジャーナリストの宮崎信行氏だ。

 「防災服は各大臣が就任時に採寸して作り,胸元には省庁の名前が記されます。これまでの大規模災害の会議では必ず着用されていました。なので,今回の未着用はなんとも不思議です」

 もしかして,「被災地に行かないのに着るのか」という批判を恐れたのだろうか……。

「被災地に行かないのに着るのか」という批判を恐れたのだとしたら
これはこれでまた「高市早苗」式になる意固地の「発揚」
ふつうの感覚だったらすぐに着替えるのでは?

 以上,桝添要一から高市早苗に対して,この彼女の「首相である立場」に向けられた批判の紹介と,関連する若干の議論であった。

 d) 高市早苗はともく,自分の着衣の関係でいうと,「他者から舐められないようにマウンドを取ること」をいつも意識している,と明言していた。

 だが,一国の最高指導者がそのような国家の大事にさいしては,ひとまず些事でしかありえない「今日の自分はどの衣装にしようか」といった配慮は,ひとまずいったんは,タンス(ドレッサー)のなかにしまいこんでおき,自分が防災服に着替えておけばいいものを,そうでもしたら「ワタシというオンナの値打ちが下がる」とでも思いこんで節がみうけられた。

 それにしては,「睡眠時間0から3時間」で一生懸命に働いているのよ,といいたい高市早苗流の自己主張は,どこかのネジが完全に緩んでいるか,それとも破損しているかでしかありえなかった。つぎの記事は,海外からの声(反響)も併せて伝えた報道である。

家政学(ホームマネジメント:私的個人)の場面における自身の問題と
政治学(ポリティカル・サイエンス:公的人格)の舞台における自分の問題との区別が

まったくできていない無識さ加減をみずから暴露してきたのは非常にあやうかった
しかもその露呈のさせかたじたいがこれまた非常にあざとかった

簡単にいえばやるべき行為ではない選択をすでにたくさん披露してきたのが
この日本初の女性首相高市早苗であった

 e) 高市早苗はいわゆる「ABC管理(分析)」の初歩的概念すら理解していないだけでなく,国家の最高指導者して自分のもてる体力とエネルギーを,どこのなにに・どれほど当てるのか(適正配分・要領)を,常識的な次元においてさえまともに認識できておらず,それゆえその自分の人的資源としての能力・実力をどのように案配してよいのか,国家の次元に即して処理できる自分なりの集積回路をもたない。

このABCに常時分類・整理する感性的な手法とて
実際にはつねひごろから意識して実行しないとなかなかうまくいかない

 というしだいであったからには,たとえば本ブログ筆者の購読する『毎日新聞』の場合,連日つぎのようにそれこそボロクソに批評されていた。

 それらの論説を読むと,日本国首相としての高市早苗の基本的な立場は,「花咲かじいさん」ならぬ「恥さらしバアサン」の要領に,それも故意に徹しているのかなどと「勘ぐりたくもなる」

 なお,以上の本ブログ筆者なりにした意見表明は,けっして「ゲスの勘ぐり」とは思っていないので,念のため。


 3「〈はじまりのうた 佐藤千矢子〉高市首相の言葉と感情」『毎日新聞』2026年5月31日夕刊2面

 高市早苗首相に好意的な政府高官と6月に話していた時,つぎのような感想をもらしながら,政権の行く末を案じていた。

 「高市さんは大事なところで,エモーショナル(感情的)な表現を使う。やってはいけないことだ。命取りになる可能性がある」

 具体的に指摘していたのは,今年1月に衆院解散・総選挙を表明した記者会見で,首相が消費税減税を「私自身の悲願」と表現したことだった。

 こんなふうに感情論で説明すれば,首相個人の「肝いり公約」と受け止められ,実現できなければ政権の命運に直結する。政策論で説明していれば,状況変化があったとき,説明を尽くせば変更は可能だ。そういう意味と受けとめた。

