見出し画像

102話 校長室 To the Principal’s Office: Asking About Today’s Guest 【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~



お客様が少なくなってきたのを見計らい、そろって校長室へ向かった。
こういう時、校長に顔が利くコノハがいるのは心強い。

校長室に入ると、応接のソファへ案内された。

「校長先生、本日はありがとうございました」

コノハが丁寧に頭を下げる。
それを聞いて、ナビオも慌てて頭を下げた。


「あ、いや。素晴らしい展示でしたね」

校長はみんなの顔を見回しながら、嬉しそうに言った。



「ところで……今日お越しになった、あの方はどなたなのでしょうか」

聞きたいのはこれだ。



校長は少しだけ目を細めた。


「うん。あの方はな……そうだな、この話は少し長くなるが――」




ちょうどその時、教頭が慌ただしく入ってきた。



「校長、お話し中恐れ入ります……会議が始まっております。」



校長は時計を見て、眉を上げた。



「あ、すまん……過ぎてしまったな」



立ち上がりながら、コノハに手を合わせて拝むような仕草をする。



「この続きは、また機会に」




そう言い残して、校長は教頭とともに出て行ってしまった。




校長室には、コノハが生けた黄色い花が、ほのかに香っていた。



マガジンに掲載いただきありがとうございます。



次の話

目の話


千住まいか🐇|AIイラスト&マーケティングさんのプロンプトを参照して作成しました。



#創作大賞2026 #ファンタジー小説部門

いいなと思ったら応援しよう!

yukariyajp / Hiroki Kon ご覧いただきましてありがとうございます。少しずつ進めていけたらと考えております。よろしければ応援いただけると嬉しいです。