宝剣 純米酒超辛口 2026/5/14
上川十勝特別純米辛口彗星 に続いて、似たタイプと思われる、旨辛のこちらを飲んでみた。広島県呉市の宝剣酒造、八反錦100%使用。
一口目、第一印象は、辛くて味わいがない。
率直に言って、好みじゃないなと思いつつ飲み始める。
しかし、上川十勝特別純米辛口もそうだったけど、
食事とともに、しばらくしてふと気がつくと、うまい。
食事とともに、いつのまにか不思議と旨みが出てくる。
酸味もよくなってる。
そして、キレがよくて後を引かない。
おそらく、このお酒のおかげで食事もおいしくなってる。
そして、食事がおいしいから杯が進む。
お酒が主役にならない。お酒は“陰”のままっ、ていう印象だ。
そして、無限に飲める。
食べながらずっと飲みたい。
これぞ、食中酒。うまい。
食中酒を評価するとき、食事を引き立てる、食事に寄り添う、食事の邪魔をしない、など、表現はいくつかある。
上川十勝特別純米辛口は、食事を引き立て、同時にお酒自体も食事の助けを借りながら、自己主張もする。
宝剣純米超辛口は、黒子に徹し食事の邪魔をしない。すっとキレる。そして、実は陰で食事を引き立てている。
この宝剣純米超辛口も、食事とともにやめられない。
うまいっていう意識は特にないけど、知らず知らず杯が進む。
無限に飲んでいられる(飲んでいたい)。
結局のところ、実はうまい。
上川十勝特別純米辛口、宝剣純米酒超辛口、どちらも旨辛の絶品食中酒。
しかし、飲み比べると結構違いがある。
上川十勝特別純米辛口は、食事なしの単体でも鑑賞に耐えうる、まろやかジューシーさも兼ね備えたモダンな旨辛。
宝剣純米酒超辛口は、トレンドとか無関心、地味な存在であり続ける、媚びない硬派。往年の辛口ファンに愛され続けるクラシックな旨辛。
やっぱり、旨辛の食中酒にも日本酒の沼があった。
次は、どの旨辛を飲もうか。




金髪ロン毛の店員さんとしばし議論した結果、こちらお勧めしていただいた。



(ただし、上川十勝特別純米辛口は吟風)