 「私自身の悲願」は案の定,キーワードとなった。永田町,霞が関かいわいで「首相が悲願とまでいったのだから,なにがなんでも消費税減税をやるのだろう」と何度も言及された。こうなると,もはや政策論ではなく「公約実現,悲願達成」の一択しかなくなる。消費税減税論議は,そんな風景にみえた。

 補記)「永田町の言語体系」に潜む符牒的な含意は庶民の立場からは理解不能な諸点が多いが,これが高市早苗流の話法に流しこまれると,とたんに情緒的かつ本能的に表現されるほかなくなる。そのために,ずいぶんと奇妙な含意を派生させていた。つまり,永田町の政治的な常識からも,いわんや庶民の感覚的な理解力からも縁遠い「彼女独自の修辞法」が頻発されている。

 しかし,その彼女の表現方法じたいはだいたいにおいて,その場かぎりであってむろん,保証の限りのなにもなかったゆえ,それほどマジメにご拝聴しておく価値はなかった。

 本ブログ内ではなんども紹介してきたが,菅野 完がつぎのようにサナエ的な行動様式を把握・分析・解説していた。

 要するに菅野 完は,高市早苗が政治的失敗を犯す定型(お決まりの作法)は「30年前の新進党時代から現在に至るまで,つねに同じサイクルをたどっていると指摘している」と観察し,

 そのパターンを以下の5つの段階に分類した。ところが,高市はこれを性懲りもなく(ただし当人にはその自覚症状は皆無だが),なんどでも循環的に繰り返されてきたとも分析する。

 1 強い言葉でいい切る--まず,勢いよく強い言葉でみずからの立場や意見を断言する。  

 2 整合性が取れなくなる--その結果,発言の間に矛盾が生じ,整合性が取れなくなる。  

 3 説明からの逃避--説明することが面倒になり,雲隠れするなどして逃げる。  

 4 被害者ムーブ--しばらく経って再び姿を現したさいには,「被害者ムーブ」を演じ,他人のせいにして悪口をいう。  

 5 愛想を尽かされる--最終的に,周囲の人間から愛想を尽かされ,孤立する。

 --菅野 完さらにいわく,「このパターンは,高市氏が政治家としてもっともやってはいけないことを,ずっと続けている結果である」と。

 日本国首相に就任してからだと9ヵ月ちょっとばかりしか経った高市早苗であるが,なにやらすでに,首相の仕事は始めた瞬間からいままで,絶えず物議を醸す言動しか披露しえないで来た。

 彼女が首相になったのは2025年10月21日,今日は2026年8月2日になっているが,現時点ではもはやすっかり「5 愛想を尽かされる--最終的に,周囲の人間から愛想を尽かされ,孤立する。」という地点に逢着している。

 注記)以上,高市の行動様式に関した解説部分は,「高市早苗の政治的失敗パター」『菅野 完 朝刊チェック 文字起こし youtube 』2025年11月15日,https://sugano-tamotu.blog/sippai/ 参照。

〔本文・記述に戻る→〕 前段に登場させてみた高官の話からしばらくたった2026年6月22日,中傷動画作成疑惑などをめぐり,首相が衆院予算委員会で野党議員の質問に対し「近日中に秘書の陳述書を提出させていただきたい。それをもって詳細な問いへの答弁とさせていただきたい」と異例の答弁をした。疑惑への対応のため,首相としての業務時間が確保できないなど支障が出ていることを理由に挙げた。

 私の取材では,陳述書を出したいということまでは自民党側に直前に伝えられたようだ。だが,首相が「陳述書を答弁代わりにしたい」と受けとられる答弁をすることは,しらされていなかった。

 野党は猛反発したが,自民党内からも驚きとともに「それなら国会はいらなくなる」と批判が上がった。これも首相の感情から飛び出した言葉だったようにみえる。

 首相はその後「国会での質問に対応しないという趣旨ではない」と釈明した。だが,余波は大きく,自民党議員たちの首相への見方を厳しいものにしている。

 感情で動き,感情に訴える政治は「高市人気」の源泉でもある。うまくいっている時はまだしも,歯車がずれ始めるとマイナス効果が大きい。路線変更が必要な時ではないか。(専門編集委員)(引用・終わり)

