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#1294 アルバム論102|THE MIDDLE WAY / BRAHMAN(2004)

BRAHMANのメジャー2枚目、バンドとしては3枚目のアルバム、THE MIDDLE WAYを紹介しましょう。

前作のA FORLORN HOPEから3年振りとなる、待望の新譜ですね。


THE MIDDLE WAYとは?

2001年のA FORLORN HOPEリリース以降の3年くらいはとにかくライブに勤しみ、恐らくこの間音源は出ていなかったと思われます。
ただ新曲はできていて、この前年に行ったライブではすでにLose AllとかCircle Backとかは演奏していますね。

そんな感じで満を持してリリースされた待望の新譜が本作です。
ちなみにタイトルのMIDDLE WAY(ミドルウェイ)とは仏教用語で「中道」を指す言葉で、仏教における実践的な道、または仏の教えそのものと言われております。

上でも下でも無くて、平凡がいいとかそんな感じですかね?

アルバムは全体的にゆっくりめの曲が多く、当時はそこまで琴線に触れなかったものでしたが、今聞いたら落ち着いて聞けるというか何と言うかで、激しいだけじゃないBRAHMANも見せてくれる、そんなアルバムですね。


THE MIDDLE WAY 歌詞カード

このアルバムが僕が持っている最後のBRAHMANのアルバムだったりしますが、紹介していきましょう。

とにかくカラフルでオシャレな表紙です。
透かした紙を3枚使っており、そこそこ金掛かってます。


歌詞カードは大分オシャレで、カラフルな背景がついております。


訳詞も同様にカラフルですね。


そしてどんどん増えていくスペシャルサンクス。
これを見るのも一興ですね。


裏にも透かしの紙を使っています。この製本は金掛けてますね笑


フォントは独特過ぎて読めず笑


2月21日の京都MUSE行きました。懐かしいですね・・・


THE MIDDLE WAY 魂の全曲解説

1. The Void

オープニングを飾る曲はこのアルバムで一番モッシュ&ダイブを誘発すると言われている、超・攻撃的で超王道のパンクロックアンセムです。
このアルバム一番ライブで多く演奏されているんじゃないですかね?
とにかくライブで悲しい位に盛り上がる曲ですね。

PVはひたすら上から楽器が落ちてくるというカオスな感じのPVです笑


いきなり始まるギターリフはパンクロックでありながらオリエンタルな雰囲気も醸し出し、まさにBRAHMANという感じで「待ってました!」と3年待っていたファンを安心させる心に響くリフであり、その後はベースとドラムのみになって、AメロのTOSH-ILOWの「Sinking My Body Into」で大爆発!ウオオオオ―ッ!
とにかく暴れずにはいられない曲です。
途中のベースソロからのギターソロも非常に秀逸ですね。

そしてサビの「Walking To」「Walking Away」も叫んでしまうし、ラスサビの「Just Stand Up」も叫んでしまうので、叫ばずにはいられないという曲なんです。

そんな感じでとにかくカッコよく、ライブで盛り上がる要素を全て兼ね備えた曲ですね。
この曲ができて満足して、他にあまり激しい曲が無いんじゃないかなと思ってしまうくらいでした。


2. Lose All

そして2曲目のこの曲も大好きな曲です。
僕の中でこのアルバムで一番好きなのは、1曲目のThe Voidか、2曲目のこのLose Allのどちらかだったりするので、ここでピークを迎えてしまうということとなってしまいます笑

とにかく「静」と「動」の両方の性質を兼ね備えた曲で、前曲ほどライブでモッシュを誘発する曲ではないのですが、それでもサビで爆発して盛り上がる感じの曲で、Answer For…にちょっと近いかもしれないですね。

KOHKIの情緒あふれるイントロのギターと、その流れで展開するAメロ、そして激しさを増すサビもいいのですが、2回目のサビが終わってのCメロ「枯れた両手を捧げて」の所もも好きですね。

そして、僕がこのアルバムで一番好きなのはラスサビに入ってからの「Lose All!」の所ですね。
ここでTOSHI-LOWがNew Sentimentの「ドンフォゲ」よろしく客席に飛び込み、客の頭の上でそのまま最後まで歌うのがライブにおけるLose Allの正しい楽しみ方です笑


3. A White Deep Morning

このアルバムのリードトラックですね。
KOHKIのギターが最初から最後まで印象的な曲で、アルバム発売前からMVが流れていた記憶があるような、ないような記憶ですが・・・曲調的にもLose Allに近く、二番煎じ感も否めず、そこまで琴線に触れる曲ではありませんでしたね。

あと、これは個人的な理解されにくい感覚なんですけど、「DEEP」というワードは前作で使っているから使って欲しくないみたいな面倒くさい感覚があったりするのですが、恐らく理解されにくいでしょう笑

