93話 受賞曲 The Moment My Expression Won 【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
結局、文化祭での発表はコンクールで披露した受賞曲になり、
ピアノ伴奏はレイ先輩とユウスケ先輩の連弾となった。
こんなことはまずない。

ユウスケ先輩は、すでに指が良くなっているレイ先輩一人の伴奏に戻すつもりだった。
だが――
「いまさら私を一人にするなんて……」
頬をふくらませて見せるレイ先輩に押し切られたのだ。

客席は一杯になっている。
一番前の席では校長が来賓とみられる高齢の男性と並んで座り、しきりに説明しているのが見える。
「わが校は二年連続で銅賞を受賞しておりまして……」
そんな声が聞こえる気がする。
曲が終わり、拍手の中を客席に向かって頭を下げるマリカ先輩、レイ先輩、ユウスケ先輩。
その三人の背中を見ながら、ミツヤは頬がゆるむのを感じていた。

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ルミエール・フィオーレさんのプロンプトを参照して作成しました。

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