 途中で出ていた陳述書なるもの(中傷動画などの報道をめぐり,高市自身の公設第一秘書による陳述書)は,国会答弁の代わりにと「近日中」の提出すといってから1ヵ月も棚ざらしにされていた。

 2026年7月22日になってようやく,その陳述書が国会(衆議院予算委員会)へ提出されていた。だが,自民党内部からも「『悪手』だ」〔と〕突き放す自民幹部〔がいたほど〕〔この〕中傷動画めぐる首相の『陳述書』提出」註記)は,そもそもが悪評にまみれていた。

 註記)この括弧内に引用してみた見出しの文句は,『朝日新聞』2026年7月22日 20時41分,前段にもその箇所にリンク付けしておいたが,https://www.asahi.com/articles/ASV7Q3SDPV7QUTFK005M.html の文言である。〔 〕内補足は引用者。こお陳述書の中身についてはまた悪評紛々であったというから,語るに落ちた話。


 4「〈土記政治 伊藤智永〉が下手くそすぎる」『毎日新聞』2026年8月1日朝刊2面

 この毎日新聞社専門編集委員伊藤智永のこの論説は,前項3に登場させた佐藤千矢子が前日7月31日夕刊に「高市が首相の地位を占めているトンデモさ」を書いた文章につづけて,この8月1日朝刊においてその「続編」であるかのように執筆していた。

 題名がスゴイ。いまの首相に対して「オマエは政治(内政・外交)」がそろって下手クソだという断定を前提にして,つぎのように論説していた。もうボロクソそのものの語り口になっていた。太字・強調は引用者である。

 見てられない。高市早苗首相は政治が下手くそすぎる。30年も国会議員をやっているのに,そもそも政治家になっていない

 首相指示で食品消費税を来〔2027〕年4月から2年間8%から1%に下げ,残る1%の財源で給付もおこない,「消費税率実質ゼロ」の衆院選公約を実現するという。

 宿題ができずドリルのページ数をごまかして提出しようとたくらむ小学生並みの浅知恵である。

 選挙後に作った社会保障国民会議が役立たずだった。大げさなだけで議論は二転三転。「国会とどう違う」「なにがしたいの」と批判されるのは無理もない。

 給付付き税額控除創設と減税の責任を野党にも負わせる一石二鳥と誰かに吹きこまれたのだろうが,首相自身に緻密な段取りや確たる政策目標がなかった。

 恐らく元検事の弁護士あたりに唆され,国会に前代未聞の陳述書を出した判断と似ている。その程度で国のリーダーですか。

 会社の部課長が似た失敗をしたら左遷だ。なのに「圧勝した首相だから」「公約だから」と不問に付され,「反省はない。私のメンツを潰すな。私が決断した。指示通り減税しろ」という横暴がまかり通る。それが政治ですか。

 国民会議が合意しなかったのは首相へのそんたく〔忖度〕で,減税を不安視する議論が支配的だった。

 なにしろ財源計10兆円の当てがない。財政悪化を見越して円安や金利上昇が進めば,本当に物価が下がるか疑わしい。首相指示と同時に,政府・日銀が多分数兆円の為替介入を断行した。いくら特別会計でもエラい出費だ。

 2年半後は増税である。高市氏は「私が責任をもって確実に税率を元に戻す」という。2年半後もあなたが首相なんですか。「減税は私の悲願」と同じく,勢いでその場しのぎのデマカセをいい散らしてヘイチャラだから,ここまで抜き差しならなくなったのに。

 自民党議員はこうした実像をしっている。だから昨年の総裁選第1回投票で,高市氏の議員票は小泉進次郎氏80票,林芳正氏72票を下回る64票だった。それを決選投票で,麻生太郎氏が高市氏149票,小泉氏145票にひっくり返した(とされている)。

