見出し画像

参政党のゆがんだ歴史認識問題

# 雑記帳 No.52〔2025/9/20〕
  昨日、参政党の神谷宗幣氏がブログに「現代において、教育勅語や銃剣道を教えたら子供たちにどんな悪影響があるのか?明確に説明できる方がいれば教えてほしい」、と書かれていたので、教えるという意味ではないですが、関係する情報をご紹介しました。ただ、銃剣道の凶悪性が抜けていたので、追記します。
  「銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ」(湘南のオアシスから、2017/4/2)は、戦争中に新兵「訓練」として「刺突(シトツ)」をやった事例を記述した書物からの抜粋を紹介しています。その一つが『私は「蟻の兵隊」だった――中国に残された日本兵』(岩波ジュニア新書)からの紹介です。
 ・・・・・
  そうして、こんどは私たちに「肝試し」が命じられました。正確にはこれを「刺突訓練」と呼んでいました。銃剣で、後ろ手にしばられ立たされている中国人を突き刺すのです。目隠しもされていない彼らは、目を開いてこちらをにらみつけているので、こわくてこわくてたまらない。しかし、「かかれっ」と上官の声がかかるのです。私は目が開けられず、目をつむったまま、当てずっぽうに刺すものだから、どこを刺しているのかわかりません。しまいに、心臓にスパッと入った。そうしたら「よーし」と言われて、「合格」になったのです。こうして、私は「人間を一個の物体として処理する」殺人者に仕立て上げられたのでした。
(同書「戦地、中国へ」)
・・・・・
  このように、戦前、新兵が人を殺すことへの抵抗を麻痺させる訓練として、銃剣による「刺突」が行われていましたが、戦後はそれを武術の「銃剣道」だと称し、「突く」ことを今も続けているのです。それに対して、「湘南のオアシスから」さんは、「だが、しかし、かつて皇軍兵士として『刺突』をした人々が銃剣を持ったのと同じ手で書き遺した数多くの記録が我々の眼の前にあり、読む者はそこになまなましい感覚を呼び起こされる以上、単に過ぎたことと済ますことはできない。/ 何より、この『訓練』による無惨な犠牲者について、家族、係累や目撃者およびその子孫に記憶され語り継がれたことどもを消し去ることはできようはずがない」、と述べています。私もそのとおりだと思います。しかし、こうした歴史の事実をマスコミや政府、教育は伝えていません。伝えていたら、銃剣道は生き残っていないでしょう。
  少し話がそれますが、自衛隊は現在も銃剣道を訓練に取り入れているそうです。電子制御で戦争が遂行される世の中で、です。自衛隊が銃剣道をやめないのは、殺人訓練をさせたいため?と疑いたくなります。また、2017年の情報では、自衛隊員が教育の現場に配属される可能性が危惧されていますが、その後の情報は見つかりませんでした。
  戦争中に中国の人を、新兵の訓練のために銃剣による「刺突」で殺した、という事実は未来永劫消えない事実です。それを分かったうえで、銃剣道の教育への導入を十分検討したとは到底思えません。そして、現在も、そうした事実があったことが、若い人たちに伝えられていません。ですから、神谷氏の「現代において、教育勅語や銃剣道を教えたら子供たちにどんな悪影響があるのか?明確に説明できる方がいれば教えてほしい」、につながるのかもしれません。
 
  ところで、参政党は数々の歴史問題で話題になっています。それに対して著明な研究者がコメントをしています。参政党の憲法の構想案に対しても、多くの研究者が問題を指摘されています。こうした歴史や憲法に対する非常識な参政党の議員が、国会議員というのは実に恐ろしいことだと私は考えています。なので、そのうち続きを書こうと思います。
 
 * 9月21~30日はお休みします。
 
【湘南のオアシスから、2017年04月02日】
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ

【PRESIDENT Online、2020/09/10】
自衛隊がいまだに突撃訓練をやめられない「日本人ならでは」の理由
「銃剣道」の伝統に縛られている

【しんぶん赤旗、2017年4月2日】
中学の武道に「銃剣道」
「子どもに教えていいのか」「自衛隊がかかわるのでは」
不安・疑問の声

【長周新聞、2017年7月27日】
銃剣道の導入は何を意味するか 学校に自衛官配属する導線に

https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/4018

【志葉玲、2017/4/10】
中学校で「銃剣道」、自衛隊の人員危機が背景か―「外部講師」として自衛官が教育現場にも

【J-CASTニュース、2017.04.04】
銃剣道は本当に「追加」された? 現行の学習指導要領でも実は...

