238話 LaLaLaさん企画 この”透明な心”を小説に 参加作品 曇りのち赤 下の巻 Cloudy Then Red【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
銀河鉄道こまちから降りてきたマリカの大きな手荷物を受け取ると歩き始めた。
一人暮らし用の狭い部屋に、迎え入れるとマリカは物珍しそうに、
周りを見渡しながら部屋を見た。
「ふーん・・・きれいにしてるじゃん・・」

「あ、買い物してくればよかったね」
「え、いいよ、あるもので」
マリカは、冷蔵庫にあるものや、その辺に積まれたままになっている缶詰を開けて手料理を作った。
金星で買ってきてくれた笹かまぼこを早速出した。
「しょうゆどこ?」
その間に、ミツヤは昨日洗っておいたユニットバスにお湯を入れ始めている。
なぜかこれだけはたくさんある缶ビールのロング缶を一緒に開けた。

「かんぱい!」
しばらく、飲みながら、食べながら、いろいろと話をした。
しばらく離れていた時、夜になると電話した。
何を話したのか・・・よく覚えていない。
だいぶ長い時間話をしていた。

毎日だった。
マリカが部屋をざっと片付けてから言った。
「エリカがね」

「ん・・?」
「ミツヤさんのこと、離しちゃだめだからね。だって・・」
マリカを見た目が涙でかすんだ。

こんなシーン・・・・
昔、桜木町の音楽堂の時・・・あったよな・・・・

木星の紫色の空を、マリカと見上げた。
二人の娘は育て上げた。

ミツヤにとって、どの時点で、どのような選択をしていたにしても・・・・
多分、ここにたどり着いている。

あの頃、そんなに毎日、何を電話で話していたのだろうと不思議に思う。
今、マリカとはほとんど会話がないからだ。
が、通じ合うというのは・・・・
そういうことかもしれない。
今日の空は晴れ渡った紫な空で、晴れやかな気分になる。
紫色の美しい空の写真をマリカにLINEした。

そういえば・・・・曇りのち青って曲・・・昔あったな・・・・
赤い銀河鉄道が、走り去っていった。
そのLINEが既読になったのは・・・
二日後だった。
動画 曇りのち赤 Cloudy Then Red
オリジナル曲 曇りのち赤 Cloudy Then Red
【お題】この”透明な心”を小説に📖
イメージトレーニング①
【お題】この動画の男女の恋を小説にしてみて



マガジンに掲載いただきありがとうございます。
次の話
前の話
YouTube_yukariyajp 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline
高評価、チャンネル登録をお願いいたします。
いいなと思ったら応援しよう!
ご覧いただきましてありがとうございます。少しずつ進めていけたらと考えております。よろしければ応援いただけると嬉しいです。