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#1144 アルバム論87|BELOVED / GLAY(1996)

GLAYのアルバムも今回で4作目の紹介です。
今回は前作BEATout!から、わずか9ヶ月と言う短いスパンで1996年11月にリリースされた3rdアルバム「BELOVED」を紹介します。
僕が一番買いかけたのはこのアルバムでした。


BELOVED とは?

グロリアスのヒットからの「BEATout!」のオリコン1位で、GLAYはこの国のチャートにしっかりと爪痕を残しまして、そしてBEATout!から半年後にリリースされた「BELOVED」は皆の心に刺さりまくり、GLAYは完全にトップアーティストの仲間入りしました。

その後にリリースされた「a Boy ~ずっと忘れない~」はこのアルバムの完全な先行シングルだったのですが、それでもオリコン2位になってしまう位の力を持っており、そんな感じで満を持してリリースされた本作。
商業的にも成功し、オリコン1位&ミリオンを記録した名作です。

このアルバムの解説では下記の感じで、かなりバンドとしても自信作な感じが伝わりますね。

前作「BEATout!」で得た自信を武器に、さらにスケール感を増した充実作。ライブのオープニングを模した “GROOVY TOUR” を幕開けに、各曲のイントロや曲間にも意図的にセッション風の音を散りばめるなど、生々しさを強調。まるで1本のショーを見るかのような躍動感を演出したアルバムに仕上げている。優しさと温かさが込められ、GLAY というバンドを象徴する楽曲として現在も欠かすことのできないタイトルナンバー “BELOVED"、ベース JIRO のハジけ方がライブに直結する "SHUTTER SPEEDSのテーマ”、往年のハードロックを彷彿させるサウンドとラップ調のヴォーカルが意表を突く "HIT THE WORLD CHART!” といった、楽曲ごとの強いインパクトと目まぐるしいほどの曲の印象の違いに圧倒される。

そんな感じでリアルタイムで聞いていたアルバムなので思い入れはかなりありますね。


BELOVED 渾身の全曲紹介

1. GROOVY TOUR

1曲目からメチャクチャ名曲です。
GLAYのアルバムのオープニング曲で一番好きな曲です。
それくらい、アルバムの世界が広がっていく感覚が込められている、メチャクチャカッコいい曲だと思いますし、一発で大好きになりましたね。

最初のデジタルなLadies & Gentlemenから畳み込むように始まるイントロもカッコよく、そしていきなり始まるサビがいい。

Beat My Heart 胸を叩く 一夜限り One Night Show Time
Groovy Night 夢見ていた 今夜のGo Ahead!

短いサビなんですけど、非常に残るフレーズでカッコいいですね。
車かなんかのCMだった記憶がありますが、初めて聞いた時に「GLAYももう完全にシーンのTOPに立ったな…」と中1の分際で謎の上から目線で思ったものでした笑

AメロもBメロもいいですね、バンドの良い雰囲気を感じさせる感じで非常に良いですし、D.I.Eが問題児であることも分かります笑
そんな感じでこのアルバムが名盤であることを疑いなくさせる、最高の曲でした。


2. Lovers change fighters, cool

そして2曲目のこの曲も変態的な感じで好みだったりします。
壮大な全曲のGROOVY TOURが終わり、休む暇なく攻撃的なギターリフが始まるんですが、そのリフがいきなりいい感じですね。

とにかく歌詞がコミカルと言うか、あるあるというかで、かつてのビジュアル系が書く歌詞では無かったですね。YOSHIKIには書けない歌詞でしょう。

Fallin' Love 惚れた弱みか? 初めに好きと言った方が
負けなんて幾千万の 男女の法則なの

タイトルからして「恋人が敵に変わる、静かに」という意味なんですかね?
遊び心があるからカラオケとかでも歌いやすいので、高校時代に友達が歌っていた記憶もありますね。そんな感じのいい感じの曲です。