 「減税には反対だが,首相が決めた以上は支える」と麻生氏はいった。この人いつもヤクザみたいに変な格好つけるけど,国家国民のため反対すべきは反対するのが政治家ではないんですか。

 党首討論の高市氏を立ち見で声援する「サナチル」議員群を見たら,期待する方が無理かとうめくしかないけど。(専門編集委員)(引用終わり)

「サナチル」とは「さなえ・チルドレン」の略語

  最後に,大下英治「『国会議員になっても母にビンタされた』高市早苗を支えた “真っ赤なバラ” の教えと,意外なロック愛」『AllAboutNEWS』2026年2月6日,https://news.allabout.co.jp/articles/o/109992/ のなかに,つぎのようなヨイショだらけの文面が記入されていたので,ここでこれをひとまず紹介しておく。

 もっとも,この寄稿は,反面教師性的に飛び出てきたごとき「ひょうたんから駒」の文章であった。だいぶ呆れるほかない内容であったが,しかし,これをすべて逆さに呼んでもらえれば,本当にいうべき文意が,ただちにまっすぐ浮上してみえてくるはずだという受けとめ方でもって,以下に引用しておく。

 母・和子(かずこ)は,奈良県警で勤務していた。育児や祖父の看病をしながらも,重大事件発生時にはどんな時間でも現場へ向かい,ときには深夜に帰宅する。朝には家事を完璧に片付けて,家族の弁当を作った。仕事にも家事にも全力投球。

 職場には誰よりも早く出勤。上司や同僚のデスクを拭き,花を生ける。それが彼女のプライドだった。高市の弟・知嗣(ともつぐ)が生まれる前には,臨月のお腹で容疑者を追い全力疾走していたことは署で伝説化していた。

 高市の胸には,幼い頃から母に言い聞かされた思考や行動の指針が胸に刻まれている。

【引用者・補記】 念のため追言しておくが,前段の文章は,国会議員になってからの高市早苗の言動に照らして検証すれば即座に判明する諸点であったが,そのすべてが嘘の羅列であった。この事実にフタをしている。大下英治という作家は,どこかのための御用ならば,とてもよく果たす人物のように見受けた。

〔本文・記述に戻る ↓ 〕

 1.  他人様(ひとさま)に迷惑をかけることは絶対にしない。

 2.  職業に貴賤(きせん)はない。汗水を垂らして真面目に働くことこそ尊い。

 3.  陰で他人の悪口を言わない。相手の気持ちを慮り直接本人に伝える。

 4.  ご先祖様に感謝する。

 高市は和子から「真っ赤なバラのようであれ」ともいわれた。

 「男性と互角にやろうと肩肘張らずに,常に女性らしい華やかさを失わないようにしなさい。ただし,間違ったことには毅然と立ち向かうトゲももち続けなさい」

 そう説明を受けた。華やかだけどトゲをもつバラを高市は意識した。

 議員になって間もないころ,高市は選挙区で活動中にハイヒール姿を批判された。当時女性候補者は地味な服装での活動を求められていたのだ。

 しかし,譲らなかった。イヤリングもたびたび批判された。それも譲らなかった。女性らしさを失いたくはなかったのだ。

 ハイヒールもイヤリングも高市にとっては戦闘服の一部なのだ。

高市早苗流は母親和子の手のひらの上で生きてきた

 以上の文章を読んで感じた1点は,これまで高市早苗が首相になってからみせた演技(行動・言動)はすべて,この文章のなかにおいては,反語的であれば非常によく説明されていた。つぎのように解釈しておく。ごく簡単にいってのける。

 1. の「他人様(ひとさま)に迷惑をかけることは絶対にしない。」というのは,完全に外れであって,完璧に落第点。サナエ自身は「働いて,働いて,働いて,働いて・・・」とか,自分勝手に力んでいたものの,実際には「サボって,サボって,サボって,サボって・・・」の首相官邸勤務態勢になっていた。

 洗濯とかアイロンかけを,あの「鉄のサッチャー首相」は自分でやっていたか? そうはいっても,その種の家事全般は,家政婦に任せるのが国家最高指導者の立場上,しごく当たりまえの家事の処理方法であり,それも大原則である。

