151話 狼 Wolf: On Moonless Nights, the Wolf Crosses the Mountains 【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
この辺の人ではないにもかかわらず、葛尾を知っている。
葛尾は、ここから遠いのかを聞かれた山伏は、遠くを見て思い出すような仕草をした。
口にくわえていた干し物を手に持つと、近くはない、もうしばらくかかる。
この夜道は危険だと山伏は言う。

この時代、山には狼がいる。
ニホンオオカミの絶滅は1905(明治38)年とされている。

月のない夜は、狼が山を渡る。
風の音と見分けがつかぬほど静かに
狼は、文字通り大神である。
山の神の使いともされている。

清成は、先を急ぎたい。
夜の間に行けるところまで進みたい。
が、狼の群れに出会ってしまえば・・・
刀を抜く前に囲まれる。
人の目では追えぬ

葛尾あたりには、「送り狼」の伝承がある。
夜道を歩く人の後ろにぴたりと付いてくる
時に、狼が道案内をしているように感じられることもある。
が、転んだりすると襲われる。
現代でいう「いわゆる送り狼」とは意味が違う。
が、結果は同じことかも知れない。

山伏は、落ちていたほら貝を、清成の横に置く。
もう一度、扉を開けると、古い白い着物を取り出した。
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千住まいか🐇|AIイラスト&マーケティングさんのプロンプトを参照して作成しました。
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