【HUFFPOST、2017年03月31日】
「銃剣道」とは何か?中学武道に追加され波紋 スポーツ庁の担当者「強制はしない」
中学の保健体育で「銃剣道」が武道9種目の中に加わり、賛否両論の立場から様々な意見が出ている。

【アクセスジャーナル、2013.8.27】
なぜ東京国体で、自衛隊が全面協力してまで「銃剣道」が競技種目なの!?

 
【東京新聞、2025年7月19日】
「戦争放棄」なし、具体的な「人権」なし…参政党「憲法構想案」に見える国家観 児玉晃一弁護士と読み解く

【神奈川新聞、2025年7月15日】
参政党・神谷代表の発言は「戦後の社会壊す」 歴史学者と教育関係者が非難

【参政党、2024.08.15】
【代表談話】 終戦の日を迎えて

【参政党、】
終戦80年談話

【毎日新聞、2025/7/19】
参政党の歴史観を「面白い」に危機感 史実無視した演説、歴史学者は

【しんぶん赤旗、2025年7月4日】
参政・神谷代表 暴論「侵略戦争ではない」

【しんぶん赤旗、2025年8月13日】
2025焦点・論点 南京大虐殺の史実は消せない
都留文科大学名誉教授(中国近現代史)笠原十九司さん

【しんぶん赤旗、2025年7月15日】
参政・神谷氏「日本軍は沖縄県民を守りに来た」沖縄戦後史の知識ゼロ
石原沖縄国際大名誉教授が指摘

【琉球新報、2025年5月14日】
【参政党・神谷氏一問一答】「日本軍が悪いは違う」「印象 ...

【神奈川新聞、2025年8月16日】
参政党が靖国神社を集団参拝、議員団88人で 加害歴史否定の本質あらわに

【NHK、2025年05月13日】
参政党神谷代表“日本軍が沖縄の人たち殺したわけでない”発言

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20250513/5090031471.html

【琉球新報、2025年05月14日】
「日本軍、沖縄の人を殺したわけではない」 参政党の神谷氏インタビュー 持論、史実基づかず

【琉球新報、2025年05月14日】
<社説>参政党神谷氏発言 住民犠牲の事実直視せよ

【集英社新書、2025.9.19】
対談 歴史改ざん主義とどう闘うか――沖縄戦から見える教科書と政治の関係
前川喜平×林博史トーク第2回

【女性自身、2025/08/13】
「信じてる人がまだいるのか」参政党・初鹿野議員 国も認めている「南京事件」を否定で批判続出…専門家は「歴史事実を誤魔化してはいけない」と警鐘

【しんぶん赤旗、2025年4月24日】
2025焦点・論点 学術会議解体法案 歴史の教訓は 明治大学教授(日本近現代史) 山田朗さん 学問の統制は突破口 自由奪い戦争に動員

 
《おまけ情報》
【Movie Iwj、2025/09/19】
mRNAワクチン(Messenger RNA 脂質ナノ粒子製剤)の承認取消および市場回収を求める記者会見

【共同通信、2025年09月20日】
米、コロナワクチン推奨終了へ CDC諮問委、個別判断に

【壺助、2025年9月20日】
Kevin McKernan先生の論文を削除しようとする勢力が居る。Kevin McKernan先生から皆さんに、お願いがある。

【Jessica Rose&Kevin McKernan】
Quantification of residual plasmid DNA and SV40 promoter-enhancer sequences in Pfizer/BioNTech and Moderna modRNA COVID-19 vaccines from Ontario, Canada
https://archive.is/7mxqx
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/08916934.2025.2551517#abstract
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/08916934.2025.2551517
【NHK、2025年9月19日】
自民総裁選 高市前経済安保相 立候補を正式表明「国力を強く」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250919/k10014927061000.html

【さてはてメモ帳 Imagine & Think!】
September 18, 2025:9月18日 - シオニストはカークを十字架に架けたのか?

【一月万冊、2025年9月19日】
高市早苗にNO!高市が考える独裁政治。報道統制と電波停止。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊

【きなこのブログ、2025-09-20】
統一教会とズブズブで逮捕される韓国と野放しの日本 2

【毎日新聞、2025年9月12日】
減税や反ワクチンで広がった参政党支持 新首相が連立入り打診の可能性 谷道健太・編集部