3. BELOVED

REVIEWでもBEST10でも語っているので3度目の紹介になりますが、この曲は僕らの世代にとってはマジで本当に大きな曲でしたね。
この曲を中1の夏と言う多感な時期に聞けた僕らはラッキーでした。

やはりメチャクチャいい曲であり、メチャクチャカッコいい曲なので、多くのキッズたちはTERUに、TAKUROに、HISASHIに、JIROに、TOSHI NAGAIに憧れて楽器を握りました。何度も言いましたが、僕が初めてベースで覚えたのこの曲です。

もうTAKUROのアルペジオからアウトロまで、最初から最後まで全てがメロウで素晴らしいのですが、この曲は中1で聞いた時より、30年位経った今の方が「いい曲だな・・・」と染みる感じがします。

特にこの2番のサビなんて、マジで涙が出そうになりますね。

いつの日も さりげない暮らしの中
育んだ愛の木立 微笑みも涙も受けとめて
遠ざかる なつかしき友の声を
胸に抱いて想いを寄せた
いくつかの出逢い… いくつかの別れ… くり返す日々は 続いてゆく

あの頃聞いた曲は時代を越えるんですね・・・
多分死ぬまで、あのサッカーに明け暮れていた中1の夏を思い出すのでしょう。


4. SHUTTER SPEEDSのテーマ

JIROのテーマソングで、JIROが初めて作った曲ですね。
中学校時代も、高校時代も学年に1~2人はJIROフリークがいて、フェルナナンデスかバッカスのJIROモデルを大抵弾いている位、JIROはベーシストに憧れられるベーシストでした(僕はJIROか、J だったら「J派」でしたが)

そんなJIROが冒頭ベースでINして、Aメロで歌い、サビでWHO GET!と叫び、サビ後にはベースソロを披露するというJIROで始まりJIROで終わる曲で、ファンからの人気は鬼の様にあり、ライブでアホみたいに盛り上がる曲ですね。

上記のJIROベースを弾く連中は、いつもこのSHUTTER SPEEDSのベースを弾いていました。
それくらい愛された曲ですね。


5. Fairy Story

この曲は、多分リリースされた中1だったと思うんですけど、何故かよく行くスキー場でメチャクチャ流れていた曲ですね笑
確かに妖精の曲と聞くと、冬っぽいイキフンはあるものの、なんでこの曲が流れていたかは謎でした。
そんな感じの思い出が一番ありますが、奇麗な曲ですね。

HISASHIがこう語るのも頷ける、そんな不思議な曲です。

「アルバムには入ってるけど、ライブでは絶対にやらないし、シングルカットもされないけれども一番好きだっていう曲が誰にでもあると思うんですよね。この曲は僕にとってそんな曲」


6. カナリヤ

この曲もSHUTTER~に続いて、JIROが作曲した曲です(作詞はTAKURO)
僕にこのアルバムを貸してくれた友人がこの歌をメチャクチャ愛していて、「カナリヤが一番いいよ」と言ったので、心して聞いたのですが、確かに普通に良い曲でした。
とにかく終始優しい曲で、JIROの作曲センスを感じましたね。

歌詞をそこまで深く読み取れていないですが、この曲の歌詞は凄いですね。

僕等は銃を持たず 生きる術も何も持たず 戦場に行った

この時期のTAKUROの才能は神がかっていますね・・・


7. HIT THE WORLD CHART!

「どんな曲だったっけ?」と少し忘れていましたが、聞いたら思い出しました笑
前述のLover's然り、ふざけまくった歌詞ですが、この歌詞を書けたのがGLAYが大衆に受け入れられた理由だったとも僕は思ってますので、これはコレで良いでしょう。
ただこの曲はほとんど覚えてないので、次行きます笑


8. a Boy ~ずっと忘れない~

この曲はゴーマニズム宣言でお馴染みの小林よしのり氏が愛する曲で、昔ゴー宣の欄外で、よしりんが行ったGLAYのライブで「GLAYがわしの好きなa Boyを演奏してくれた!」みたいなことを言っていた記憶があります。
BELOVEDに続く、哀愁漂うメロウな曲で、ロックバラードと言うか何と言うか優しい曲ですね。