 アート引越センターを創立・成功させた女性社長,寺田千代乃(アートコーポレーション株式会社代表取締役社長・CEO,1947年生まれ)が居たが,この女性は家事も放棄せずに自社を一流企業に育て上げてきた人物ある。

 この人に比べていまの高市早苗は,たいした家事もこなさずに,自国の政治・経済のほうは完全にぶっ壊しつつあるゆえ,この2人の女性を比べるのは,あまりにも不格好な対象比較になり過ぎるのだが,あえてちょっとだけ,話題に出してみた。

 2. の「職業に貴賤(きせん)はない。汗水を垂らして真面目に働くことこそ尊い。」というのは,みせかけ(ポーズというか口先)だけは,りっぱに演じてきたが,しょせん不言実行とは真逆の演技に終始してきたのが「高市早苗の私史的な事実の展開」であった。これは,とうてい隠蔽不可。

 3. の「陰で他人の悪口をいわない。相手の気持ちを慮り直接本人に伝える。」というこの項目を読んだところで,こちらとしては思わず自分の椅子から飛び跳ねるかのような気分(驚愕の意)になった。冗談でなく,この真逆を地でいったのが,彼女の人生そのものであったからである。

 2025年10月4日の自民党総裁選や2026年2月8日の衆議院解散総選挙で大問題となっていたのが,高市早苗陣営の宣伝作戦,つまりSNSを悪用した「徹底的な相手に対する悪口」の拡声・拡散行為であった。いまもなお,この問題(事件)はサナエ的な悪行として世間に強い印象をもたらしたままである。

 4. の「ご先祖様に感謝する。」というのは,もちろん,これじたいは大いにけっこうだが,自分の母親に対しては,先祖の1人としてどう感謝するのか? 感謝するという関連の感情一覧の総ざらい・棚降ろしが必要であった。むしろ父親のほうが,この母子2名よりも相当に立派な人格の持主だったと読めるのだが,この男親に対してサナエが感謝すべき中身を因果応報的に分かりやすく説明してくれなかったところが,残念至極。

 ここで最後に,イギリスにおける女性首相の話題に言及しておきたい。

 「鉄の女」といわれたマーガレット・サッチャー首相(在任期間,1979年5月4日から1990年11月28日までの11年と208日)につづいて,2人目の女性首相として登場したリズ・トラス首相は,在任期間:2022年9月6日から同年年10月25日のわずか49日で,退任していた。

 イギリスのこのトラス首相の場合は,つぎのように解説されていたが,いまの日本における女性首相の場合も実質面で,現在進行中であるのが,トラスに比較したらいままでは,まだ長めにその任期を保ってはいるものの,もはや完全に同じ下降路に突入した状態になっている。

 2022年秋であった。イギリス首相に就任したリズ・トラスは,就任直後に出した「成長計画2022」で市場の洗礼を浴びた。国債利回りは上昇し,ポンドは対ドルで一時,史上最安値をつけた。トラス首相は金融市場の混乱の責任を取る形で,在任わずか49日で退陣した。

 トラスの失敗に比較してみれば分かるように,まったくに相似形である「高市の失政」は,いまもなおダラダラと引き延ばされているだけに,この日本の女性首相が今後に辞める時がいつになるにせよ,もはや取りかえしにつきにくいところまで,自国の政治と経済を衰退させてきた。その「罪と罰」は無限大である。つまり,彼女はこの日本を「壊して,壊して,壊して,壊して・・・」いる。

 なお,本日(2026年8月3日午前11時前後)における「円ドル・為替相場」は,「片山財務相『米国と協調して円買い介入』 追加介入も示唆」という見出しの記事で,『日本経済新聞』が報じていたが,いつまた瞬時に160円台の半ばに反動しないかその保証はない。

【参考記事】

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 【付 記】 「本稿」には続編がある。以下がリンク先住所である。

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【参考文献】


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