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【市役所】「終身雇用は日本だけ?」世界と比較して見える働き方のこれから

「終身雇用ってもう崩壊したよね」

そんな言葉を聞くようになりましたが、そもそも終身雇用という働き方自体が、日本独自の文化だということをご存じでしょうか?

ちなみに……私は知りませんでした。

さらに「新卒一括採用」や「年功序列」といった慣行も、実は世界では珍しいものだそうです!(初めて知った…!)

一方、海外では職務内容やスキルに基づいた“ジョブ型”の雇用が一般的で、公務員も例外ではありません。

今回は、日本の伝統的な雇用慣行がどれほどユニークなのかを掘り下げながら、海外の公務員制度との比較を通して、これからの働き方を考えるヒントを探ってみたいと思います。



1.「終身雇用」は日本だけ?

「終身雇用」とは、社員が定年まで同じ会社に勤め上げることを前提とした雇用慣行を指します。
この仕組みは日本特有の文化だと言われています。

企業と従業員の間にある「暗黙の了解」のようなもので、「会社が雇用を守る代わりに、従業員も忠誠を尽くす」という関係性が長年続いてきました。

高度経済成長期にはこの仕組みがうまく機能し、企業も社員も「長期雇用による安定と成長」を享受してきました。

しかし、現代のように変化が激しく、多様な働き方が求められる時代においては、終身雇用がかえって柔軟性を失わせる原因になりつつあります。

また、かつては転職がネガティブなものと捉えられていたのも、こうした風潮が背景にあると思います。


2.「新卒一括採用」も世界では珍しい

もう一つ、日本的な雇用文化として「新卒一括採用」があります。
高校や大学を卒業するタイミングに合わせて一斉に就活をし、4月に一斉入社。

配属も仕事内容も決まっていない「ポテンシャル採用」が主流で、入社後にジェネラリストとして育てられていく――。

これは多くの国では考えにくい仕組みだそうです。

海外では、「ジョブディスクリプション(職務記述書)」に基づいた職種別採用(=ジョブ型雇用)が一般的です。

たとえば「デジタルマーケティング担当」や「財務アナリスト」といったポジションに対し、必要なスキルや経験を持つ人が応募します。

年齢や新卒かどうかは関係ありません。


3.海外の公務員も「ジョブ型」?

では、海外の公務員はどうでしょうか?
実は日本のように「総合職」として入庁し、部署をまたいでローテーションしていく仕組みは、かなり珍しいのです。

🇺🇸アメリカの場合

アメリカでは、公務員も基本的にジョブ型雇用です。
職務内容やスキル要件が明確に定義されたポストに応募し、採用されます。

政治任用職や任期付き職も多く、終身雇用は前提とされていません。
昇進や給与も、基本的に成果や貢献度によって決まります。

🇬🇧 イギリスの場合

イギリスでも、多くのポジションがオープンコンペ(公募)によって採用されます。

同じ組織内であっても異動には原則「応募」が必要で、「一括採用→自動的に異動」といった日本的な仕組みはありません。

成果評価や能力開発の制度も整備されており、ジョブ型に近い形が採られています。

🇫🇷 フランス・🇩🇪 ドイツの場合

フランスでは、国家公務員に関しては競争試験を通じてキャリアがスタートし、長期雇用される点では「終身雇用」に近い部分もあります。

しかしこちらも、職務は明確で異動も限定的。

ドイツも「ビームテ(終身公務員)」という制度はあるものの、多くの地方自治体職員は一般労働者と同様に、職務ベースで雇用されています。


4.日本型のメリットと限界

日本型雇用(終身雇用・年功序列・新卒一括採用)は、確かに「安心感」「育成力」「長期視点での人材投資」といった面では強みがあります。

実際、未経験者でも一から丁寧に育てる文化は、他国ではあまり見られません。

しかしその一方で、

  • 専門性が育ちにくい

  • キャリアの自由度が低い

  • 外部からの人材登用が難しい

といった課題もあります。

このうち上2つは、私が今のキャリアに疑問を感じている部分です。

あとこれは私見ですが、終身雇用の場合、就職=ゴールと思っている人が多いのではないでしょうか。特に私たち公務員は。

日本人は働き始めてから勉強しなくなる人が多いそうで、これもスキルアップをして自分の市場価値を高める必要がなかったからではないかと思います。

勉強すると世界が広がって楽しいですよ!


5.公務員のこれからの働き方は?

日本の公務員制度も、少しずつ変化の兆しがあります。

近年では、任期付き職員制度やデジタル人材の専門職採用といった形で、ジョブ型の要素が少しずつ取り入れられ始めています。

ただ、根強い「ジェネラリスト志向」や「異動ありき」の文化が残っているのも事実です。

特殊な業務が増え、「何でもできる人材」よりも「ある分野に強い人材」が求められる時代において、公務員の人材戦略も見直しが迫られているように感じます。

終身雇用もジョブ型雇用も、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ただ大切なのは、「自分がどう働きたいか」「どんなキャリアを築きたいか」を考えることだと思っています。

制度や文化に流されるのではなく、主体的に選び取れるようになるためにも、こうした違いを知っておくことは大きなヒントになりますよね。

今回はどちらが良い・悪いという話ではなく、ただ「知らなかったから共有したい」と思って書きました。

いろんな視点から物事が見えるようになると楽しいので、こうした「知の探索」はこれからも続けていきたいですね。

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ボンベイ@元市役所職員Webライター 記事を読んでいただきありがとうございます。 市役所を離れ、4月からWebライターとして新たな一歩を踏み出します。 いただいた応援は、執筆活動やスキルアップのために大切に活用させていただき、皆様へ還元できれば嬉しいです。 皆様の「スキ」やサポートが、私の挑戦の大きな原動力です。