このアルバム「BELOVED」リリースの1週間前に発売された曲で、完全に先行シングルなので多分そこまで売れなくてもいいやと思ってリリースしたと思うのですが、それでもオリコン2位になってしまう、それだけの勢いが当時のGLAYにはありました。

普通にメチャクチャいい曲ですね。
BELOVED同様、リリースから30年くらい経ってから聞いて、改めて良さに気づく限りです。
ちなみにc/wのneuromancerは僕ら地元のサッカー部でカルト的に人気がありましたね笑


9. 春を愛する人

シングルを除くと、このアルバムのベストソングは間違いなくこの曲です。
初めて聞いた時は良い曲すぎて衝撃を受けたくらい、とにかく文句のつけようがない完璧な曲でした。

何と言うか、SAY YESとか、イノセントワールドとかを聞いた時に感じた感覚に近い、「完璧な曲だ・・・」という印象でしたね。

Sunshine 遥かなる大地 明日へと続く道
Moonlight 産まれては消える流星を見上げた
ただ訪れる春の 花の芽の息吹に似た
I want you I want you I want you
生きてく事は 愛する事 愛される事と

繰り返されるこのフレーズが神がかり的に素晴らしいんですが、
2番の夏の歌詞も、3番の秋の歌詞も、4番の冬の歌詞も、すべてが愛おしい。まだ25歳とかでこんな曲を書けるなんてエグいですよね!
TAKUROハンパないって

マジでこの曲はみんな大好きでした。
そしてアルバムの曲の割には非常に知名度が高かったですし、おそらくそれが故にこのあとリリースされる口唇のシングルのc/wとして個人昇格したりもしたんですね。

そしてこの曲の何が凄いかと言うと、単独でWikipediaのページがある事だったりします笑


10. カーテンコール

この曲はYOSHIKIがベタ褒めしていたらしいです。
とにかく凄く心を打つバラードで、これもTAKUROが20歳とかで作ったらしいですね笑
TAKUROハンパないって!

そしてこのアルバムは曲順が絶妙ですね。
この12曲の並びが、一番最適な順に並んだ感じがしてならないと思っておりますし、この曲もこの位置で素晴らしい。
個人的には「春を愛する人」で第一部が終わって、この曲がまさに「カーテンコール」的な、アンコール的な感じで僕は捉えております。


11. 都忘れ

この曲はグロリアスとどっちをシングルで出すか悩んだみたいですが、あのCMはグロリアスで正解だった気がしますね。
この曲の良さは、多分CMでは伝わらない気がするので・・・

とにかくタイトルの演歌っぽさが気に入らないとメンバーは反対したらしいですが、TAKUROが押し切ったみたいですね笑

そして、この曲をハンパ―プライスで「GLAYがコンサートが終わった後に1曲だけ歌ってくれる権」で、この曲がリクエストされて歌われていた記憶がありましたが、校内放送だったみたいです!記憶違いでした!

とにかくかなり完成度の高い、レベルがクソ高い曲ですね。
もう25歳のロックバンドが歌う曲ではなく、40歳位の大御所バンドが歌うレベルな、そんな感じのロックバラードです。
改めてこの時期の才能に脱帽ですね!


12. RHAPSODY

印象的なギターリフでお馴染みな曲ですね。
このアルバムで一番ロックンロールな曲でこのアルバムは終了します。
最後はロックで終わる、というのも非常に良いですね。
以前にも書きましたが、男女やつらと読ませるんが非常に好きですね笑

そんな感じで最後は騒いで終わるというのも非常に好みです。
あらためてモンスターアルバムである事を実感しますね。


まとめ

そんな感じでなかなか思い出に残っているアルバムですね。
GLAYのアルバムでも1~2を争う、よく聞いたアルバムです。

では続いては1998年、中3の頃にリリースされたPURE SOULを紹介しましょう。

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