29話 図書室 Library — The Quiet Invitation 【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
「この間はありがとう。助かったよ」
図書室で紙幣を返すと、コノハは本から顔を上げて言った。
「どういたしまして。」
「利息はないけどね…」
ふっと笑ったあと、彼女は少し姿勢を正して向き直った。

「今度の土曜日、あいてる?」
ナビオが返事をする前に、続けて問いかける。
「建長寺って行ったことある?」
前に訪れた、あの大きなお寺のことだと思い出す。
「座禅してみませんか」
「え、したことないな…」
「じゃあ決まり」
コノハは手帳に何かを書き込み、次の土曜日の午後の時間を指定した。
そして、下を向いたまま、少しだけ声を落として言う。
「ナビオ君だけで来てね」
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YouTube_yukariyajp 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline
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