メンバーは気に入っているっぽいので、ライブで結構演奏頻度が多かったり、その後CMに使われたり、わりと登場機会の多い曲だったりします。


4. Double-Blind Documents

Double-Blindtoとは、医学研究で用いられる「二重盲検法」を指し、被験者と評価者(医師など)の両方が、被験者が本物の薬(被験薬)と偽薬(プラセボ)のどちらを投与されているかを知らない状態で行う試験方法とのことのようですね。
アルバムに同じくPlaceboという曲もあるので、全体の世界観にコンセプトがあったんですね。初めて知りました。

こういう意味を知ると少し歌詞に深みを感じたりしますが、割と王道のパンクロックですね。ライブでも盛り上がる類の曲です。
ですが、あまりライブで演奏される機会は無い印象ですね。


5. Byway

この曲は肩の力が抜けたというか、なんか終始ゆったりとした曲なんですけど、結構好きだったりします。
曲調もAメロとサビしかないようなシンプルな曲なんですが、それがそれでいいですね。いい感じの癒しの曲です。
Aメロのメロディが優しくて好きですね。

こういうBRAHMANの曲はこれまで無かったと思いますが、今作で新境地を開拓した感じ絵d巣かね。


6. Far From…

日本語バラードな感じの曲です。
サビでちょっとだけテンポ上がるんですが、それでも全体的にゆっくり目の曲で、何と言うかそこまで琴線に触れない曲です笑
最後に激しくなるのも謎で、よく分からない曲でもありますね笑

ただ、メンバーからは結構愛されているフシもあり、結構ライブで多く演奏されているっぽいですが、2009年のtantrismの1曲目がこの曲だった時は、結構どうしていいか分からないものでした笑


7. Circle Back

リリース前からライブで聞いていたので「あ、あのカッコいい曲ね」と思ったものでした。
BPMも速く、このアルバムではThe Voidと匹敵するライブで盛り上がる曲ですね。
Aメロの漢字のところはKOHKIとMAKOTOが歌っており、そういう点も新しく、結構好みだったりします。
ライブではそんなに聞かないので、是非聞きたい限りですね。


8. (a piece of ) Blue Moon

このアルバムで一番シンプルなロックンロールですね。
前作でいうSHADOW PLAYとかに近く、前々作でいうGOIN' DOWNとかに近い印象がある、アルバムに1曲はあって欲しいシンプルな曲です。
僕の友達はこのアルバムはこの曲が一番良いと絶賛していた記憶もありますね。


9. From My Window

そして恒例のカヴァーですね。今回はBill Jonesというアーティストのカヴァーとなるのですが、今回も割と原曲に忠実なカヴァーだったりします。


前々作のCherries、前作のMIS16と、カヴァーに対しての期待値は毎回あがってしまっていたので、正直そこまでピンと来なかったのですが・・・
これを書くに当たり、久しぶりに聞いたら凄く良かったですね。
当時はガキ過ぎて理解できなかったのかもですね笑


10. Placebo

TOSHI-LOWの亡くなった友人に捧げた曲との事です。
PLACEBO(プラシーボ)とは前述の通り、偽薬の意味であり、有効成分を含まないにも関わらず、本物の薬と見分けがつかないように作られた物質のことです。
プラシーボは「プラシーボ効果」と呼ばれる心理的な作用を引き起こし、これを服用することで症状が改善したり、逆に悪化する現象が見られることがあるようです。

TOSHI-LOWの友人が亡くなったことと、このタイトルのプラシーボの関連性は不明ですが、それでも歌詞を読むと非常に切ないですね。

固く交わした誓いは空しく
最期に応えた 別れを告げた

過ぎるすべての日々に背を向け
言葉もかけずにただ駆け抜けた
ただ駆け抜けた

非常に心に染みる、悲しいロックバラードですね。
ゆっくり目の曲でいうと、この曲がこのアルバムで一番好きです。


11. Trees Lining A Street

Bywayに通じる感じの曲ですが・・・あんまり印象に無いですね笑

前にも言いましたが、「証あの日帰らず」の歌詞を、「アカシアの日帰らず」と間違えて覚えていたくらいです。
てなわけであまり書く事もないので次行きましょう笑


12. Show

ラストは割とロックな感じで終わりますが、この曲もさほど印象に無いですね笑
BRAHMANはアルバムの最後にピークを持ってこない傾向がありそうなので、この曲で終わったんでしょうね笑


まとめ

そんな感じで印象に残る曲と、そうでない曲が結構くっきり分かれてしまうアルバムだったりしますが、それでも21歳の頃に聞いていた作品なので当時を思い出す、そんな作品ですね。

それでは次回はANTINOMYを!

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